会議室のホワイトボードを電子黒板に置き換える企業が増加中
近年、企業の会議室にあるホワイトボードを「電子黒板」に置き換える事例が増加中です。人手不足や働き方改革という時流に合わせて、企業の業務効率や情報の伝達精度の向上が求められており、インタラクティブなコミュニケーションを後押しする電子黒板に注目が集まっています。
電子黒板は手書きの感覚を残しつつ、デジタル機能を活用した効率的な会議やコミュニケーションを実現している便利なデジタルツールです。
そこで今回は、会議室における電子黒板の導入メリットや選び方、活用方法について解説します。
会議室への導入が進む「電子黒板」とは
電子黒板はタッチパネルで操作が可能なディスプレイ一体型のデジタルボードです。
従来のホワイトボードと異なり、書き込んだ内容をデジタル保存したり、画面に映し出された資料やWebページに直接書き込んだりと、会議やプレゼンテーションの幅を広げます。
インターネットと接続できるという特徴を活かして、遠隔地とのリアルタイムな情報共有や、オンライン会議との連携も容易に行える点が特徴です。
電子黒板の選び方
電子黒板の導入を検討する際には、以下のポイントに注意しましょう。
ポイント1:サイズと設置場所の確認
会議室の広さや用途に応じた最適なサイズを選びます。小規模な会議室には小型モデル、大規模な会議室やプレゼンテーション用には大型モデルが適しています。
ポイント2:導入目的や使い方
企業の会議室に設置するならWebカメラや集音マイク機能が付随したモデルが適しています。学校の教室に置くのであれば、ホワイトボード機能やタッチペンがあると使いやすいです。
ポイント3:機能と連携性
無線LANやBluetooth、USB接続など、どんなデバイスと連携が可能かを確認しましょう。また、電子黒板の付随するOSにより使えるアプリも異なるので、事前に確認する必要があります。
その他の詳しい選び方については、以下の関連記事をご参照ください。
会議室のホワイトボードを電子黒板に置き換えるメリット3選
企業の会議室に電子黒板を設置するメリットは様々ですが、ここでは主要な3つのメリットについて解説します。
メリット1:1台で会議に必要なツールを全てを網羅
電子黒板はホワイトボード、プロジェクター、スクリーン、パソコンなど、会議に必要な多くの機能を1台でカバーできます。資料の表示、書き込み、保存、共有までを一貫して行えるため、効率的な会議運営が可能です。
急に会議を開催することになったとしても、電子黒板1台に会議に必要なすべての機能が含まれているため、事前の準備が少なくて済みます。
メリット2:タッチパネルで直感的に操作可能
電子黒板はペンや指を使って直感的に操作できるため、事前に練習や教育をしなくても誰でも簡単に使いこなせます。スライドの操作や図の書き込み、注釈の追加なども素早く行えるため、会議の進行がスムーズになります。
ブレインストーミングやデザインの修正など、手書きの直感的な動きの方がアイディアが出やすいシーンでは、特に電子黒板のタッチパネル機能が役立ちます。
メリット3:電子機器のゴチャつきがなく洗練した空間に
多機能な電子黒板が1台あれば、会議室に複数の電子機器を設置する必要がなくなり、シンプルで洗練された空間を維持できます。コードやケーブルの煩わしさもなく、見た目がすっきりすることで、作業効率や集中力の向上も期待できます。
ゴチャついた空間ではクリエイティブな思考が進みづらい場合も多いため、会議に必要な機能を電子黒板1台で済ませて、会議室を常に洗練した空間に保ちましょう。
会議室における電子黒板の活用方法7選
電子黒板のように多機能なデバイスを導入しても、すべての機能を最大限に使いこなせないと不安を感じる方もいるかもしれません。そこでここからは、会議室における電子黒板の7つの活用方法をご紹介します。
実際に自社の会議室に電子黒板を導入したら、どんな使い方ができるだろう?とイメージしながら読み進めてください。
活用方法1:リアルタイムでのアイデア共有とブレインストーミング
