SMD方式とは表面実装。基盤(パネル)の表面にLEDランプをはんだ付けすることで、面積あたりのLEDランプの個数を増やすことができます。現在のLEDビジョンの多くがこのSMD方式を採用しています。
SMDとはパネルの表面にLEDランプを実装する方式
SMDのLEDランプは、ランプというよりもチップという表現をしたほうがわかりやすいかもしれません。パネルの表面にRGB発光する電子チップが無数に配列されているのです。
また、皆さんLED式の懐中電灯や、車のヘッドライト等をご覧になったことがあると思います。明らかな球体であることが認識できます。これを砲弾型と呼びます。
SMD方式は砲弾型に比べて、非常に細かいランプの配列をすることが可能です。同じ1平米の中でランプの数を多くすることができるのです。これにより、映像の解像度を飛躍的にアップさせることができるのです。
SMD方式のLEDビジョンが多用される理由
SMDのLEDビジョンが多用される理由は、先程の解像度とともに導入コストが少ないということも理由のひとつです。砲弾型はビジョンを大きくするとある程度の解像度が保てますが、小中規模の画面だと映像をうまく表現できません。。そのような背景もあり、SMD方式が多用されています。
SMD方式のデメリット
メリットが同面積あたりの解像度の高さや、低コストで設置できることであるとするならば、デメリットは若干貧弱であるということです。表面実装の場合、ランプは表面にはんだ付けするイメージです。またその数は大きなものだと何万個、何十万個、それ以上のランプが存在するわけです。なので当然接触不良や不具合を起こす可能性も、その分増えてしまうわけです。
ただし、何万個のLEDランプの内、多少の不具合ランプが生じてもあまり気になることはありません。使用頻度に応じて不良が発生しやすくなるので、黙認できるほど気になりだしたら修理のサインかもしれません。