
電子黒板の導入を検討する際、多くの人が注目するのは「画面の大きさ」や「書き心地」です。しかし、実際に現場で使い始めると、資料を映すこと以上に「いかに進行をスムーズにするか」「いかに参加者を飽きさせないか」という課題に直面します。
ヤマトサイネージが提供する電子黒板「STUDIA」には、こうした現場の悩みを直接解決するための「ストップウォッチ」「タイマー」「投票機能」が標準搭載されています。
今回の記事では、これらの便利機能を駆使して、授業や会議の生産性を最大化する具体的な活用アイデアを深掘りします。
電子黒板STUDIA 公式サイト:https://e-studia.jp/
【準備編】STUDIAの便利機能にアクセスする基本ステップ

STUDIAのストップウォッチ、タイマー、投票機能は、どの画面からでも瞬時に起動できます。画面の左右両端に常駐する「クイックメニュー」のサイドバーをタップするだけで、ツール一覧が表示されます。
ストップウォッチ/タイマー
カウントアップでの計測や、終了時刻を設定したカウントダウンが可能です。
投票機能
QRコードを自動生成し、参加者のスマートフォンやタブレットからリアルタイムで意見を集約できます。
これらのツールは、資料を表示している最中でも「オーバーレイ(重ねて表示)」して使用できるため、議論の流れを止めることなくスムーズに起動できるのが最大の特徴です。
各機能の具体的な設定方法は、以下の関連記事をご覧ください。
なぜ「大画面でカウントダウン」することに意味があるのか?
単に手元の時計で時間を測るのと、STUDIAの大画面にタイマーを表示するのとでは、参加者に与える心理的影響が根本から異なります。
個人の時計やスマホで時間を意識する場合、それは「自分だけの時間管理」にとどまります。しかし、STUDIAの巨大なパネルで数字が刻一刻と減っていく様子を全員で見つめる時、その時間は「チーム全員の共通の時間」へと認識が変化します。
この「共有感」が、チーム全体の歩調を合わせるエンジンとなります。司会者が「あと3分です」と口頭で急かす必要はありません。赤く点滅するカウントダウンという客観的な事実が、参加者に「結論を出そう」というポジティブな焦りを生み出すのです。
【具体例】タイマーを使ったゲーム形式の授業・ワーク

ただ時間を測るだけでなく、「ゲーム性」を持たせることで参加者の熱量は爆発的に高まります。STUDIAの大画面タイマーだからこそ盛り上がる、3つの具体的なワーク案をご紹介します。
ワーク事例1:1分間ピッタリ!ノー・ルック・スピーチ
このワークは時間感覚の養成と簡潔に伝える力の向上を目的としています。
まず発表者はSTUDIAに背を向けて立ち、タイマーを1分00秒にセットして計測を開始します。発表者は背後の画面を見ることなく、自分の感覚を信じて1分ピッタリだと思うタイミングで話を終えなければなりません。
周囲の参加者はSTUDIAで刻一刻と減る秒数を見ながらハラハラと見守ることになりますが、大画面で残り時間を共有しているからこそ、ピッタリ終わった瞬間に会場全体に生まれる一体感と拍手は、手元のアナログなストップウォッチでは決して得られない特別な体験となります。
ワーク事例2:爆速アイデア出し!30秒ローテーション
思考のブロックを外し、短時間で大量の案を出すことを目的としたワークです。
使い方は非常にシンプルで、まずホワイトボードの中央に新商品の名前などの議題を書き、タイマーを30秒にセットします。そこからアラームが鳴るたびに、ホワイトボードに書き込む担当者を次々と交代していきます。
STUDIAのタイマーは終了後の自動リピートや大きなアラーム音を自由に設定できるため、ファシリテーターがいちいち指示を出さずとも、システムの音に合わせてリズム良く、かつ強制的にワークを進行させられる点が大きなメリットです。
ワーク事例3:謎解きミッション!カウントダウン脱出ゲーム
チームワークの向上と、課題解決のスピードアップを狙った活用案です。
まず、いくつかの問題を正解しないと次のステップに進めない「ミッション」を複数設定し、STUDIAで制限時間のカウントダウンを開始します。残り時間が少なくなるにつれて数字が際立つ大画面特有の視覚効果により、教室や会議室全体が瞬時にミッション遂行ムードに包まれます。
単なる時間計測ではなく、大画面に映し出された刻限が「共通の敵」として現れることで、参加者同士の協力体制が自然と強化されます。
【具体例】議論を白熱させる「投票クイズ・アンケート機能」

