番組の撮影スタジオに液晶マルチモニターを設置
都内の撮影スタジオに液晶マルチモニターを設置いたしました。お客様の希望により、今回は通常の「田の字形」ではなく、モニターを縦画面にして横に並べていく方法を取りました。
液晶マルチモニター、壁面設置の方法
壁面設置には専用のブラケット(壁掛け金具)を用います。レーザーを当ててズレが生じないように固定していきます。壁は内装業者さんにお願いして、モニター分の凹みを作っておいてもらいました。
モニターをブラケットに固定するには、モニターの背面にステーを付ける必要があります。モニターを裏返して付けるため、画面に傷が付いたり破損を防ぐために柔らかい養生を敷き、慎重に取り付けていきます。このステーをブラケットに引っ掛けて、モニターを設置していきます。
弊社ではメンテナンスがしやすいように、伸縮可能な油圧プッシュタイプのブラケットを採用しています。画面を優しく押し込むと、モニターが前面に飛び出してきます。
壁面埋め込みの場合は指が1本以上入るように、全体サイズより若干余裕を持った凹みにしておくとメンテナンスの際にスムーズです。
弊社の場合、特に強いご要望がない限りは画面比率の問題もあり、このような比率を崩した液晶マルチはおすすめしておりませんが、「どうしても!」という場合はこのような特殊な設置方法も賜ります。
撮影には向いていない?液晶のマルチモニター
液晶モニターを撮影で使用するときの懸念は照明の反射です。なのでスタジオに液晶モニターは向いていないのでは?とお考えの方もいらっしゃるでしょう。マルチ専用モニターはノングレアといって、光を拡散する表面加工をしています。そのため映り込みを抑えることができます。
しかし、完全にそれを抑えることはできません。なので合わせて照明の調整を行い、工夫することで撮影時の反射を無くすことができます。コロナ禍の影響もあり、リモート出演用のモニターをテレビでよく目にするようになりました。しかし反射しているようなものを見たことはないですよね?
設置後のテストプレイ動画
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