以前と比べ、コインランドリーを見かけることが増えてきました。



「どんな家にも洗濯機がある今の時代、コインランドリーなんて使う人いるの?」 そのようにお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。詳しいところは後述しますが、実は、コインランドリーの需要はどんどん伸びているのです。



そして、コインランドリーは無人で運営できることから、不労所得になるビジネスとしても注目されています。



ここでは、コインランドリービジネスの将来性や経営方法、メリット・デメリットなどをご紹介していきます。



目次

コインランドリービジネスとは



そもそも、コインランドリー、およびコインランドリービジネスとはなんでしょう。



【コインランドリーとは】



コインランドリーとは、硬貨を入れると自動で作動するタイプの洗濯機・乾燥機が設置されていて、セルフサービス方式で、それらを利用することができる施設のことをいいます。



家庭用の洗濯機・乾燥機の容量が6kg~10kgであるのに対し、コインランドリーに設置されている洗濯機・乾燥機の容量は10kg~30kgとかなり大きめです。



また、布団やカーペット、ダウンジャケット、スキーウェア、靴など、一般家庭では洗濯・乾燥がしにくいものに対応できる洗濯機・乾燥機が設置されているところもあります。



【コインランドリービジネスとは】



コインランドリービジネスとは、自身が所有する土地、あるいは借りた土地に、コインランドリーを開業して、収益を得るビジネスのことをいいます。



アパート、マンション、駐車場、トランクルーム、自動販売機、太陽光発電などと同じように、「土地活用ビジネス」の一種として扱われることが多いです。



コインランドリーの需要



【コインランドリーの店舗数】



ここ20年、コインランドリーの店舗数は右肩上がりです。毎年、300店~500店のペースで店舗が増えています。



厚生労働省の調査によると、1997年に10,739店だった店舗数が、2013年には16,693店にまで増加。その後、厚生労働省からの発表はないですが、コインランドリー機器メーカー大手「TOSEI」により、2017年時点で20,000店以上あると推計されています。



コンビニ業界最大手「セブンイレブン」の店舗数が2万1034店(2019年)ですので、コインランドリー業界がいかに大きな市場を形成しているかが分かりますね。



【コインランドリーの店舗数が増えている理由】



どんな家にも洗濯機・乾燥機がある今の時代、「コインランドリーなんて必要?」「なぜそんなに需要があるのだろう?」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。実は、夫婦共働き世帯の増加(外で働く女性の増加)、核家族化などが関係しています。



それまで専業主婦だった方が外で働くようになるとどうなるでしょう。家事をする時間が減ってしまいますよね。洗濯機を回すことも難しくなってしまいます。さらに核家族ともなれば、サポートしてくれる人もいません。



平日は仕事で忙しくて家事ができないから、週末、大容量を扱えるコインランドリーに行って、1週間分の衣類や寝具などをまとめて洗濯するーー 今、このような方が増えています。おそらく、あなたの周りにもこのような方がいらっしゃると思います。



これからも、コインランドリーの需要は伸びていくとされており、コインランドリービジネスに参入する方が増えています。



3.コインランドリービジネスの2つの経営方式



コインランドリービジネスの経営方式には、「個人経営方式」と「フランチャイズ方式」の2種類があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。



【個人経営方式】



コインランドリーに関わる業務の全てを自分自身で行いながら運営していく経営方式です。



コインランドリーに関わる業務の例:



  • 市場調査
  • 店舗建設
  • 宣伝広告
  • 運営管理
  •  -掃除
  •  -洗剤の補充
  •  -集金
  • 収支計算


個人経営方式は、経営の自由度が高く、高収益も期待できますが、自分で行うことが多い分時間がとられますし、大赤字を抱えてしまうリスクもあります。全くの素人の方にとっては、ハードルの高い経営方式です。



【フランチャイズ方式】



コインランドリーの運営管理を専門に行う会社のフランチャイズに加盟して、適宜アドバイスやサポートを受けながら運営していく経営方式です。主に下記のようなメリットがあります。



  • ブランド力をお借りできる
  • ノウハウを教えてもらえる
  • 業務の一部を代行してもらえる
  • 金融機関に融資の申し込みをする際、審査に通りやすくなる


当然のことながら、フランチャイズ方式では、「月々〇〇円」「売上の〇〇%」などといったような形で、加盟料を支払っていく必要があります。



4.コインランドリービジネスにかかる費用



コインランドリービジネスでは、初期費用・維持管理費用として、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。



【コインランドリービジネスの初期費用】



  • 初期費用としてかかる項目は、以下の通りです。
  • 市場調査
  • 店舗建設
  • 洗濯機、乾燥機、両替機の購入あるいはリース
  • 電気工事
  • ガス工事
  • 水道工事
  • ダクト工事
  • 内装工事
  • 看板工事
  • 宣伝広告


