第21回深セン国際LED展示会(以下、LED CHINA 2024)が2024年2月26日〜28日に深センで開催されました。
深センでは世界中で使われる約80%のLEDビジョンが生産されていることもあり、世界最先端のLEDビジョン技術を持つ1,000社以上の企業が展示しました。
今回の記事では、大阪・東京を拠点にデジタルサイネージの設計、製造、販売、設置までのトータルサポートを行う「ヤマトサイネージ」による現地レポートをお届けします。
LED CHINA 2024(第21回深セン国際LED展示会)とは
LED CHINA 2024は、世界最大級のLEDビジョン関連の展示会の1つで、LEDビジョンを中心に、LED大画面ディスプレイ、コマーシャルディスプレイ、デジタルサイネージ、VR/AR、LED照明や広告看板など深セン、中国全土を中心に世界中から1,000社以上のLEDメーカーが出展しました。
3日間のトータル来場者数は、世界112の国と地域から延べ40,060名以上が来場し、前年比30%増(2023年は30,901名)の盛り上がりを見せました。
LED CHINA 2024(第21回深セン国際LED展示会)の主な出展者
LED CHINA 2024には、LEDビジョンだけでなく、照明・音響・映像、メタバース・VR/ARなど幅広いジャンルの企業が出展していました。出展者の一部をご紹介します。
ジャンル1:LEDビジョン関連
※画像出典:https://www.ledchina.com/about-the-fair-show-report.html
ジャンル2:照明、音響、映像関連
※画像出典:https://www.ledchina.com/about-the-fair-show-report.html
ジャンル3:メタバース、VR/AR
※画像出典:https://www.ledchina.com/about-the-fair-show-report.html
LED CHINA 2024(第21回深セン国際LED展示会)の来場者情報
※画像出典:https://www.ledchina.com/about-the-fair-show-report.html
LED CHINA 2024では、中国国内だけでなく世界中からの来場者が訪れていました。
LED CHINA 2024の公式サイトに公開されている来場者の分布は以下の通りです。
・アジア:39%
・オーストラリア:4.0%
・ヨーロッパ:30%
・北アメリカ:8.0%
・南アメリカ:6.0%
・アフリカ:13.0%
LEDの世界最先端!中国の深セン発のトレンドとは?
今回、LED CHINA 2024の展示会でヤマトサイネージ広報部が見て、特に印象的だったLEDビジョンを5種類ご紹介します。
LED CHINA 2024では、まだ日本ではあまり見ない最新技術が多く展示されており、ヤマトサイネージとしても驚きの連続でした。
トレンド1:立体可動式LEDビジョン
近年は折りたたみスマホが少しずつ普及していますが、LEDビジョンも折り曲げても表示できるタイプが出てきています。
立体可能式でLEDビジョンを設置することで、プロジェクターを使う時のように、必要な時だけLEDビジョンを開き、不要な時には閉じるという使い方ができます。
デバイスの技術進歩があると、デバイスを使う側の選択肢が広がるため、今後どのような形で実用化されるかが楽しみです。
トレンド2:高画質透過型LEDビジョン
透過型LEDビジョンは日本でも少しずつ導入が進んでおり、ヤマトサイネージでも納品実績があります。
しかし、現状日本で導入されている透過型LEDビジョンは、ピッチ間隔が3.9mmや7.8mmが主流となっていますが、最新の透過型LEDビジョンはよりピッチ間隔が狭く高画質を実現しています。
より高品質な透過型LEDビジョンが実用化されることで、社会のあらゆる場面での使用が進むでしょう。
トレンド3:湾曲LEDビジョン
LEDビジョンは形や大きさを自由自在に組み合わせられることが大きなメリットの1つですが、LED CHINA 2024では、多種多様な形のLEDビジョンが展示されていました。
LEDビジョンで構築できる形状の幅が広がることで、従来の技術ではLEDビジョン化できなかったものでも、LEDビジョンの設置場所としての実装が可能となります。
トレンド4:床面タッチサイネージ
ライブステージを中心に床面全体をLEDビジョン化するシーンが増えてきましたが、LED CHINA 2024で展示されていた最新技術では、人が踏むことに反応するLEDビジョンが展示されていました。
単に床面に映像を表示するだけでなく、踏むことで反応する機能があれば、表現の幅が一気に広がります。
トレンド5:ゲート型LEDビジョン
先日、ヤマトサイネージのメルマガでも配信しましたが、海外では店舗入り口に設置したゲート全面をデジタルサイネージにする「ゲート型LEDビジョン」が増えています。
LEDビジョンの構造上、ゲート型にすることは難しくなく、今日本に普及している技術でも実現可能ですが、まだ日本ではゲート型LEDビジョンは見かけませんよね。
海外では店舗入り口にゲート型LEDビジョンを設置して、特定のブランド名や商品を大々的に広告することで、かなり高い訴求力を実現しています。
店舗としては、新たな広告媒体としてメーカーへの広告枠の販売も増えていきそうです。
デジタルサイネージを導入するなら「ヤマトサイネージ」へ
LED CHINA 2024にはデジタルサイネージの最新技術や目新しい製品がが数多く展示されていましたが、技術や製品の斬新さや狭ピッチ化にばかり開発が進んでおり、実際に社会実装するにはオーバースペックな製品がほとんどです。
現状としては、会議室の大型モニターや屋内外のデジタル看板として使われることが多く、設置する場所の周辺環境や設置目的によりLEDビジョン、液晶ディスプレイ、マルチディスプレイを使い分けて導入しています。
ヤマトサイネージでは東京と大阪を拠点に、日本全国エリアでデジタルサイネージの販売、設置、メンテナンスをトータルサポートで提供しています。
ヤマトサイネージは目新しい製品開発に流されず、お客様が手頃に、実用的に使えるデジタルサイネージの製造・普及を目指します。
デジタルサイネージの導入を検討している方は、ぜひヤマトサイネージにお任せください。