大型スクリーン

大画面のモニターやプロジェクターは目に悪いの?巨大モニターの設置は場所を選んで

大画面のモニターやプロジェクターは目に悪いの?

映画館のスクリーン

代表的な大画面といえば映画のスクリーン。近くで迫力を感じながら見るも良し、離れた席からゆったり見るのもまた良し。映画館に詳しい方ならご存知でしょうが、映画館の座席には「良い席」とされているところがあります。基本的にスクリーンに近い最前列はあまり良い席とはされていません。

その理由のひとつにスクリーンを見上げる様になるので疲れる、ということが挙げられます。

家庭用のテレビモニターを大型にしたい時に押さえておきたい3つのポイント

テレビ

大きな画面でテレビ番組やDVDを楽しみたい。そんな思いから選びがちな大型テレビ。しかし部屋の広さや設置する高さを考えて購入しないと、デカいはいいけど疲れるなぁ…もう少し小さくても良かったな、と後悔するかもしれません。

大きなテレビを買ったからといって、至近距離で見るわけではないですよね?映画と一緒で適正な視認距離があって、テレビの大きさによりどれだけ離れて視聴するのが良いかが決まってきます。

ポイント1:目の健康を考えよう

テレビは長い時間、凝視をすることが多いですよね?長時間テレビを視聴することは、ブルーライトによる目への影響やドライアイの原因になります。また、画面が大きくなればなるほど眼球の移動が増え、目の筋肉にも負担がかかります。ブルーライトカットを行ったり、適度に目を休憩させることが大切です。

目の疲労は視力の低下の原因になります。また、それに留まらずめまいや頭痛など全身に影響をおよぼす場合もあります。なのでそのようなリスクを知った上で画面サイズを考えるほうが良いでしょう。

ポイント2:適正視認距離

人によってどの程度が大型テレビと考えるかはそれぞれでしょうが、50インチでは約1.8m、60インチは2.2m、70インチだと約2.6m程離れてみるのが最も適正な距離とされています。

設置する高さも重要で、あまり高い位置にテレビモニターを配置すると映画の最前列に座るのと同じで、目だけではなく首や肩にも負担がかかります。目線とフラットか、少し低い位置に設置すると疲れにくくなります。

ポイント3:部屋の広さに応じた大型モニター設置を

以上のようなことから健康を第一に考えるなら、狭い部屋に巨大なテレビ・モニターを置くことは控えたほうが良いでしょう。家庭のテレビは日常的に視聴することが多く、最も接することが多い部類のモニターです。健康であってこそ楽しめるテレビを見ることで、健康を害する結果ともなりかねません。

大画面のモニターやプロジェクターは目に悪いの?

モニターの中でも、特にサイズの大きいモニターやプロジェクターを見続けると目に悪いの?という疑問を抱く方もいます

しかし、結論としては「大画面だから目に悪い」ということはなく、大画面を「長時間見続ける」ことが目に負担をかけて、視力低下に繋がるのです。

巨大画面の設置場所とは?

ステラタウンのLEDビジョン

現実的に考えると、一般の家庭に100インチを超えるような巨大モニターを設置することは困難です。屋外のイベント広場や繁華街のデジタルサイネージなど家庭とはかけ離れた場所で、エンターテイメントや広告を行うために設置することがほとんどです。

巨大画面にする理由

このような巨大画面は人の集まる繁華街などで広告映像を流す場合に多く用いられます。家庭用のモニターは個人的に楽しむものであり、逆にこのような巨大画面は大人数に見てもらうことを想定して設置することがほとんどです。

見たくて見るわけではない、見せるための大画面だ

画面のサイズと明るさ

家庭用モニターが自分の見たいものを表示するのに対し、街中の大画面モニターは「見せる」ためという思惑があります。見向きもされない看板を電子化して動きを持たせることで、注目を集めるようにしているわけです。

効果的に注目されるようにするには、やはり人の集まる場所が選ばれるということです。また、人々は何十分もそれを見続けることはないですし、ビルの高い位置の外壁や座席から離れた位置に設置することが多いので、視認距離が十分確保されるので目が疲れることはほとんどありません。

屋内の大規模ホールやショッピングセンターの中広場は?

室内でも大画面を設置するシチュエーションがあります。それは大きなホールやショッピングセンターの中などです。屋内施設内に巨大なモニターを設置する場合は、液晶モニターを連結して大きな画面を作り上げる方法がポピュラーです。

画面の明るさに注意しよう

子供がテレビを見る

家庭でも街中でも注意したいのは画面の明るさです。明るすぎると目の負担になりますし、暗すぎると見えづらい。適正な画面の明るさに調整することが必要です。家庭の場合は夜間には照明をつけるので、昼間と同じような室内の明るさを保つことができるため、画面の明るさを調整することはあまりありません。

しかし屋外に設置した大型モニターは昼間と夜間では、周りの明るさが全く違います。

展示会でのLEDビジョン

昼間は太陽の直射日光に負けないように強力な明るさが求められますが、その明るさを維持したまま夜を迎えると写真のようにまぶしすぎて、目立ちはしますが周りの迷惑にもなりかねません。クレームが入ると違う意味で疲れてしまいます。

なので屋外用の大型モニターはタイマー設定で季節ごとの日没時間に合わせて、画面の明るさを自動調整させてやるのが良いでしょう。

まとめ

家庭で使うモニターも商業利用するモニターも映像を映すということは同じですが、それを見る人数や時間、見る距離が違うことがわかりましたでしょうか?巨大なモニターを自宅に置くことはロマンかもしれませんが、無理に大きな画面にせず、適度な大きさの物を選ぶことをおすすめします。疲れて健康被害を被ると元も子もありません。

設置事例: マルチディスプレイ




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