2025年4月から大阪・関西万博が開催
2025年4月13日から約6か月間の日程で「大阪・関西万博」が開催されます。会場となる夢洲(ゆめしま)には、世界中から多くの来場者が集まり、各国の文化や技術を披露する一大イベントが展開されます。
今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。未来の社会を築くための新しいライフスタイルや技術、持続可能な社会の実現に向けたさまざまな取り組みが紹介され、国際的な協力や理解を深める場となります。
今回の記事では、デジタルサイネージの専門家であるヤマトサイネージが、デジタルサイネージ視点で大阪・関西万博の魅力や楽しみ方について解説します。
※本記事は、大阪・関西万博の公式サイト(https://www.expo2025.or.jp/)に公開されている情報をもとに、ヤマトサイネージの見解を加えて解説します。
大阪・関西万博の概要
大阪・関西万博は、日本国内のみならず世界中からの注目を集める一大イベントであり、主催者は約2800万人の来場者を見込んでいます。
これは1970年に開催された大阪万博の6421万人に比べると少ないものの、現代における多様なデジタル体験の提供により、グローバルなイベントとしての魅力が高まっています。
また、大阪・関西万博では夢洲での現地会場以外にも、オンラインイベントやバーチャル体験を通じて、会場を訪れない人々にも万博の魅力を発信し、多くの人々が「未来社会」を共有することができる場となる予定です。
大阪・関西万博のテーマや目的
大阪・関西万博のメインテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、未来の都市や社会のあり方を考える場として設定されています。
このテーマは、未来の技術革新や持続可能な社会の実現を目指し、SDGs(持続可能な開発目標)に関連した展示やプログラムが行われます。
さらに、各国や企業が出展するパビリオンでは、健康、食、環境、テクノロジーといったさまざまなテーマが取り上げられ、来場者が未来の社会やライフスタイルを体験できる内容が盛り込まれています。
大阪・関西万博ではデジタルサイネージが大活躍!?
大阪・関西万博には世界中から多くの来場者が訪れるため、多言語かつインタラクティブな情報発信が求められており、デジタルサイネージの活躍が期待されています。
デジタルサイネージとは?
デジタルサイネージとは、デジタルディスプレイを使用して情報や広告を表示する電子看板のことで、すでに社会のあらゆる場所で活用されています。
例えば、屋内外の公共空間や商業施設、交通機関、イベント会場などで使用され、従来のアナログなポスターや案内板に比べ、動画や音声などのコンテンツを発信できるため、視認性が高く、情報を効果的に伝えられます。
以前に設定したスケジュールに応じてコンテンツを変更できるシステムもあり、リアルタイムでの情報提供や緊急時の対応にも柔軟に対応できるのが特徴です。
大阪・関西万博でのデジタルサイネージの役割
大阪・関西万博では、デジタルサイネージが来場者への情報提供やパビリオンの案内表示に活用されるほか、会場のナビゲーションや緊急時の連絡手段としても重要な役割を果たします。
また、各国のパビリオンや展示では、デジタルサイネージを通じて展示内容の解説やイベントのスケジュールを多言語で発信し、言語の壁を越えた情報共有が可能になります。これにより、海外からの来場者にもスムーズで快適な体験を提供します。
過去の大阪万博で導入された当時の最新技術
1970年の大阪万博では、テレビ中継や国際電話といった当時の最先端技術が導入されましたが、今回はデジタルサイネージやAR、VRなど、より高度な技術が採用されます。
特に、インタラクティブサイネージや多言語対応サイネージの導入は、訪れる人々に未来の技術の可能性を感じさせるものとなり、世界各国の技術発展を見せる場としても期待されています。
大阪・関西万博でのデジタルサイネージ活用例