総額でどのくらいの金額になるかはケースバイケースですが、一般的には、1,000万円~3,000万円と言われています。



【コインランドリービジネスの維持管理費用】



維持管理費用としてかかる項目は、以下の通りです。



  • 水道光熱費
  • 洗剤など消耗品費
  • 土地の賃料(土地を借りた場合)
  • ローン(スタート時に金融機関からお金を借りた場合)
  • 加盟料(フランチャイズの場合)


こちらについても、総額でどのくらいの金額になるかはケースバイケースです。



  • 土地を借りるかどうか
  • 金融機関からお金を借りるかどうか
  • フランチャイズに加盟するかどうか


などにより大きく変わってきます。



ただし、「水道光熱費」および「洗剤など消耗品費」については、総額で「売上金額の25%程度」と言われています。



コインランドリービジネスのメリット・デメリット



コインランドリービジネスには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。



コインランドリービジネスのメリット



コインランドリービジネスのメリットを3つご紹介していきます。



【コインランドリービジネスのメリット1:収入が安定しやすい】



衣類や寝具などの洗濯・乾燥は、人が生活していく上で欠かせないものです。そのため、コインランドリービジネスは景気に左右されにくいという特徴があります。



また、コインランドリーは、「毎回同じところを利用している」という利用者が圧倒的に多く、一度利用者を獲得することができれば、定期的に利用してもらえるようになります。



コインランドリービジネスは、収入が安定性しやすいビジネスと言えます。



【コインランドリービジネスのメリット2:管理が簡便】



コインランドリービジネスは、管理が比較的簡便です。定期的に行わなければならないことは、掃除、集金、洗剤の補充程度で、これらはアルバイトの方や専門業者などに任せることもできます。



管理の簡便さから、2店舗、3店舗と複数の店舗を運営している方や、サラリーマンをしながら副業として行っている方などもいらっしゃいます。



【コインランドリービジネスのメリット3:キャッシュフローがよい】



コインランドリーに設置されているコイン式の洗濯機・乾燥機は、利用者がお金を投入しない限り作動しない仕組みになっています。つまり、支払いが済まない限り、サービスを利用することができない、ということになります。



コインランドリービジネスは、キャッシュフローがよいビジネス、売上金の未回収リスクがないビジネスと言えます。



コインランドリービジネスのデメリット



次に、コインランドリービジネスのデメリットを3つご紹介していきます。



【コインランドリービジネスのデメリット1:初期費用が高い】



「4.コインランドリービジネスにかかる費用」で述べた通り、コインランドリーでは、一般的に、1,000万円から3,000万円の初期費用がかかります。これは、土地活用ビジネスの中でも、かなり大金の部類に入ります。



ビジネスをスタートしてから、数年から10年程度は、売上から諸経費を引いたほとんどのお金をローンの返済にあてる、というケースが多いです。



なお、初期費用を安く抑えるための対策としては、下記のようなものが考えられます。



  • 自己所有の土地を使う
  • 機材は新品ではなく中古にする
  • 機材は購入ではなくリースにする
  • コインランドリービジネスをしている人から、ビジネスを譲り受ける


【コインランドリービジネスのデメリット2:犯罪が起こりやすい】



コインランドリーは、基本的に、無人運営となるため、売上金泥棒や下着泥棒、器物破損などといった犯罪が起こりやすいです。放置をしておくと、固定客が離れていってしまう可能性があります。



【コインランドリービジネスのデメリット3:たまり場になりやすい】



コインランドリーは、雨風をしのげるだけに、夜間、夜遊びをしている若者や酔っ払いなどのたまり場になってしまうことがあります。こちらについても、放置をしておくと、固定客が離れていってしまう可能性があります。



コインランドリーに向いている土地



店舗型ビジネスをする際、誰もが重要視するのが立地です。これは、コインランドリーにおいても例外ではりません。



では、コインランドリーはどのような土地で開業したらよいのでしょうか。基本的には住宅街です。コインランドリーに適しているのは、気軽に行けるようなところ、車で行きやすいところで、他の店舗型ビジネスのように、「駅前や幹線道路沿いが有利」ということはありません。



また、



  • スーパーやドラッグストアなど、買い物できる施設があるエリア
  • 本屋やジムなど、時間を有効活用できる施設があるエリア


であると、なおよいです。



つまりは、「洗濯・乾燥が終わるまで、あそこに居てもよいか」と思えるような施設があるエリアです。



最近では、大型スーパーとコインランドリーが併設されているケースも増えてきました。あなたも普段から見かけることがあると思います。この手のコインランドリーは総じて人気が高いです。



そしてさらに言えば、掃除や洗剤補充、集金などの作業がしやすいよう、また何かあったときにすぐに駆けつけられるよう、自宅の近くがよいです。距離で言えば、2キロ~3キロ程度です。



