LEDビジョンではなく、液晶モニターを連結して大画面を作る方法もあります。LEDよりも解像度が高いことがメリットです。
ベゼルの狭い液晶を連結して大画面化
巨大な画面といえばLEDビジョンが一般的ですが、液晶モニターを連結する場合があります。液晶でマルチモニターを組むメリットはLEDビジョンでは表現できない、高精細できれいな映像が流せることです。LEDビジョンよりも細かいドットで映像を映し出すことが出来るのです。
しかし写真を見ればわかるように、モニター連結部にできるベゼル（画面枠）の十字ラインができてしまいます。この点はデメリットといえます。
なぜ液晶マルチモニターは屋外向きではないの？
実は屋外用液晶マルチモニターも存在ます。
ですが、屋外では十分な輝度（画面の明るさ）が確保できないため、直射日光が当たる場合は画面の暗さを感じてしまいます。
至近距離からは見えても、離れれば離れるほど見えにくくなってしまいます。
また、画面の反射により映像が見えにくくなることもデメリットです。中には屋外に液晶マルチモニターを設置しているケースもありますが、LEDビジョンとの見え方を比較すると雲泥の差です。よって屋外に液晶マルチモニターを設置する場合は、超高輝度（3,000～5,000cd/㎡）のディスプレイを使用することになり、かつ防水筐体も大掛かりなものになるため、コストアップが避けられません。屋外ではLEDビジョンをおすすめしています。
液晶マルチモニターが選ばれる理由
屋内専用の液晶マルチモニターですが、一体どのようなシチュエーションに設置されるのでしょう？それはどのような使い方をしたいかによります。
商品広告でも映像をよりきれいに見せたいときは液晶です。またLEDビジョンはドットが少ないため細かい文字は潰れて見えにくくなるというデメリットがありますので、掲示板としての使用やパソコンを接続して会議で使用することには不向きです。プロジェクターに変わりオフィスのエントランスや学校、会議室などへの需要が高まっています。