電子黒板は複数人で同時に書き込めるため、アイデア出しやブレインストーミングに最適です。今まで付箋にアイディアを書いて、ホワイトボードに張り出していたという作業も、電子黒板なら大画面に直接書き込み、データとして編集できます。
手書きのアイディアは読みづらく、管理しづらいので、電子黒板で手書きメモを電子化してすぐにデジタル保存しましょう。
離れた場所にいるチームメンバーにも、その場で出たアイディアをリアルタイムで瞬時に共有できます。
活用方法2:オンライン会議をシームレスに開始
内蔵のカメラやマイク、スピーカーを利用して、電子黒板1台でオンライン会議を開始できます。会議資料を画面に表示しながらの説明や、遠く離れた場所にいる参加者ともリアルタイムなやり取りが可能です。
会議中に急にノートパソコンから大画面に画面共有をする必要が出たり、オンライン会議で他拠点とつなぐ必要が出たりしても、電子黒板ならすべての機能が入っているので準備の手間もありません。瞬時に必要な機能を起動できるため、シームレスに会議を進行できます。
活用方法3:タッチパネルに書き込んだ内容のデジタル保存
会議中に書き込んだメモや図は、簡単な操作でデジタルデータとして保存できます。会議後の議事録作成や資料共有が簡単になり、情報の伝達ミスを防ぎます。
紙に手書きしたメモをデジタルデータとして保存するためには、スマホや複合機でデータ化する手間がありますが、電子黒板なら手書きメモをそのままデータ化できて便利です。
活用方法4:ブラウザ検索したWebページや動画をそのまま表示
電子黒板はインターネットに接続できるため、ブラウザを開いてWebページを表示したり、YouTubeなどの動画をその場で再生したりと、様々な使い方ができます。プレゼンテーション中に参考資料をすぐに確認でき、会議の内容をより充実させます。
タッチパネル機能があることで、大きなスマホやタブレット端末のように直感的に使えるので、Web検索やアプリの起動も簡単です。
活用方法5:手描きで図やフローチャートを簡単作成
フリーハンドで図やフローチャートを作成し、説明に合わせて追加や修正ができます。アイデアを視覚的に表現することで、より深い理解を促します。
図やフローチャートをデザインツールで作ろうとすると、意外と時間がかかってしまうことも多いため、より直感的にフリーハンドで書ける電子黒板が便利です。
活用方法6:デザインや資料の修正案を大画面で書き込む
デザイン案や資料の修正点を大画面に表示し、参加者全員で確認しながら書き込むことで、リアルタイムでの意見交換が可能です。参加者全員が大画面上で資料を見ることで、効率的なブラッシュアップが期待できます。
デザインや資料の修正には細かい微調整が必要なことも多く、最終的な詰めの修正作業をする時には、リアルタイムにその場で修正する方が早く終わります。
活用方法7:オンラインとオフラインを融合したハイブリッド形式の会議
電子黒板を使うことで、オンラインとオフラインを融合させたハイブリット形式の会議もスムーズに進められます。電子黒板に表示されたオンライン参加者の映像を会議室内で大画面で確認できるため、オフライン参加者も一体感を感じながら会議に参加できます。
さらに、リモートでの参加者がプレゼンテーションを行う場合でも、互いに熱意を持ってプレゼンテーションに集中できます。
会議室に電子黒板を設置するなら「ヤマトサイネージ」へ
大阪と東京を拠点に日本全国エリアでデジタルサイネージの販売から設置、アフターサポートまでをワンストップで提供しているヤマトサイネージでは、会議に必要な機能がすべて入った電子黒板を販売しています。
これまで日本全国の企業の会議室にデジタルサイネージを納品してきた実績があるため、電子黒板の設置場所や効果的な使い方までを熟知しています。
特に大人数が参加する大規模な会議室の場合は、電子黒板と合わせて200インチほどの大型デジタルサイネージを合わせて導入する事例も増えています。電子黒板の画面をデジタルサイネージにミラーリングすることで、より大勢の参加者にまんべんなく情報を届けられます。
電子黒板の導入効果を最大限に発揮できる設置方法をご提案させていただきますので、電子黒板の設置をご検討中の方は、お気軽にヤマトサイネージにお問い合わせください。