味覚糖株式会社様の本社ホールに巨大液晶マルチディスプレイを設置
「ぷっちょ」などのユニークなお菓子を製造・販売される味覚糖様。本社のホール内に液晶マルチディスプレイを設置させていただきました。社内イベントや会議での使用が主な目的です。画面の大きさは330インチ(横約7.2m×縦約4.1m)です。
導入に至る背景と下見調査
以前はホワイトボードやプロジェクターを使用しており、ホワイトボードでは大きさに限りがあることや、手書きの手間がありました。また、プロジェクターは明るい室内だとぼやけて見えにくいことが懸念材料でした。
オーナーの「どうせやるなら他に類を見ないものを」という考えから、巨大な液晶マルチディスプレイの設置を決定されました。
プロジェクトのスタートは下見からです。現場に訪問して、設置方法や電源の確認を行いました。ガラス面に鉄骨があったため、それを利用して壁面を作り、液晶ディスプレイを設置することにしました。必要な電気容量や音響との連携が可能かどうかも確認しました。
設置工事
巨大な液晶ディスプレイを設置するためには、大掛かりな工事が必要になります。室内ではありますが足場を組み、壁面造作とディスプレイの設置作業を行いました。設置工事には約1週間を要しました。
完成した液晶マルチディスプレイのサイズは330インチ。55インチの液晶ディスプレイを縦横6列ずつ並べて、横幅が7.2m、縦幅が4mになりました。合計で36台の液晶ディスプレイを使用しました。
映像を各ディスプレイに配信するマトリクススイッチャー
36台ものモニターに映像を配信するには、映像分配機も大きなものになります。使用したのは入力が12系統、出力が36系統あるマトリクススイッチャーです。
マトリクススイッチャーとは「複数入力・複数出力」ができる映像分配器です。1台の映像再生機(パソコンやテレビチューナーなどなど)を使用して、大画面で映すことができますし、複数の映像再生機を分割して同士に映し出すこともできます。分割画面のレイアウトは好みのように設定、記憶させることができます。
メンテナンスの対応
高い位置に設置したディスプレイをメンテナンスするときには、高所作業台を使用します。定期的なメンテナンスを行うことで、安心して利用することができます。
これはローリングタワーというもので、部品を持ち込んで現場で組み立てて使用します。ディスプレイは油圧式のプッシュブラケットで取り付けており、画面を押し込むとディスプレイが前に飛び出て来るようになっています。そのためメンテナンスが簡単にできるようになっています。
会議や入社式などのイベントで使用
主な使用目的は会議です。大きな画面にパワーポイントなどの会議用資料を表示して、後部席の人でも映像が見えやすくなっています。また、部屋の照明を落とさなくても明るく鮮明な映像を映し出せます。
また、式典や顧客を対象としたイベントでも活躍しています。入社式ではCMで起用された有名人からのメッセージ動画を流したり、イベントではPR動画を流します。大迫力の画面は注目を集めます。
設置事例動画
👇サムネイルをクリックすると動画をご覧いただけます。
システム図
この設置事例は以下のようなシステムで成り立っています。