デジタルサイネージのレンタルとは?
DVDやCDのレンタルがあるように、デジタルサイネージにもレンタルサービスがあります。「週末のイベント期間だけ設置したい」「新商品が出るので一時的にアピールしたい」そんな場合は、デジタルサイネージのレンタルサービスがおすすめです。
しかし、気になるのは使用方法です。普段からデジタルサイネージを利用していれば使い方もわかりますが、慣れていない方は不安があるでしょう。今回はおすすめのデジタルサイネージレンタル方法について紹介していきます。
展示会イベントのデジタルサイネージレンタル
デジタルサイネージのレンタルで多いのが、展示会イベントでの使用です。大きな展示会場にたくさんのブースが作られるため、デジタルサイネージを置くことでアイキャッチ効果が得られたり、ブースの雰囲気を華やかにすることができます。もちろん商品やサービスの説明動画を流すことで、来場者に分かりやすい説明を行うこともできます。
展示会のブース設営に設けられた期間は概ね2日前後です。その2日の間に様々な準備をしないといけないわけです。当然、デジタルサイネージのトラブルは未然に防ぎたいものです。デジタルサイネージをスムーズに設置・稼働させるには以下のようなポイントに注意することをおすすめします。
デジタルサイネージで流すコンテンツを事前に作っておく
展示会イベントへの参加が決まった時点で、デジタルサイネージに投影するコンテンツを制作しておきましょう。他の準備に気を取られてコンテンツ制作がギリギリになってしまうケースが良くあります。時間がないと間に合わせることを重視してしまい、適当なコンテンツになってしまいがちです。
デジタルサイネージの効果を十分に発揮させるためには、流すコンテンツ制作についても余裕を持って、クオリティの高いものを用意しましょう。
映像データは先に対応業者に支給しておく
出来上がったコンテンツは先に業者に支給しておきましょう。そうすることで実機でテストが行えるため、現場でのトラブルを回避できます。また自動ループ再生設定など、機械の設定も事前にできるようになります。現場ではデジタルサイネージ機器の電源ON/OFFのみの操作で使用できるため、使い方がわからない等の不安もなくなります。
搬入出の許可証を配布する
大きな展示会場では出入りする業者がたくさんになるため、車両の入場を制限するために許可証が必要な場合があります。これは出展者に配られるもので、デジタルサイネージのレンタル業者が主催者に請求することができません。
デジタルサイネージを直接業者が会場に持ち込んだり、設置を行うケースでは許可証を必ず配布しておきましょう。そうすることでスムーズなブース設営ができます。
的確な設置時間を設定する
デジタルサイネージをブースの壁面に設置するレイアウトであれば、当然壁面が出来上がっていないと取り付けすることができません。また、バタバタとした時間帯だとディスプレイの破損などのリスクがあります。そのためデジタルサイネージの設置作業は、ブース設営の最終段階で行うことがおすすめです。
デジタルサイネージ設置後は必ず業者と確認を行う
デジタルサイネージの設置作業が終わったら、必ず業者がいる間に動作確認をしてください。使用方法の説明を受けることで、間違いのないデジタルサイネージの利用ができます。
展示会イベントのデジタルサイネージでよくあるトラブル
展示会で使用するデジタルサイネージで最も多いトラブルは、用意したコンテンツが映らないということです。ほとんどの場合がデータトラブルです。拡張子や解像度が対応していなかったり、データをMacで作ったため隠しファイルの混在が原因だったりします。
このようなトラブルは事前に準備をしておけば絶対に避けられることなので、現場での混乱を避けるためにも早めにデータのチェックはしておきましょう。
一般店舗や施設のデジタルサイネージレンタル
店舗や一般施設でも、デジタルサイネージのレンタルを利用する場合があります。セール期間中だけデジタルサイネージで販促活動を強化したい場合や、スポットでイベントを行う時に便利です。
店舗や一般施設でデジタルサイネージのレンタルを行う時は、以下のようなことが注意点となります。
適切なデジタルサイネージの設置場所が確保できるか
デジタルサイネージは人に見てもらうことが重要であり、その設置場所は重要ポイントのひとつです。あまり目立たない場所に置いてしまうと、その効果を得ることができません。またテナントのエントランスに設置する場合は、念のため事前に施設側へ設置の可否を確認しておくと良いでしょう。
デジタルサイネージの設置に危険を伴わないか
いくら目立つ場所だからと言っても、安全性がない場所へデジタルサイネージを設置するのはNGです。通行の妨げになるような場所への設置はやめておきましょう。そのため小さなスペースでも設置ができるやや小型のデジタルサイネージがおすすめです。
安心して使用できる機器を選定しよう
使い方がシンプルで分かりやすいということはもちろんですが、レンタルという特性上、安定感のある設置ができるもの、ディスプレイの破損等が起こりにくいものをレンタルするのがベターです。お客様やスタッフが意図せず接触してしまい、画面が破損した場合は機器弁償の対象となります。
デジタルサイネージに使用するディスプレイには、テレビのように画面に異物がぶつかるとすぐに破損してしまいそうなものもあれば、画面を強化ガラスで保護したものもあります。設置する場所によってどちらが適切なのか検討すると良いでしょう。
大きな画面のデジタルサイネージをレンタルしたい時は?
大画面のデジタルサイネージをレンタルしたい時は、対応してくれる業者にすべて任せるのが無難です。設置希望日と撤去日、デジタルサイネージを使ってどのようなことがしたいかを明確に伝えましょう。
デジタルサイネージのレンタルには十分な準備期間を設けよう
デジタルサイネージのレンタル利用で最も注意したい点は、準備期間を十分に取ることです。たかがデジタルサイネージと考えて、最後まで手を付けずにいると失敗するパターンが多く見受けられます。展示会参加やイベントが決定した時点でデジタルサイネージを導入するかを検討し、採用の場合は早めに業者の選定やコンテンツの準備に取り掛かりましょう。