大阪・関西万博では多くのシーンでデジタルサイネージの活用が期待されています。大阪・関西万博の公式サイト上に一般公開されている情報を見ても、デジタルサイネージの活用方法がわかります。
ここでは公式サイト上に掲載されている情報を基に、大阪・関西万博でのデジタルサイネージ活用例について解説します。
活用例1:各国のパビリオンでの多言語情報発信
各国のパビリオンでは、デジタルサイネージを通じて、多言語で展示内容やイベント情報が提供される予定です。
日本語、英語、中国語、韓国語など、来場者の多い言語に対応し、訪れる人々が言語の障壁を感じることなく展示を楽しめるように工夫されます。
タッチパネル機能がついたデジタルサイネージが導入されれば、各展示の詳細情報や背景にあるストーリーを調べられるようになり、来場者のより深い理解をサポートします。
活用例2:特別展示での演出
特別展示「未来の都市」では、デジタルサイネージを用いた壮大な演出が行われる予定です。
巨大なディスプレイに映し出される未来都市のイメージや、リアルタイムで変化するデジタル映像により、訪れる人々がまるで未来の都市空間に入り込んだような臨場感を味わえます。
また、ARやプロジェクションマッピングなどの技術と組み合わせることで、未来社会のビジョンをより具体的に体感できる展示となることが期待されています。
活用例3:インタラクティブな展示やショッピング体験を提供
大阪・関西万博のあらゆる場所にインタラクティブサイネージが設置されると予想されます。インタラクティブサイネージを利用すれば、来場者が直接デジタルサイネージを操作し、情報を検索したり、展示に参加したりできます。
特にショッピングエリアでは、タッチサイネージを使うことで、非接触かつ多言語での買い物も可能となります。世界各国から来場者が訪れる大阪・関西万博だからこそ、デジタルサイネージによる買い物体験の向上が必要です。
活用例4:広告やブランディングの新しい形
大阪・関西万博では、大阪や関西、日本における最新技術や製品の展示も行われます。
展示内容をより魅力的に伝えるために、デジタルサイネージの大画面に魅力的な広告動画が発信されると予想されます。
動画を使った効果的なブランディング戦略により、大阪・関西万博をきっかけに多くの日本企業が世界中でのビジネス創出が期待されます。
活用例5:万博会場の建設工事現場での活用
万博会場の建設工事現場では、デジタルサイネージを用いて工事の進行状況や安全対策を表示し、安全かつスムーズな工事が進められています。
近年は工事看板の一部にデジタルサイネージを埋め込むことで、ラジオ体操動画を流したり、熱中症対策や水分補給などの安全注意喚起を全作業員にしっかりと伝える工夫がされています。
※本パートはビザテック株式会社の設置事例より引用(https://visatech.co.jp/case/osakapavilion)
活用例6:駅や空港、周辺施設での告知
万博会場周辺の駅や空港、ホテル、レストランなどの施設でも、デジタルサイネージを活用して大阪・関西万博の告知が積極的に行われています。
大阪・関西万博の最新情報やイベントスケジュールをリアルタイムで配信するほか、来場者が迷わずに会場にアクセスできるよう、交通情報や最寄り駅からのルート案内、各施設の混雑状況などの情報も提供します。
世界中から訪れる来場者の満足度を高めるためにも、デジタルサイネージによる魅力的かつ伝わりやすい情報発信が必要です。
デジタルサイネージなら「ヤマトサイネージ」へ
今回はデジタルサイネージ視点で大阪・関西万博についての魅力や楽しみ方を解説しました。
ヤマトサイネージは、デジタルサイネージの専門家として日本中のイベント会場や企業へデジタルサイネージを納品した実績があります。
万博会場で使われるような最新技術を使ったデジタルサイネージだけでなく、より日常的に使いやすい機能・価格帯のデジタルサイネージを中心に幅広い機種を取り揃えています。
お客様のご予算や導入目的に応じて、最適なプランをご提案させていただきます。
デジタルサイネージの導入をご検討中の方は、まずはお気軽にヤマトサイネージまでお問い合わせください。