デジタルサイネージの定義と概念、使い方をわかりやすく簡単に解説

ビルの壁面やショッピングモール内など、あらゆる場面でデジタルサイネージが活用されていますが、具体的にどんなものを「デジタルサイネージ」と呼ぶのかがまだわからないという方も多いです。

今後、デジタルサイネージの設置を検討している方は、導入効果を最大化するためにも、デジタルサイネージについての事前知識をつけておく必要があります。

そこで今回は、デジタルサイネージの定義や概念をわかりやすく簡単に解説します。

デジタルサイネージを構成する3つの定義

オフィスの55インチ8面マルチディスプレイ

デジタルサイネージは以下の3つの定義から成り立っています。

デジタルディスプレイを用いている

TVディスプレイ、AndroidやiPad、タブレットなど、電子的な表示機器ならデジタルサイネージとして扱えます。

販売、マーケティング、広告等の コンテンツを流す

動画・写真・SNSコンテンツ等、配信時間を設定したり、表示内容の変更・切り替えもかんたんです。

遠隔から制御されている(ネットワーク化されている)

配信可能な状態にあること。ネットワークに接続していればどこに居ても簡単に配信することが出来ます。

デジタルサイネージとはデジタルサイネージ専用ディスプレイ、TVやパソコン用のディスプレイ、LEDビジョン等を使用して情報の配信や広告を行うシステムです。

➀デジタルディスプレイ

②配信用デジタルコンテンツ

➂配信のネットワーク

この3つが揃ったものをデジタルサイネージと呼びます。

ただし➂については未だ世間一般に浸透しておらず、ネットワークの構築が無くてもそう呼ばれることが一般的です。

デジタルサイネージの概要と成り立ち

壁掛けデジタルサイネージのイメージ

日本におけるデジタルサイネージの始まりは、1950年代のテレビ放送開始に起因します。いわゆるテレビコマーシャルの放映が最初のデジタルサイネージと言えるでしょう。 1976年にビデオデッキが登場すると、店舗等でVHS再生による広告宣伝が行われるようになりました。そのシステムは現在もDVDやSDカードなどをディスプレイで再生する販促活動に受け継がれています。

LEDディスプレイの登場

デジタルサイネージにおける革命ともいえるのが、1993年に開発された青色LEDの登場です。その発明はLEDディスプレイの開発を可能にし、現在のデジタルサイネージにおいて大きな影響を与えています。 明るく高精細なディスプレイでの情報発信は視認性が大きく向上し、多くの人の目をのの目をひく存在となっています。

またパソコンやインターネットの普及に伴い、誰でも簡単に広告宣伝や情報案内を作成作製できるようになり、そしてUSBやHDMIを利用して簡単に発信できるようにもなりました。

デジタルサイネージの用途は多種多様

デジタルサイネージは看板やポスターに代わる新たな情報配信ツールとして導入が加速化されています。広告や情報案内だけではなく教育機関や芸術分野、現場での情報共有ツールとしてなどの導入事例も増えており、 その可能性は止まることを知りません。ユーザーの多種多様なニーズに応える機器類の開発が急ピッチで進んでいます。

デジタルサイネージは主に3種類

このような成り立ちで普及していったデジタルサイネージですが、今では主に3種類のモニターが使われています。その3種類とは、LEDビジョン、液晶ディスプレイ、マルチディスプレイです。

ここではそれぞれの特徴を簡単に解説します。

種類1:LEDビジョン

道頓堀のLEDビジョン

LEDビジョンとは、小さなLEDランプが敷き詰められた320〜550mm角くらいのLEDパネルを組み合わせて、大きなモニターを構成するデジタルサイネージです。

LEDパネルを組み合わせることで、自由自在に形や大きさを変えられることが一番の特徴で、主に大型のデジタルサイネージを組み上げる際には、LEDビジョンが使われています。

一般的に視認距離が遠い機種が多く、近くから見てもコンテンツがきれいに見えないため、ビル壁面や道路沿いなど、4m以上離れた場所から見られることを想定して設置されます。

LEDビジョン

種類2:液晶ディスプレイ

屋内用のデジタルサイネージ専用ディスプレイ

液晶ディスプレイは、一般的な家庭用テレビのように、近くから見て細かいコンテンツがきれいに見えることが特徴です。

特に駅やバス停、ショッピングモール内など、比較的近くから見られる想定の場所にデジタルサイネージを設置する場合には、液晶ディスプレイが選ばれています。

屋外用デジタルサイネージ

種類3:マルチディスプレイ

液晶ディスプレイを4枚や9枚などの複数枚を組み合わせて100インチ以上の大きなデジタルサイネージに組み上げたものを「マルチディスプレイ」と呼びます。

大型のデジタルサイネージを設置したいけど、近くからでもきれいにコンテンツが見えるようにしたいというご要望に答える製品です。

マルチディスプレイサイネージ

デジタルサイネージは誰でも簡単に使える!

ステージの大型マルチディスプレイを設置した事例

デジタルサイネージを使いこなせば、動画コンテンツやスライドショー機能で動きのある表示をしたり、時間帯ごとに配信するコンテンツを変えたりと、色々な配信スタイルを実現できます。

このように色々なことができると聞くと「デジタルサイネージを使うのは難しそうだ」と勘違いしてしまう方が多くいらっしゃいます。

しかし、デジタルサイネージは誰でも簡単に使えるデジタルサイネージです。複雑な設定をすれば、その可能性は無限大ですが、シンプルにコンテンツを表示するだけであれば、設置もシンプルです。

ここからはデジタルサイネージの簡単な使い方を解説します。

USBを挿すだけで簡単にコンテンツを表示可能

デジタルサイネージを最も簡単に使う方法は、USBメモリに画像や動画データを入れて、コントローラーに挿す方法です。

普段仕事でパソコンを使っている方であれば、USBメモリは使い慣れているのではないでしょうか?

デジタルサイネージに表示させたいコンテンツをUSBメモリに入れて、デジタルサイネージに接続しているコントローラーに挿すだけで簡単にコンテンツを表示できます。

CMSを使えば簡単にスライドショー設定も可能

デジタルサイネージで動画を配信すれば、より訴求力が高まりますが、動画コンテンツを作ることは簡単ではありませんよね?動画撮影や編集など、やるべき作業が一気に増えてしまいます。

しかし、スライドショー機能を使って、複数枚の静止画を動かしながら表示するだけでも、かなり目立ちますし、訴求力も高まります。

スライドショー機能を使うのは難しいと思われがちですが、CMSという「配信管理システム」を使えば、比較的簡単に設定可能です。

配信管理システムの詳細は以下の関連ページをご覧ください

配信管理システム

デジタルサイネージは誰でも簡単に使える便利なツール

ホテルのマルチディスプレイ

今回は、デジタルサイネージの定義や概念から簡単に使える方法までを解説しましたが、今まで使うのが難しいと思っていたデジタルサイネージも「意外と簡単そうだ」と思えたのではないでしょうか?

アナログ看板と比べて、デジタルサイネージは圧倒的に目立ちますので、集客や売上向上のために新しい取り組みを始めたいと思っている方は、ぜひデジタルサイネージをご検討ください。

ヤマトサイネージでは、東京・大阪・福岡を拠点に、日本全国でデジタルサイネージの設置に対応しています。

少しでもデジタルサイネージに興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

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