【要点】
15平米程度までのLEDビジョンは、モジュール式を採用するほうが後々を考えると得策です。なぜならLEDビジョンは必ず不具合を起こし、修理やメンテナンスが必要になってくるからです。
小中規模のビジョンを構成するならモジュール式
大型ビジョンの大きさはそれぞれ。大型とは言いながらその中でも大・中・小と分かれます。LEDビジョンは大きさを平米で表すことが多いです。5㎡以下は小型、15平米程度までを中型、それ以上は大型と呼んで良いでしょう。
一般的には中型程度までの大きさなら、モジュール式のLEDビジョンで構成されることが多いです。では一体、モジュール式とはどのようなものでしょうか？
モジュール式とはLEDパネルそのものをパズルのように並べること
LEDパネルはモジュールとも呼ばれ、一辺が数十センチ程度の四角形をしています。このモジュールをブラケットと呼ばれる台座に貼り付けるイメージで設置していきます。モジュールがパズルのピースとすれば、ブラケットは台紙のようなものです。
なぜ、小中型のビジョンがモジュール型で作られるかという部分ですが、この方式は修理やメンテナンスが比較的スムーズに行えるからです。しかし、モジュールを1枚1枚設置していく必要があるため、巨大な画面を作るには作業日数が膨大になったり、価格面を含め様々な支障が出てくるためあまり向いていません。
修理やメンテナンスがスピーディー
モジュール式は画面に異常が出て修理を要する場合、非常にスムーズな対応ができます。画面構造がとても単純なため、ものの数分で不具合パネルやケーブルの交換ができてしまいます。キャビネット式に比べると若干パネルの単価は高い傾向にあります。しかし中規模程度までならモジュール式を採用するほうが、後の維持を考えると得策でしょう。
【編集部注】
※本来LEDモジュールとはランプボードのように、機器を構成する一部を指す場合が多いですが、弊社が主に使用しているLEDパネルは320mm角のキャビネットとモジュールが一体型となったもので、かつブラケットは別付となっているため、一般的なLEDの解釈とは異なる場合がございます。ご了承ください。
