デジタル化が進み、街中の紙のポスターや看板類も、「デジタルサイネージ」「大型モニター」「大型ディスプレイ」と呼ばれる電子看板に変わり始めました。

モニターが店頭や道沿い、商業施設にあることは珍しくなく、サイネージがあるだけでは注目してもらえなくなっています。

現在重要なのはそのデジタルサイネージでどのようなことを配信しているかです。

映画館では、上映中の映画を。

駅では電車の発着時刻を。

商業施設では施設地図やキャンペーンの内容を表示させているでしょう。

また、観光地の案内版も、現地の地図とあわせてタイムリーなイベント情報を発信している地域もあります。

サイネージの導入は業者や代理店に任せられたとしても

日々変わるコンテンツの配信・更新は自分たちでやる企業も多いでしょう。

そんな時、コンテンツ管理システムはかなり重要になります。

コンテンツ管理システムを選ぶときのポイントについてまとめます。


サイネージを導入しただけの企業が失敗すること

よく見かけるのが、サイネージを設置した後、同じコンテンツをずっと流し続けていること。

毎日同じポスター・画像・映像を流しているだけでは、いずれ誰も見なくなってしまいます。

サイネージで大切なのは新鮮なコンテンツを用意することで、そうすることにより継続的な効果を見込めるでしょう。

サイネージのコンテンツを更新方法

サイネージには大きくわけて3つの種類があり、それぞれ更新方法は異なります。

サイネージの更新システムの選択は、サイネージの機械に合わせたものを選ぶのが吉です。

そのサイネージ機器は、一長一短あるので、配信するコンテンツ・利用する環境に合わせて選ぶのがいいと思います。

スタンドアロン型(Stand alone)

「単独で立つ」というように、他のシステムに依存せず、電源さえあれば動作します。

インターネットに接続する必要もなく、コンテンツはUSBやSDカードに入れて接続するという初心者には簡単なシンプルなサイネージです。

更新方法はUSBやSDカードを抜き差しして、PCでファイルを操作するだけ。

複雑なソフトを使う必要はありませんが、機器に直接抜き差ししないといけないためコンテンツ管理者とサイネージの距離が近いことが必須です。


ネットワーク型(Network)

ネットワーク(インターネット)に接続ができるサイネージのことです。Wi-Fiや有線を使うことでネットに接続し、インターネットを経由してコンテンツを更新することができます。

サイネージを使う場所にインターネット環境があれば利用できます。

更新方法は、サーバーやCMS(コンテンツ管理システム)、サイネージ専用のソフトウェアを使うことができます。

更新手順を覚える必要がありますが、事務所にいてもネット経由で更新できるので現場に行く必要がありません。

スタンドアロン型よりも楽だと思う方も多いと思います。

ソフトウェアだ、CMSだというと身構えてしまう人も多いかと思いますが、技術の進化した現代です。

マウスをぽちぽちするだけで更新できるシステムもあるはず。

インタラクティブ型(双方向性)

タッチパネル機能やカメラ・センサーなどがついていて、見ている側からサイネージ側に情報を与えることができるサイネージです。

ユーザーの挙動に合わせてサイネージが結果を返す、コミュニケーションを取ることができるサイネージです。

ネットワークに接続しないと動かないもの、ネットワークがなくても動くものと様々です。

更新方法はそれぞれ、スタンドアロン型やネットワーク型と同じです。


更新システムを選ぶときに大切なこと

スタンドアロンタイプは、更新システムといった大層なものはなく、ただパソコンが使えてUSBやSDカード内のものが変更できれば問題ありません。

更新システムを選ぶコツは、ネットワーク型のサイネージを利用するときに気をつけなければいけません。

スマホやタブレットから更新できるか

…店舗や工場などすぐPCに触れない環境にあったり、頻繁に更新するコンテンツの場合、スマホやタブレットから更新できるシステムは大変便利です。

PC専用のソフトではスマホに対応していないこともありますが、CMSなどネットに接続するものであれば手持ちのスマホからも更新が可能でしょう。

複数部門で同時変更ができるか

…たまに見かけるのが、1つのPCでログインすると他の端末からはログアウトされてしまうもの。

もちろんセキュリティ等の理由があるのでしょうが、こういうちょっとした不便でも更新が面倒になってしまいがちです。

複数の端末や何人かで分担して更新できる機能はあるにこしたことはありません。

権限設定ができるか

…複数人で担当する場合、管理者、デザイナー、配信者…などの権限を追加することにより

関係ない人が重要な部分を変更できないようにする機能です。

スケジュール機能があるか

…外出しないといけなかったり、年末年始や深夜0時公開など、更新時にPC前にいられないこともしばしば。

「◯時に公開する」「◯時に表示させなくする」などスケジューリング機能がある更新システムは大変便利です。


単純でわかりやすい操作か

…そもそも操作が面倒くさくては、日々の更新も嫌になってしまいがち。

大切な告知も「でもそれサイネージを更新しないといけないんでしょ?」「ポスターでよくない?」となってしまったら元も子もありません。

操作は簡単で、嫌にならないものを選びましょう。

登録した情報が探しやすいか

…一度アップロードしたコンテンツ・画像・動画などは再利用しやすいようにソフトウェア内で管理されている状態がベストです。

他のツールと連動できるか

…身近なツールである、PowerPointやExcel、Word、PDFとあわせて利用できるか。

例えば、エクセルで管理しているイベント情報や商品の入荷情報をサイネージに表示できないか。

また、観光地であれば天気予報サービスから現地の天気を取得して表示できるか。

必要ない場合は、ソフトが複雑になるだけなのでいれないほうがいいですが、もし使う場合は事前に確認しておきましょう。

コストはかからないか

…ソフトウェアは買い切りのものや、月額を払いながら利用するクラウドシステムなどがあります。

使い勝手がいいものほどコストがかかるものなので、折り合いをつけてベストなものを選びましょう。

サイネージ専用のソフトウェアではなく、Webサイトを管理するようの無料CMSを使えば比較的安価でオリジナルの管理システムをつくってくれるところもあるでしょう。