自社の存在を世間にアピールするため、自社の商品やサービスの良さを知ってもらうために行う展示会。せっかくなら、たくさんの方に足を運んでもらいたいですよね。



とは言え、展示会にブースを出展するのは自社だけではありません。広い会場内には、競合会社さんのブースがたくさんあります。また来場される方も、お忙しい方ばかりで、全てのブースを回ろうとしているわけではありません。



そんな展示会において、より多くの方に足を運んでもらうためには、どのようにすればよいのでしょうか? ここでは、自社ブースを人だかりにする演出方法をご紹介します。



まずは来場者の気を引くこと



来場者の視線をキャッチする”引っ掛かり”が大事



たくさんのブースが出展されている展示会会場において、歩いている来場者は、どこに視線を向けているでしょうか?



一つひとつのブースをじっくり見ていくわけではありません。各ブースの前を通るのは、ほんの数秒。自社ブースに視線を向けてくれたとしても、それはほんの一瞬です。



この一瞬の視線をどのようにキャッチするか、展示会の演出ではこれが大きなポイントとなります。自社ブースの前を通る来場者に対し、「お、あれは何だろう」「あ、なんか気になるな」と思わせる、何らかの”引っ掛かり”があるとよいでしょう。



では、”引っ掛かり”とはどんなものか、それは音や動きなど五感に訴えるものであったり、好奇心や楽しさなど感情に訴えるものであったり、様々なものがあります。具体的には、第2段落で述べます。



メリットが一瞬で分かるキャッチコピーも大事



来場者の視線をキャッチする”引っ掛かり”が大事だとお伝えしましたが、それだけでは、立ち止まってもらえないこともあります。



”引っ掛かり”に加えて、「弊社はあなたにこんなメリットを提供できますよ」ということが一瞬で分かるキャッチコピーがあるとよいでしょう。



来場者は、「せっかく来たからには、自分と関係ありそうなブースをできるだけたくさん回りたい」と考えていますが、同時に、「自分とは関係ありそうにないブースで時間を潰したくない」と考えています。



ですので、どんな人向けか、どんな未来が得られるのか、他とどう違うのか、といったことがパッと見で分かるキャッチコピーが目立つ部分にあると、立ち止まってもらいやすくなるでしょう。



キャッチコピーの例:



「店舗に置くだけで集客に繋がる自動販売機」(自動販売機を販売する会社)

「親や子どもの安否がすぐに分かる」(セキュリティサービスを提供する会社)

「これまでの半値で導入できる新型筋トレマシン」(フィットネスジム向けにマシンを販売する会社)

「業務効率が20%UP、プロジェクト管理システム」(企業向けの業務ソフトを製造する会社)



よくありがちなのが、ブースの一番目立つ部分に会社名やブランド名を掲げているパターンです。



誰もが知っている有名な会社であれば、会社名やブランド名だけでも、サービスの内容が分かるでしょう。ですが、特に有名でもない会社の場合、会社名やサービス名を大きく掲げても、サービスの内容が分からず、そのまま素通りされるだけです。



ブースの一番目立つ部分には、会社名やブランド名ではなく、「弊社はあなたにこんなメリットを提供できますよ」というキャッチコピーを掲げる。これが立ち寄ってもらうためのポイントです。



来場者が思わず目をとめてしまうモノ



来場者の気を引くことが大事だとお伝えしました。では、具体的な方法としては、どのようなものがあるのでしょうか。見ていきましょう。 



ノベルティ



ノベルティとは、社名や自社の商品・サービス名などを記した無料の配布物のことです。



通り道の近いところにノベルティを置いておくと、立ち止まってもらいやすくなりますし、自社や家庭に持ち帰ってもらうことで、拡散効果も期待できます。



昔からノベルティとしてよく使われているのが、文房具、カレンダー、スケジュール帳、バック、うちわ、マウスなどです。



これに加え、最近では、スマホの充電器、パソコンのUSBハブ、電子メモパッドなども使われるようになってきました。人の注目を集めたい場合にオススメです。



ノベルティを渡す際、同時にチラシも渡せるとよいでしょう。チラシを渡しておけば、一通りブースを回った後に、また戻ってきてくれる可能性が高まります。



なお、ノベルティは無料だからこそ、自社に興味のない方を集めてしまうリスクがあるという点には注意が必要です。偶然通りかかっただけで自社の商品やサービスを必要としない方の気を引いても、お互いにメリットがありません。



