日本に流通する大型ビジョンのLEDパネルはそのほとんどが海外製です。国内生産品に比べて値段が格段に安いことが最大のポイントですが、近年ではその品質も良くなっており、国内生産品を使うメリットが薄れていることも要因です。
LEDパネルの生産主要国は中国
巨大なビジョンは写真のようなパネルを組み合わせて構成されています。これをLEDパネルと呼び、その多くは中国で製造されています。中でも広州・深センは世界でも一大の生産地となっていて、そこには数多くのLEDパネルメーカーが存在します。
日本で使用されるLEDパネルも必然的に中国製が多くなり、国内の大型LEDビジョンのほとんどが中国製のLEDパネルを使用しています。海外製になるとそのクオリティが懸念ではありますが、工場の環境整備が進んだことで製品の信頼度も高くなっており、かつ製造コストが低いために中国製パネルの人気が高くなっています。
台湾や韓国製が中国を追随
中国以外にも台湾や韓国製のLEDパネルも有名です。価格は中国製と比較すると若干高めです。しかし、日本製と比べると絶対的に安いため採用する取扱業者もいます。品質的には中国製とさほど変わらない印象がありますので、特にこだわりがなければ中国製を使用しても問題ないと考えます。
日本に限らずヨーロッパやアメリカでも、使用されるLEDパネルの多くは中国製が非常に多いようです。
製品のクオリティはもちろんだが、不具合発生時の対応速度はもっと重要
大型LEDビジョンは機械である以上、故障のリスクは常にあります。もちろん品質の高いものを使用すればその可能性は低くなりますが、絶対に故障しないとはいえません。また、大型になればなるほど使用するパネルの枚数は増え、その分リスキーになることは当然のことです。
LEDパネルの選定にあたっては、品質とアフターフォローの質の両方を検討材料として適切な選択をしたいものです。
