ビルや店舗の外壁へデジタルサイネージを設置する場合に、おすすめをするのがLEDビジョンです。LEDビジョンは画面が明るく、直射日光を受けても画面が見やすいことが特徴です。また、液晶画面のような反射することがありません。そのため常に高い視認性を保てます。
岡山市北区にある「小林本町ビル」様に導入いただいた、約1.5㎡のLEDビジョンの事例を元に設置方法をご紹介します。
外壁にLEDビジョンを取付ける手順
手順1:下地の準備と電源の確保

まず最初にLEDビジョンを取付ける外壁の準備を行います。今回は鉄筋とコンクリートの壁面だったため、十分な強度がありました。壁面強度が弱ければ補強工事をする必要があります。電源が近くにない場合には電気工事で電源を近くまで持ってきます。
LEDビジョンの取付面はフラットであることが好ましいので、「小林本町ビル」の文字看板とアーチ状のネオンの撤去を行いました。


手順2:ブラケットとLEDパネルの取付
LEDビジョン取付面の下地が出来上がったら、ブラケット(LEDを取り付ける金具)を設置します。ブラケットは壁面にアンカーで固定します。

ブラケットが取り付けできたら、その上からLEDパネルを並べていきます。弊社製品はブラケットとLEDパネルがマグネットで接着できるようになっています。そのためメンテナンスも簡単に行えます。


映像配信の確認
最後に正しく映像が流れるかを確認します。昼夜の明るさの確認や、電源のON/OFFタイマー、配信スケジュールが正しく反映されているかなどをチェックします。


設置前に必ず確認!外壁LEDビジョン導入における3つの法的注意点
外壁に大型のLEDビジョンを設置する場合、単に工事を行うだけでなく、複数の法規制を遵守する必要があります。これを怠ると、違法な屋外広告物として撤去を命じられる可能性もあるため、必ず事前にプロの業者と確認しましょう。
注意点1:屋外広告物条例の遵守
ほとんどの自治体には「屋外広告物条例」があり、看板やLEDビジョンのサイズ、設置場所、色、高さなどに細かな規制を設けています。特に、設置する地域が*景観地区」や「風致地区」に指定されている場合、LEDビジョンの輝度(明るさ)やデザインに関する制限が厳しくなるため、事前の確認と許可申請が必要です。
注意点2:建築基準法と工作物確認申請
一定規模以上の大型のLEDビジョンは、建築基準法上の「工作物」と見なされます。特に高さ4mを超える場合や、面積が一定基準を超える場合、建築主事または指定確認検査機関による「工作物確認申請」が必要です。この申請には、強度計算書や設計図面が必要となるため、専門知識を持つ施工業者や建築士の関与が不可欠です。
注意点3:設置後の定期点検義務
屋外広告物条例に基づき、設置後も3年ごと、または5年ごとに専門の資格者による安全点検と報告が義務付けられています。この点検費用も長期的なランニングコストとして考慮する必要があります。ヤマトサイネージでは、設置後の定期点検やメンテナンスについてもサポートしております。
まとめ
ヤマトサイネージでは、小林本町ビル様への導入事例のように、現地調査から法規制の確認、電気工事、そして長期的なメンテナンスまでをワンストップでサポートいたします。高額な投資を無駄にしないためにも、違法設置や事故のリスクを避け、専門的な知識と技術を持つ弊社へぜひご相談ください。
