大型ビジョンに映す映像をローカル管理(オフライン運用)することで、余計なランニングコストをカットできます。あまりコンテンツ変更を頻繁に行わない場合は、ローカル管理で低コストに運用しましょう。※当記事ではローカル管理=オフライン運用、スタンドアロン運用とします。
大型ビジョンをローカル管理する方法
ローカル管理とは、通信(インターネット)を一切使わずに映像を管理することです。テレビにDVDプレイヤーを繋いでDVDを流すようなものです。最もポピュラーなローカル運用は、USBメディアプレイヤーを使用するやり方です。
流したい映像データをUSBメモリに保存し、それをメディアプレイヤーに差し込んで映像をループ再生します。この方法は通信を利用しないため、ランニングコストが一切発生しません。低コストに大型ビジョンを運用したい場合におすすめです。
ローカル管理のメリット
ランニングコストが発生しないローカル(オフライン)運用のもう一つのメリットに、セキュリティの面が挙げられます。インターネットに接続しない以上、コンテンツの管理は物理的なハードウェアでの管理となります。建屋の中にプレイヤー等を引き込んでしまえば、セキュリティは建屋のセキュリティに準拠しますので、デジタルサイネージ専用のセキュリティを勘案する必要はないといえます。
ときどき、街なかにあるオンライン運用されているLEDビジョンの近くに行くと、メーカーが設定している初期SSID、パスワードのまま運用されているケースがあります。(Wi-Fi候補に表示されます。)この場合、こちらでコンテンツを更新することも出来てしまうので、そのような懸念もオフラインであれば回避できます。
ローカル管理のデメリット
映像をローカル管理する場合のデメリットは、映像を切り替えたい時に逐一保存媒体(USBやSDカード等)をプレイヤーまで持っていき、抜き差しする必要があるということです。要するにビジョンのある現場まで赴き、作業する必要があるのです。なので、遠隔地から操作することができません。
あまり映像を変更することがない場合や、ビジョンの管理者が近くにいるのであれば有効な運用方法と言えます。