デジタルサイネージレンタルには色々な形態がある
展示会やスポットのイベント開催など、デジタルサイネージを利用したい時に便利なのがレンタルサービスです。レンタルサービスには各社様々な違いがあります。機材一式を貸出のみしてくれるものや、会場までの配送や設置作業までしてくれるサービスも存在します。
当然各社レンタルにかかる費用について違いがあるのですが、費用のみで判断すると後々後悔することになるかもしれません。以下を参考に、最も低コストで安心して利用できるデジタルサイネージのレンタル方法を探ってください。
デジタルサイネージのレンタル料を構成する要素
デジタルサイネージのレンタル費用は、色々な要素が組み合わさって計算されます。単純に機器レンタル料のみで判断してしまうと、結果として損をするケースもあります。費用を構成する要素を理解することで、適正な価格でデジタルサイネージのレンタルを利用することができます。
機器のレンタル費用
デジタルサイネージ本体のレンタル費用は、価格表などを載せて公開しているサイトが多いです。液晶モニターやスタンド、映像を再生するプレイヤーなどがレンタル対象となっています。貸出日数や台数に応じて単価が変わる場合もあります。
機器のレンタル費用については各社比較がしやすいのですが、その他の費用が加算されることがほとんどです。必ず見積を取って総額でいくらになるのかを比較検討の材料にする必要があります。
配送料
デジタルサイネージのレンタルは、お届け配送料と返却配送料が必要になります。配送費については自社配送なのか、運送会社での配送になるかがほとんどです。台数が多かったり、サイズが大きい場合は配送費用も馬鹿になりません。
自分たちで会場まで搬入して設置を行う場合は、交渉次第で対応業者の倉庫まで機材を取りに行けることもあります。しかし配送事故等で機材が損傷してしまうと弁償の対象となりますので注意が必要です。
配送費については梱包や準備にかかる手間賃等が含まれることもあり、各社ばらつきが生じます。
設置費用・撤去費用
デジタルサイネージをレンタルする時に便利なのが、設置や撤去を行ってくれるサービスです。これは行っている業者とそうでない業者が存在します。コストカットの意味で自分で設置を行う場合は依頼は不要でしょうが、設置の際に実機を元に操作説明もしてくれるので、設置や使い方に不安がある場合は利用することをおすすめします。
保険料
レンタルしている以上、機械を壊してしまったら弁償の対象となってしまいます。万が一のことがあっても保険でカバーしてくれるようなサービスがあれば、加入しておけば安心です。レンタル保険は強制的に見積に含まれることもありますし、選択できる場合もあります。また、そもそも扱っていない業者もあります。
配信コンテンツ制作費用
デジタルサイネージを使いたくても、流す映像がなければ意味がありません。ご自分で作成できれば問題ないのですが、どうすればよいかわからない方、プロのクオリティで映像を作りたい方には、コンテンツの作成を受付している業者もあります。
デジタルサイネージのレンタル費用はかかる総額で判断しよう
このようにデジタルサイネージのレンタル費用は複数の費用が合算されたものになります。個別の費用で判断するのではなく、総額で判断しましょう。また費用だけではなく、求めるサービスに対応してくれるかどうかも大きなポイントになります。
デジタルサイネージレンタルを費用だけで判断すると結果として損をすることも…
デジタルサイネージのレンタルは設置を誰が行うかも重要です。コスト重視なら自分たちで設置する方法もありますが、当然のことながらそれに費やす時間がかかります。特に現場で組み立てを必要とするものは手間がかかるので注意が必要です。
また機材だけレンタルした場合は、流すコンテンツのテストも現場合わせになることが多くなります。そのため現場で映像が流れないとパニックになることもあります。そのためもし自分たちで設置やコンテンツ配信を行う時は、十分な時間を見ておくことが必要です。
レンタルサイネージの設置について
レンタルできるデジタルサイネージには色々なスタイルがあります。比較的簡単に設置できる壁面設置やスタンド設置がポピュラーです。ただし壁面設置の場合は、壁掛け金具を壁に打ち付けたり、設置箇所を間違えないように寸法を測ったり、画面が斜めにならないように水平を保ったりと自分でやるには結構な手間がかかります。
スタンド設置については、現場でディスプレイとスタンドを組み立てる必要があります。何度か設置の経験があれば要領も把握しやすいのですが、手慣れていない方だと説明書を見ながら組み立てる様になるでしょう。
デジタルサイネージに映像を流す
デジタルサイネージのレンタルにおいて最もトラブルが多いのが、「映像が正しく流れない」ということです。最悪の事態を避けるためにも、事前にレンタル業者側と密に打ち合わせをしておくことが大切です。
特に機材だけをレンタルするケースでは、不明な点を電話などで問い合わせるしか方法がありません。ただでさえ他の準備で忙しいのに、デジタルサイネージでトラブルを抱えるわけにはいきません。
金額を重視するか、総合的なコストで判断するか
デジタルサイネージを設置から使用するまでには、お金の部分だけではなく人的コストや不安要素の払拭も考えておく必要があります。極端な言い方をすると、少し高くても設置から撤去まで全てレンタル業者に任せるか、丸一日デジタルサイネージの設置やテストに時間を費やすリスクを受け入れるかどうかです。
絶対的な予算の制限がない場合は、総じてレンタル業者に一任するのがベターな方法です。予算の都合上どうしても、というケースはそのリスクを理解しておきましょう。
デジタルサイネージレンタルのまとめ
デジタルサイネージのレンタルを利用する上で、コストは重要なポイントです。しかしながら費用が安くてもサービスが悪く、結局上手に使いこなせなかったとしたら…嫌ですよね。特に短期集中型のイベントでは、サイネージの設置やトラブル対応に時間を取られてはたまりません。
一番は安心してデジタルサイネージが運用できること。その上で極力安くレンタルできる方法を探してみて下さい。