会議や授業で「何か質問はありますか?」と問いかけても、静まり返ってしまう……。そんな「沈黙」を打破し、全員の「本音」を瞬時に集めるのが投票機能です。ここでは、学校・企業別に具体的な活用事例をご紹介します。
学校編:道徳・社会科での「価値観の分岐点クイズ」
例題:「正直に言うことが、常に正しいことだろうか?」
A:絶対に正しい
B:時と場合による
C:言わないほうがいいこともある
投票後、AとCを選んだ生徒にそれぞれの理由を聞きます。匿名で「C」の存在が可視化されているため、少数派の意見も尊重される土壌が整います。
学校編:理科・算数での「予想・仮説」の集計
例題:「この氷に塩をかけると、温度はどうなる?」
実験前に投票し、円グラフを大画面に表示します。クラスの「予想」が可視化されることで、実験結果への関心が最高潮に達します。
企業編:社内研修での「本音の理解度」チェック
例題:「今日学んだスキル、明日から現場で使えそうですか?」
研修の終わりに投票を行います。「C:正直、業務に合わない」が多い場合は、その場で質疑応答の時間を追加したり、内容の補足をしたりと、柔軟な軌道修正が可能になります。
【トラブル回避】投票機能で陥りがちな「問いかけの失敗」を防ぐコツ
便利な投票機能も、使い方を誤ると「ただ集計して終わり」になってしまいます。「問い」を二択に絞りすぎないことです。
例えば「賛成か、反対か」の二択は分かりやすいですが、それでは議論が深まりません。STUDIAの投票機能を活用する際は、「賛成(すぐにやるべき)」「賛成(条件付き)」「保留(情報不足)」「反対」といった、グラデーションのある選択肢を用意しましょう。
匿名性が担保されているからこそ、この「微妙なニュアンス」が可視化された時、「なぜ条件付きなのか?」という本質的な議論への扉が開かれるのです。
【具体例】ホワイトボード挿入機能がもたらす「思考の連続性」

多くの電子黒板や投票システムでは、「集計結果を画面に出す」ところで終わってしまいます。しかし、STUDIAが画期的なのは、その結果を「素材」として再利用できる点にあります。
時系列での比較
授業の最初と最後で行った投票結果を並べて表示。考えがどう変化したか(変容)を一目で確認し、要因をペンで直接書き込みます。
グループごとの傾向分析
グループAとBの結果を比較し、議論の軌跡を一画面に集約します。
生きた議事録へ
議論の熱量が書き込みとして残ったグラフ画面をPDF化。これがそのまま、エビデンスとしての価値を持つ議事録になります。
【運用ヒント】まずは電子黒板でタイマーを使う習慣をつけましょう
STUDIAに搭載されたツールを宝の持ち腐れにしないための、シンプルな習慣を提案します。それは「とりあえずタイマー」から始める習慣をつけることです。最初は使いこなそうと意気込む必要はありません。
・会議の冒頭、雑談防止のために「5分」のタイマーを出す。
・授業の合間、30秒だけ「目を閉じる時間」としてストップウォッチを回す。
このように、STUDIAを「単なるモニター」ではなく「有能なファシリテーター(進行役)」として扱う習慣をつけることで、自然と組織全体のタイムマネジメント能力が向上していきます。
電子黒板STUDIAが創る「全員参加型」の新しい環境
電子黒板STUDIAに搭載されたこれらの機能は、決して「おまけ」ではありません。これらは、「時間の価値」を共有し、「全員の思考」を可視化するための、コミュニケーションの心臓部です。
・タイム管理によって、ムダを削ぎ落とし、密度を上げる。
・投票機能によって、孤立する意見をなくし、納得感を高める。
ヤマトサイネージでは、単に製品を届けるだけでなく、こうした機能を現場でどう使いこなすか、具体的な運用アドバイスを含めたトータルサポートを行っております。
関東・関西を拠点に日本全国エリアで対応しておりますので、「電子黒板を導入したい」「シンプルな操作性で誰でも使いやすい電子黒板が欲しい」と検討中の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