できるだけ興味のある方に、限られた人員や時間を割く。これも展示会ポイントです。ノベルティだけに頼りきってしまうのはオススメしません。



デモンストレーション



展示会に訪れる方は、インターネットやカタログだけでは得られないような情報を探しています。ですので、デモンストレーションがあると、注目が得られやすいでしょう。



  • 調理や掃除などを実演する
  • 機械やソフトなどを操作してもらう
  • 施術を受けてもらう
  • 触り心地や香りなどをチェックしてもらう


など、できるだけその場でしかできない体験をしてもらいましょう。



また、多くの来場者は効率よくブースを回りたいと考えています。デモンストレーションは、なるべく短時間で完結するものがよいでしょう。また、心理的なハードルを下げるため、前提知識を必要としないもの、リスクがないものがよいでしょう。



なお、デモンストレーションで映像を使用する場合、ディスプレイは大きい方が効果的です。ブースから離れたところにいる方にもアピールできます。



音声&映像



音声のよい点は、



  • 全然違う方向を向いている方にアピールができる
  • ブースの前を通り過ぎようとしている人にアピールができる
  • 説明員の代わりに説明してもらえる


といった点です。



映像のよい点は、



  • 動きがあるから人の目に留まりやすい
  • 遠くにいる人にも見てもらえる
  • イラストや表などを用いて難しい内容を短時間で説明できる
  • 印象に残るので何かあったときに思い出してもらえる
  • 説明員の代わりに説明してもらえる


といった点です。



演出として音声や映像を使うときは、テレビやパソコンなどでもよいですが、デジタルサイネージもオススメです。近年、商業施設や交通機関、そして展示会など、至るところで活用されるようになってきました。



デジタルサイネージには、下記のようなメリットがあり、展示会に適しています。



  • 遠くから見てもらうことを想定しているため、視認性が高い
  • 長時間の運用を想定しているため、耐久性が高い
  • 人にぶつかることを想定しているので、耐衝撃性が高い


ブースに入りやすくする演出



これまで、来場者の注意を引く意義やその具体的な方法についてお伝えしました。さらに行いたいたいのが、ブースに入りやすくする演出です。



ブースを明るくする



人は暗いところよりも明るいところを好みます。



どんなに広いブースであっても、どんなにかっこいいデザインのブースであっても、どんなに良い商品・サービスがそこにあっても、ブース内が暗いと台無しです。



照明を活用してブース内を明るくしましょう。



また、アピールしたい看板や商品に対して照明を当てるのも効果的です。来場者の視線がそこに向きやすくなります。



アピールする要素を絞る



「できるだけ自社の良さを知って欲しい」「この機会を最大に活かしたい」



そう思えば思うほど、たくさんの商品やサービスを紹介してしまいがち。メッセージも、たくさん発信してしまいがち。



ですが、来場者からすれば、紹介されるものが多いほど、視線が定まらないですし、何をアピールしているのかが分からなくなります。それだけで疲れてしまい、「もういいや」と避けられてしまうこともあるでしょう。



紹介するものはなるべく絞るようにしてください。その方が自社の良さが伝わりやすいですし、印象にも残りやすいです。



プレッシャーを与えない



多くの来場者は、ブースを見たとき、「気軽に入れるかどうか」「逃げやすいかどうか」を判断しています。



  • 開放面が広い
  • 入口からブースの奥まで見渡せる
  • 強制的な導線がない(どこからでも入れてどこからでも出られる)


これが来場者に対してプレッシャーを与えないブースです。



また、スタッフがたくさんいると、「囲まれてしまうのでは」「売り込まれてしまうのでは」というプレッシャーを与えてしまうことがあるので、あえて少なめにするのも手です。



説明要員が減ってしまいますが、そこはデジタルサイネージが活用できます。映像や音声で、同時に複数の方に対して、プレッシャーを与えることなく、商品やサービスの説明をすることができます。



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