”会議用にプロジェクターを使っているのですが、ぼやけて遠くからだとよく見えません。なんとかなりませんか?”
(兵庫県・なーぴちゃんさん/44歳/男性)
今日の本題の前に、まぁ私もしばしばプロジェクターを使った会議に参加するのですが、「会議資料の文字が細かすぎて見えない!」なんてご経験ないですか?まず、どのような術で会議資料を見せるかは置いといて「会議資料の掲示は誰にでも見えやすく!」ということをお願いしたいものです。
さて、会議を行う場合に多く使われるものが「①プロジェクター」「②液晶モニター」になってこようかと思われます。それぞれの特徴について触れていきます。
①プロジェクター
プロジェクターは映像データを壁面やスクリーンに「映写」することで表現します。なので基本的に映像を表示するスペースは白色が基調である必要があります。また、映画館に代表されるように周りを暗くしないと見えにくいという特徴があります。
要するにプロジェクターから発せられる光自体は強いものであっても、映し出された映像は周りの明るさに影響を受けやすいということになります。テーマパークのプロジェクションマッピングが夜間しか行われないのもそのような事情があるからです。
会議で使う場合は室内の電気を一部落とす必要があり、全体的にどんよりした雰囲気を感じることになるかもしれません。使用するプロジェクターの性能にもよりますが文字や映像が鮮明に見えなかったり、ピントを合わたりとセッティングに要する時間も多少かかってしまうという部分が懸念材料といえます。
このあたりが苦にならなければ、小会議室レベルでの活用であれば個人的には「有り」の判断です。
②液晶モニター
液晶がプロジェクターと根本的に違うのはモニター自体が発光している「自発光式」という点です。テレビやスマホなども液晶を使用していますが、明るい室内でも見えやすいのは目線の先に光源体があるからです。また、映像や文字の鮮明さも液晶モニターの強みと言えます。
大型モニターということになると、「業務用」と名乗る製品で100インチクラスのものが市場に出回っていますが、大型の液晶「1枚もの」になると破損リスクが高いことがかなりのネックです。
液晶の破損は部分的な修理が効かないため、一部の破損が生じたとしても液晶を全て交換しないといけません。「会議で使用」することから一般的なデジタルサイネージとは異なり、リスキーな環境ではないと思いますが万一の故障リスクは考えておいたほうが良いと思います。
ただ、単体液晶モニターの場合は大きさに限りがあるため、少人数の会議では有利であっても、大きな会議で使用する場合はコンテンツの文字をかなり大きくするなど手を打たないと、後部座席の人たちには何が映っているのか理解できないケースもあリます。
リスクを抑えた大会議室向け100インチ超モニター
※55インチ×9台で合計165インチ!
小規模会議では前述のプロジェクターや大型の液晶ディスプレイでも問題ないと思いますが、数十人規模以上の大きな会議ではなかなか情報共有がスムーズに行かないのではないでしょうか?そんな場合に考えてみたいのが液晶マルチモニターです。
この方法は大型で100インチ以上の会議用モニターをご希望の場合、ぜひ検討いただきたいシステムです。1台は小さなモニターですがそれを組み合わせて巨大化するというものです。この方法であればどんなに大きなモニターでも作り上げることが可能です。
※ちなみに弊社では最大330インチ(55インチ×36台)までご対応実績がございます!
万一の破損の際も破損したディスプレイのみ修理または交換で対応できるので、後々故障が発生した場合は修理コストを下げることが可能となります。しかし写真を見ていただくとわかるように組み合わせた結合部に若干の「ベゼルライン」が生じてしまうことが若干のネックかもしれません。
まとめ
ということで兵庫県のなーぴちゃんさん、プロジェクターの代わりに大型液晶モニターはいかがでしょうか?大規模な会議も行われる場合は「マルチモニター」もおすすめです!では、今日のまとめです👇
✅プロジェクターは様々な手間を度外視すれば小会議では有効
✅大型液晶モニター(1枚もの)はリスキーなところが若干のネック
✅大規模会議には液晶マルチモニターがおすすめ