デジタルサイネージの送料とは?
デジタルサイネージを購入するときにかかる「送料」ですが、場合によっては高額になることがあります。デジタルサイネージの配送について正しく理解し、送料についての疑問を解消しましょう。
そもそもこの記事を書くきっかけとなったのは、弊社の見積をご覧になったお客様から「送料が高すぎないか?」というご指摘があったからです。デジタルサイネージの配送手段は機種やサイズ、重量等により最適な配送方法を取る必要があります。
ネットショッピング等での買い物とは異なるため、それなりの送料がかかってしまうことを先に理解しておきましょう。
デジタルサイネージの配送方法
デジタルサイネージの配送方法は、全体サイズや重量、製品の違いにより分別されます。一般的な混載便(ヤマト運輸・佐川急便等)が最も低コストな配送方法になります。ただし、サイズや重量の制限が厳しいため、限られた製品しかこの方法を取ることができません。
一般的な混載便を使用できない場合には、西濃運輸や福山通運、JIT BOXなどの大型荷物に対応してくれる運送会社を使用します。ただし、こちらもある程度の制限があるため、超大型で重量のあるものはチャータートラックを使用するケースがあります。
1.一般的な混載便
送料が最もかからないのが、ヤマト運輸や佐川急便などの混載便を利用することです。小型の液晶ディスプレイやLEDビジョンなどを送る場合に使用することがあります。配送する個数や重さによって送料は異なりますが、1梱包あたり数千円、梱包数が多い場合でも数万円までで収まることがほとんどです。
小型の液晶デジタルサイネージディスプレイ、LEDビジョンなどの部品が小分けにできるものは段ボールに入れて送ることができます。3辺の合計サイズが200cm以下に収まることが条件です。
2.大型荷物に対応する運送会社
屋外用のデジタルサイネージディスプレイや液晶マルチディスプレイになると、個々のサイズが大きくなり、それなりの重量があります。そのため一般的な混載便は使用できません。配送には都度見積を取りますが、多くの場合が配送地の最寄り営業所までが混載、それ以降がチャーターとなるケースが多くなります。
JIT BOXに収まるサイズであれば送料は数万円程度で済むことが多いのですが、それ以外だと概ね10万円~20万円程度がかかります。※サイズや個数によってはそれ以上になる場合もあります。
サイズや重量以外にも費用がかかる要因があります。荷下ろしを行う際の補助員が数名必要だったり、パワーゲート付きやウイング式のトラックを用意しないといけないケースもあるので、その分価格が高くなることがあります。
チャータートラック
超大型デジタルサイネージや液晶マルチディスプレイなど、サイズがかなり大きいものや、梱包数が多くて総重量が重たくなるものはチャータートラックを使用します。配送地にもよりますが概ね15~25万円程度の送料が必要になります。
現場での荷下ろしが困難になるケースもあるので、ユニック車を使用することもあります。
チャータートラックの場合はデジタルサイネージ専用の配送便になるため、他の荷物との緩衝がありません。そのため安全な配送ができます。
また、2の場合と比較してそれほど送料が変わらないため、弊社ではチャータートラックで配送を行うケースが多いです。
デジタルサイネージの導入と価格は総合的に判断しましょう
デジタルサイネージを導入・設置するにあたり、コストはもちろん重要視する部分です。各社、それぞれの見積もりがあり、機器代はもちろんのこと「送料」や「設置費用」も異なってくるでしょう。個別の項目で高い、安いを判断するのではなく、費用の総額で検討することがポイントです。
また、設置工事や保証、メンテナンス等の詳細も必ず確認をしておきましょう。デジタルサイネージをより長く、安心して使用するためには価格だけではなく、総合的な判断が求められます。