電気代

100インチモニターの電気代は?大型モニターの電気代レポート

カフェのマルチディスプレイ

”100インチのモニターを導入したいのですが、その前に電気代がどれくらいかかるのか教えてほしいんですけど!”
(山口県・短州力さん/69歳/男性)

 

大型液晶マルチモニターの場合

超大型の画面を用意したい場合は、モニターを複数並べてマルチモニター化する方法が一般的です。今回はマルチモニターの場合の電気代を計算してみます。

 

ポイントは消費電力

巨大な液晶マルチモニターを導入する際に気になるのはもちろん導入コストですが、長い目で見ると維持していく費用もバカになりません。今回はランニングコストのメインとなる「電気代」について説明していきます。最初に知っておきたいのは「消費電力」です。

 

①モニター単体の消費電力を調べよう

ディスプレイの消費電力

液晶モニターの場合、基本的にはインチサイズが大きくなればなるほど消費電力は大きくなります。また、サイネージ専用モニターを使う場合は輝度(ディスプレイの明るさ)が高いものが多く、市販の液晶モニターより明るめに作られており、同じサイズでも消費電力が高くなります。例えば👇が弊社マルチ専用モニター(55インチの場合)の仕様表です。

マルチディスプレイの電気代

 

消費電力は198Wという表記になっていますが、これはこの製品を1時間使用した際に最大で198W消費するという意味です。画面のブライトネス(バックライトの明るさ)調整をすることで消費電力は変化します。

 

②使用する液晶モニターの台数を数えよう

大画面構築法

次に考えるのはモニターを何台使用するかです。例えば写真のような4面マルチモニターで先程の55インチ専用ディスプレイを使用する場合は「198W×4台」となり、最大消費電力は1時間あたり792Wとなります。「単体モニターの消費電力×使用枚数」で算出してください。

 

他に接続用の映像配信プレイヤーやマトリクスなど、周辺機器の電力も加算しましょう。なので、このマルチモニター全体での最大消費電力は「792W+周辺機器の消費電力」ということになります。

 

100インチ程度のマルチモニター、ざっくりの電気代を計算

 

お客様から「月の電気代はどのくらいになる?」というご質問をしばしばいただくのですが、それは正直、使ってみてもらわないとわかりません(笑)。まず弊社は電力供給会社ではないため、お客様がどのような電気料金の契約をされているのかわかりません。

 

また、電気料金は使用した電力(≒使用時間)に比例するため、月にどの程度使用するかということはお客様ご自身でしかわからないので、弊社ではお答え致しかねます。ただし、非常にざっくりでも良ければご自身で計算することができますので、以下を参考に算出してみてください。

 

①月当たりの概算消費電力を計算しよう

電気代

例えば55インチのモニターを4台使用したマルチモニターの場合、最大消費電力は約900Wになります(当社製品の場合)。消費電力(W)は「1時間に消費する電力」を指します。なので1日に12時間使用する場合はMAXで10800Wを消費するという計算が成り立ちます。

 

中会議室のマルチディスプレイ

施設の営業中は常に放映するなど、使用時間が決まっている場合は「使用時間×日数」なので消費電力の計算がしやすいです。ですので月換算すると「MAX10800W(1日12時間使用)×30日」で324000Wとなります。

 

②電気料金は1KW(キロワット)がいくらという計算方式である!

電気料金

電気料金の契約は1KWでいくらという契約になっています。1KWとは1000Wのことで、例えば先程の324000Wだと324KWということになります。即ち「324(KW)×1KWの契約電気料金」で月当たりの電気料金がざっくりいくらになるかの計算ができます。

 

契約の電気料金がわかればその金額を、わからない場合は1KWあたり30円程度で計算するとよいでしょう。※電力会社や契約内容により電気料金は異なります。

 

ですので月間使用消費電力が324KWの時には「324(KW)×30(円)」となり、月間の電気代が9,720円という計算になります。ただしこれはあくまで「最大消費電力」をもとに試算したものなので、実際にはこれよりも安い電気料金になると思われます。

 

単体100インチクラス液晶モニターの場合

例えばグーグルで「100インチモニター」と検索してみます。すると下のように98インチの単体液晶モニターが出てきます。

100インチ

ちなみにこちらは「JAPAN NEXT」製の大型単体モニターですが、
japannext.net

 

仕様を見ると最大消費電力は450Wとなっています。

JAPANEXTスペック表

先ほどと同じ条件(1日12時間使用の月額電気料金)で計算すると4,860円となります。

100インチモニターの消費電力を節約する方法

100インチモニターは視認性や存在感が抜群ですが、その分消費電力も大きくなりがちです。運用コストを抑えるために、以下の節約術を取り入れてみましょう。

節約術1:画面の明るさを抑える

明るさが高いほど消費電力も増加します。使用環境に応じて明るさを調整し、必要以上に明るくしないよう設定することで、電力消費を抑えることができます。

特に明るい部屋で使わない場合は、輝度を下げることをおすすめします。

節約術2:自動電源オフやスリープ機能を活用する

100インチモニターを使わない時間帯がある場合、一定時間操作がないと電源をオフにする自動電源オフ機能やスリープモードを活用しましょう。これにより、無駄な電力をカットできます。

節約術3:省電力機能を使う

モニターには省電力モードが搭載されている場合があります。

この機能を有効にすると、使用状況に応じて消費電力を抑えることが可能です。特に大画面モニターの場合、省電力モードの効果は顕著です。

節約術4:利用頻度や時間を見直す

モニターの使用時間を計画的に管理し、不要な点灯を避けることも大切です。

使用後に電源をしっかり切る習慣をつけることで、電力の無駄遣いを防げます。

まとめ

山口県の短州力さん、おわかりいただけたでしょうか?概算電気料金算出のポイントを以下にまとめますので参考にしてください。

 

(1)モニターの消費電力をチェック
(2)「使用するモニターの台数×、モニター1台の消費電力」を求める
(3)「全体の消費電力×1日の使用時間」で1日何W消費するかを計算
(4)「1日の消費電力×30(日)」で月間消費電力を算出
(5)「月間消費電力÷1000」で月間の使用電力をKWに換算する
(6)「月間使用電力(KW)×契約電気料金(不明な場合は30円とする)」で概算月間電気料金となる

 

以上、100インチ大型モニター概算月間電気料金の算出方法でした。短州さん、多少ズレがあったとしてもどうかキレないでください!

「キレちゃいないよ、俺をキレさせたらたいしたもんだよ」

今日はここまで。また次回お会いしましょう❣

設置事例: マルチディスプレイ




デジタルサイネージメルマガ

登録
特典
あり

ダウンロード資料プレゼント!!

  • 15分でわかるデジタルサイネージ
  • 利用事例・価格事例20選

毎週1回お届けするヤマトサイネージメルマガにご登録いただくと、
今すぐデジタルサイネージを導⼊する予定のない⽅にもお役⽴ち情報満載です。

ご登録直後にお送りするメールにて特典ファイルをプレゼントいたします。