LEDビジョンとは
LEDビジョンの参考価格・仕組み・メリットを詳細に解説

- LEDビジョンの価格を概算するための考え方
- LEDビジョンと普通のディスプレイ(液晶)とは何が違うのか
- LEDビジョンを導入したときのメリット・デメリット
- LEDビジョンの利用事例
- LEDビジョンのよくあるQ&A
LEDビジョンの価格を概算するための考え方

LEDビジョンとは?仕組みはどうなっているの?

- ピクセルと解像度
- 視認距離
ピクセルと解像度
最初に「ピクセル」と「解像度」いう言葉の意味を知っておく必要があります。ピクセルとは、コンピューターのディスプレーなどの画面を構成する最小単位の点のこと。デジカメなどに良く使う画素とほぼ同じ意味です。単位面積当たりのピクセル数が多いほど精密な表示となります。

LEDビジョンと液晶ビジョンの違い
おそらくほとんどの家庭にある液晶テレビのことを考えてみましょう。液晶テレビの仕組みはとても複雑なので、ここでは理解する必要はありません。液晶のディスプレイはこのようにたくさんの部品が液晶をはさむようにサンドイッチ状になっています。



適正視認距離を計算するには?
屋外にLEDビジョンを設置する場合、費用対効果を最大化するためには、「視認距離」を考える必要があります。 画素ピッチが大きいとそれだけ画像が粗くなりますので、近くで見たときにこんな感じになります。



適正視認距離(m)=画素ピッチ(mm)× 1.16
例えば、画素ピッチが6㎜であれば6×1.16=約7mが適正視認距離となります。画素ピッチが20㎜であれば、必要とするLED光源は少なくてすみますが、視認距離が長くなります。20×1.16=約23mの視認距離が必要ということですね。視認距離については、どこにLEDビジョンを設置するかによって、ターゲットがどこから見るかによって変わってきます。また目安として、幅5m以下のLEDビジョンを設置する場合は画素ピッチは6㎜がおすすめです。例えば、横3m×縦1.7mのLEDビジョンを設置する場合、画素ピッチが6㎜だと、500×284ピクセルになりますが、画素ピッチが10㎜だと300×170ピクセルとなります。一般的に短いほうのピクセル数が250以下になると、画像が粗くなり見にくくなるといわれています。 このようにLEDビジョンの価格は- LEDビジョンの大きさ
- 画素ピッチ
LEDビジョンの参考価格
とはいえ、目安でいいのでLEDビジョンの価格を知りたい方は多いと思います。
LEDビジョンを導入するメリット・デメリット
それでは、続いてLEDビジョンを導入するメリット・デメリットについて考えていきましょう。従来の液晶ディスプレイと比較したときに、LEDビジョンのメリットは大きく3つあります。- 圧倒的に明るい
- ランニングコストが安い
- サイズ・レイアウトが自由自在
LEDビジョンのメリット①圧倒的に明るい
まず何といっても圧倒的に明るいことがLEDビジョンのメリットです。すでに書きましたが、液晶ディスプレイが光を当てて明るくしているのに対し、LEDはそれ自体が発光していますので、明るさが段違いです。一般的なテレビの明るさと比較するとLEDビジョンは10倍以上の明るさで映像表現が可能です。日中の明るいときでもインパクトのある映像でアピールできますね。LEDビジョンのメリット②ランニングコストが安い
次にランニングコストのが安価です。LED照明といえば「省エネ」のイメージですが、まさにその通り。消費電力が低く、耐久性に優れていて寿命も長いので、長期的に考えてランニングコストを節約することができます。また、LEDビジョンは分割されたパネルを組み合わせて構成しているので、部分的な交換ができます。メンテナンス費用も削減できますね。LEDビジョンのメリット③サイズ・レイアウトが自由自在
LEDビジョンはパネルを組み合わせて構成されているので、液晶ビジョンのように〇インチという決まったサイズにする必要がありません。さらに形状も長方形だけでなく、カーブ状、球形、らせん状など自由自在です。防水性・防塵性も高いので、屋外環境などさまざまな環境下で設置することができます。インパクトのある形状のLEDビジョンで、インパクトのあるコンテンツを流せば、人の目を止める効果が高くなりそうです。
LEDビジョンのデメリット
メリットがあればデメリットも当然あります。LEDビジョンのデメリットとしては、「導入価格が高い」「高温に弱い」ということがあげられます。「LEDビジョンの価格の概算」でもお伝えしたように、導入価格は数百万円の単位になります。ただし、ランニングコストは安いので、導入価格+ランニングコストで長期的に見てみるといいかもしれませんね。また、LEDビジョンは一般的に高温に弱くなっています。屋外設置で一般的な気温の場合は問題ありませんが、熱がこもるような環境下に設置していて画面の表面温度が50℃以上になると故障の可能性が高くなります。LEDビジョンの利用事例
LEDビジョンはどのように利用されているのか、ここではLEDビジョンの活用事例を見てきましょう。広告

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店内演出

LEDビジョンのよくあるQ&A
耐用年数はどれくらいですか?
メーカにより公表されている耐用年数の数値は異なりますが、だいたい4~5万時間を動作時間としているメーカーが多いようです。5万時間ということは、1日24時間点灯させて、約5年7か月。1日に12時間点灯であれば、11年くらいになりますね。
重量はどれくらいですか?
設置するLEDビジョンのサイズによって変わりますが、目安としては50㎝四方のパネル1枚で約8㎏です。例えば3m×1.5mのLEDビジョンであれば、単純に計算して18枚のパネルが必要になりますので、重量としては約150㎏程度になります。
消費電力(電気代)はどれくらいですか?
これもLEDビジョンのサイズによって当然変わります。例えばH1792 × W3072mm(140型)というLEDビジョンの場合、消費電量は平均で約5kwになります。電力料金単価を仮に27円/kwhとすると、1時間で電気代は135円になります。電力料金単価は契約内容によって大きく変わりますので、ご自身の電力契約を参照してください。
設置する際の法的規制はありますか?
大型LEDビジョンを設置する場合、事前に屋外広告物条例等の確認をしなければなりません。注意点として、学校・病院など公共施設の近隣では許可が出ない場合があることや、地上4m以上に設置する場合は工作物申請が必要になります。さらに道路に突き出ている場合は、道路交通法により道路使用・占有の許可を取らなければなりません。また、建築基準法や消防法を確認する必要がある場合もあります。
設置までの期間はどれくらい?
施工内容、製品組み合わせによって作業期間は変わります。詳しくはお問い合わせください。
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