「あまりに自宅から遠いことから、徐々に面倒さを感じることが多くなり、次第に店舗が寂れていってしまった」といったような事例もあります。



コインランドリービジネスの開店までの流れ



コインランドリーを開業させるまでの、一般的な流れを見ていきましょう。



※フランチャイズ方式で経営する場合、適宜、アドバイスやサポートを受けながら行っていくことになります。



【立地調査】



まずは、立地調査からです。



  • 地理的な特徴
  • 人や車の流れ
  • 周辺住民の属性
  • 競合の有無


などを考慮しながら、「コインランドリーを開業する場所として相応しいかどうか」を見極めていきます。



【資金計画】



立地調査をして問題がなければ、資金計画です。



「初期費用はどのくらいか」

「維持管理費用はどのくらいか」

「自己資金はどのくらいか」

「期待できる収益はどのくらいか」



などを、具体的な数字を出しながら検討していきます。



そして、必要に応じて金融機関に融資の申し込みも行います。当然ながら、自己資金の割合が低かったり、資金計画に甘い部分があったりすれば、審査に通りにくくなります。



【レイアウト計画】



資金計画をして問題がなければ、レイアウト計画です。



  • 予算
  • 店舗の広さ
  • 見込まれる利用者のニーズ
  • 利用時の動線


などを考慮しながら、導入する機材とその配置を決めていきます。



【施工】



導入する機材とその配置が決まったら、施工です。施工業者さんは、複数社の見積もりをもらった上で判断します。



【開店準備】



無事に施工が終わったら、開店準備です。



  • 機材の動作確認
  • 洗剤の補充
  • 掃除


などを行います。



【開店】



そして開店準備が終わったら、晴れて開店です。



当然のことではありますが、最初は、認知度が低いです。認知度を高めていくためには、チラシ配りなどを行っていく必要があります。必要に応じて、割引や景品プレゼントなどといったキャンペーンも行います。



また、本来、コインランドリーは無人で運営するものですが、開業時のみ、あえて有人で運営するという手もあります。



どんな方であっても、はじめてのお店に行くときは緊張してしまうものです。オーナー自らがにこやかな笑顔で挨拶をすれば安心するでしょう。丁寧に操作説明をすれば戸惑いが少ないでしょう。



コインランドリービジネスで成果を出すポイント



せっかくビジネスをするなら、成功させたいですよね。ビジネスを成功させるためには利用者の視点に立つことです。コインランドリービジネスを成功させるためのポイントを4つご紹介していきます。



【コインランドリービジネスで成果を出すポイント1:駐車場を設置する】



コインランドリーを利用する方の多くは、1週間分など、まとまった量の洗濯物を持ち込みます。布団やカーペットなどを、大きなものを持ち込むケースもあります。そのため、よほど地価が高いところでない限り、店舗には駐車場があることが望ましいです。



また、実際に駐車場を設置する際は、下記のような視点が大事になります。



  • 車の入りやすさ
  • 車の止めやすさ
  • 車から店舗までの洗濯物の運びやすさ


【コインランドリービジネスで成果を出すポイント2:便利なサービス】



差別化が難しいと言われるコインランドリーですが、下記のようなサービスがあると、選んでもらえる理由になります。



  • 終わったらメールで通知する
  • 外国語対応
  • 電子マネー対応
  • プリペイドカード
  • メルマガでお役立ち情報やお得なセール情報などを配信する


【コインランドリービジネスで成果を出すポイント3:居心地を良くする】



コインランドリーの利用者は、洗濯や乾燥が終わるまで、いったん自宅や帰る方や周辺のお店に行く方などもいらっしゃいますが、その場に滞在する方もいらっしゃいます。そのため、「居心地の良さ」というのも重要なポイントとなります。



コインランドリーを、居心地の良い空間にするための対策としては、主に下記のようなものがあります。



  • ベンチを設置する
  • 空調を効かせる
  • 音楽を流す
  • ラジオを流す
  • テレビを設置する
  • 自動販売機を設置する
  • 無料Wi-Fi環境を構築する


【コインランドリービジネスで成果を出すポイント4:掃除を徹底する】



「ポイント3:居心地をよくする」とも似ていますが、コインランドリーでは、「清潔さ」というのも重要なポイントとなります。



コインランドリーは、汚れたものを綺麗にする場所です。そのため、コインランドリー自体が清潔でなければなりません。利用者に不潔な印象を持たれてしまうのはNGです。



利用者が気持ちよくコインランドリーを利用できるよう、常日頃から、掃除を徹底するようにしましょう。



ちなみに、コインランドリーでは、下記のようなゴミがよく出ます。



  • 綿埃(わたぼこり)
  • 髪の毛
  • 輪ゴム
  • クリップ
  • ビン、カン、ペットボトル
  • ビニール袋


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