LEDビジョンの「ピッチ」とは並んだ発光帯の中心と中心の間隔のこと。ピッチの数値が狭いほど画面の解像度が高くなり、価格も上昇します。
ピッチとは敷き詰められた発光ドットの中心点の間隔のこと
LEDビジョンにはピッチという概念があります。テレビだと2K、4K、8Kとドットが増えるほど画面が美しくなりますよね?それと同じでLEDパネルには様々な間隔でドットが並ぶものが存在します。
画面と人の位置が近い場合は細かいピッチ、遠くなるに連れ広めのピッチを使用することが一般的です。ピッチは細かいほどきれいな映像を表現できますが、値段は高くなってしまいます。
ピッチの比較
上の写真はピッチが5mmと10mmのものを比較しています。ドットの間隔が狭い5mmピッチは、ある程度細かいテキスト文字もなんとなく読めます。しかし10mmピッチになるとほとんど何を書いているのかわからなくなってしまいます。このようにピッチの差で見え方が変わってきます。
ピッチの種類
LEDパネルには様々なピッチが用意されています。ピッチは0.9mm程度から20mmを超えるようなものも存在します。人が近くから見る場合はピッチの狭いもの、離れて見る場合はピッチの広いものでも構いません。
例えばビルの1階や2階部分の高さ程度にLEDビジョンを設置する場合、見る人との距離感が短いです。なので基本的にはピッチの狭いものを選びます。
逆に屋上やスタジアムの電光掲示板など、離れた場所にいる人達がターゲットの時はピッチの広いものを選びます。なぜなら画面と見る人の位置が離れるほど、映像の粗さは気にならないからです。もちろんこのようなケースでピッチの細かいものを設置することは可能ですが、無意味に価格が高くなるだけです。またイメージ的にピッチの広いものは砲弾型のLEDを用いることが多く、寿命の面でも耐久性が上がると考えています。