新大阪駅の同期サイネージ

クラウドタイプのデジタルサイネージ

クラウドタイプのデジタルサイネージとは?

クラウドの概要図

クラウドタイプのデジタルサイネージとは、通信(インターネット)を利用して映像コンテンツの配信を行うものです。スタンドアロンタイプと呼ぶ、通信を使用しないデジタルサイネージもありますが、本来のデジタルサイネージの定義は通信を使用するものを指します。

クラウドタイプの特徴は遠隔操作が出来ること、一度に複数台のデジタルサイネージ端末を制御できることです。大きな商業施設内で何十台もデジタルサイネージを管理したい場合や、全国のチェーン店舗に配置したデジタルサイネージを本社で一括管理したいようなケースで利用されます。インタラクティブ性の高いタッチパネルのデジタルサイネージでもクラウドタイプを使用することがあります。

クラウドタイプは本来のデジタルサイネージがあるべき姿であり、多種多様なユーザーの要望に応えることができるコンテンツ配信方法となります。

クラウドタイプのデジタルサイネージを使用するメリット

デジタルサイネージの通信

デジタルサイネージをクラウド利用するケースでは多くのメリットが存在します。通信を利用したデジタルサイネージでは一体どのような利点があるのでしょうか?

リアルタイムに新鮮な情報が提供できる

クラウドタイプのデジタルサイネージは、思い立ったその時にコンテンツを変更することができます。常に新鮮な情報を提供することで視聴者への訴求力を高めます。通信を利用しないスタンドアロンタイプが新聞で見るニュースとしたら、クラウドタイプはインターネットニュースのようなものです。コンテンツの更新スピードを上げることで高い効果を得ることができます。

遠隔地から操作ができる

インターネットを利用するクラウドタイプのデジタルサイネージは、その場にいなくても表示コンテンツの編集や切り替えができます。操作用のパソコンやタブレットがインターネット環境内にあれば、そこから指示を出すことでデジタルサイネージの映像が変更できます。

複数のデジタルサイネージを一括管理できる

何十台ものデジタルサイネージ端末を同期させたり、グループを作って管理する場合、それぞれ別々のコンテンツを表示させたいケースなど、様々な管理ができることも特徴です。駅や大型商業施設のデジタルサイネージなどに採用されています。

スケジュールも容易に組んだり、変更することができます。例えば朝の通勤ラッシュ時にはサラリーマン向けのコンテンツを流し、昼間は買い物に向かう主婦層をターゲットにした映像を流すなどファジーな対応ができる点は大きなメリットです。

クラウドタイプのデメリット

一括管理

クラウドタイプのデジタルサイネージには多様なメリットがある反面、デメリットも存在します。万が一のトラブルに備えて、デメリットも抑えておくと良いでしょう。

インターネット環境の整備やランニングコストがかかる

クラウドタイプのデジタルサイネージは、端末がインターネット環境内にないと動きません。よって本体側に有線や無線のインターネット環境が必要になります。また一般的にはクラウドタイプのデジタルサイネージを利用するための通信費、ソフト使用料などのランニングコストがかかります。

ランニングコストを抑えるために自社でシステムを構築するケースもありますが、運用台数が少ない場合は既存のシステムを導入して使用料を払うほうが良いケースもあります。

通信不良やセキュリティの問題

通信の不良が生じた場合はコンテンツの更新をかけることができません。また映像が映らなくなるケースもあります。基本的には通信環境が復旧すれば元通りに使用できます。また、通信を利用する以上はハッキングの対象にもなりかねません。

クラウドタイプのデジタルサイネージを運用するためのシステムやソフトは、各社が多様なサービスを提供しています。しかし価格やサービス内容だけではなく、トラブル時の対応やセキュリティ関係についても調べた上で決定することをおすすめします。

システム運用に知識が必要

クラウドタイプのデジタルサイネージは、パソコンやタブレットに操作用ソフトをインストールして操作します。誰でもいきなり使いこなせるわけではありません。そのため担当者は複数必要になりますし、マスターするまでにある程度の時間を要します。なるべく操作性の良いシステムを選ぶこともポイントです。

クラウドタイプデジタルサイネージの活用例

大阪メトロのタッチパネル

クラウドタイプのデジタルサイネージはどのようなシチュエーションで有効なのでしょうか?その代表例と活用術について触れていきます。

同一施設内のデジタルサイネージ端末を同期再生

新大阪駅の同期サイネージ

駅の構内や商業施設などの同じ施設内に複数のデジタルサイネージを設置して、同じ映像を同期再生させたい場合はクラウドタイプのデジタルサイネージを使用します。クラウドタイプはサーバーの時刻管理に基づいて映像が配信されます。そのため正確な同期再生ができるのです。

たくさんの画面が瞬時にして同じ映像に切り替わるとインパクトが有り、行き交う人々の注目を受けやすくなり高い訴求力を発揮します。

全国の関連施設やチェーン店舗のデジタルサイネージを一括管理

ファーストフード店のメニューサイネージ

コンビニエンスストアやファーストフード店、その他チェーン店舗などに設置したデジタルサイネージを、本部が一括管理する場合にもクラウドタイプを使用します。店舗スタッフは電源のオンオフ以外は操作する必要がありません。

シーズンごとに変わるメニューの変更や、期間限定商品の案内、イベントの告知などスピーディーにコンテンツ変更できることがメリットです。店舗スタッフはポスターのように張替えをする手間が省け、作業効率のUPにもつながります。

タッチパネルデジタルサイネージ

デジタルサイネージの活用法について

施設案内や道案内などに活用されるタッチパネルのデジタルサイネージですが、これも大半がクラウドタイプです。WEB上にUPしたデジタルサイネージ専用コンテンツを表示します。内容の変更をしたい場合はWEBサイトを更新します。

利用者のデータを取るためにクラウドの顔認証システムを導入することもあります。時間帯や季節による利用者の性別や年齢層を調べることで、以後のデジタルサイネージ運用に活かすことができます。

導入事例とユーザーの感想

広告目的のデジタルサイネージ

広島市内の地下街に設置した大画面のクラウドタイプデジタルサイネージです。このデジタルサイネージは広告コンテンツを流す目的で設置されています。コンテンツの管理は現場から数キロ離れた事務所内のパソコンで行っています。通信状態や動作の確認はパソコンから確認ができるので安心です。

繁華街のデジタルサイネージはコンテンツの入れ替えが激しいため、毎回現場を訪問してコンテンツの変更をするのが手間です。そのためクラウドタイプを採用いただきました。遠隔操作をすることで時間的コストの削減ができました。

システム運用はお客様自身で行っており、クラウドと言えどもシンプルで分かりやすい操作、金融機関や鉄道会社でも採用いただいているセキュリティの高さを喜んでいただいています。

クラウドタイプのデジタルサイネージは多様なニーズに対応できる

ドラゴンズベースのマルチディスプレイ

スタンドアロンタイプのデジタルサイネージはできることに制限が多いことに対して、クラウドタイプはほとんどの場合、ユーザーの求めることが実現できる点がメリットです。デジタルサイネージを導入する場合には何がしたいかを明確にして、それを行うためにはクラウドタイプが必要かどうかという考え方をすると良いでしょう。

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