”大型液晶マルチモニターとは、液晶モニターを複数台使用して作り上げる巨大な画面のことである”
(2021年/ヤマトサイネージマルチモニター事業部談)
100インチを超える大型液晶マルチモニターのメリット
初回のテーマは「大型液晶マルチモニターとは?」ということで、マルチモニターを導入する意義やメリットについてご紹介していきます。弊社のマルチモニター導入事例として多いのは「広告・広報」を目的としたもの、もうひとつは「ビジネスツール」として導入されるケースでが、共通認識としてまず挙げておきたいのが「なぜ大型液晶マルチモニターなのか」という理由です。
①大きな画面は視認性に長けている
子供の頃よく母親に「テレビはもっと離れて見なさい」と怒られたものです。でも、近くで見るのには理由があります。画面が小さくて見えにくいからです。その理論はデジタルサイネージにも当てはまります。何を目的に設置をするかに関わらず「見えやすさ」は最も重視したい部分です。
②好みの大きさに仕立てることができる
大型液晶マルチモニターはまるでジグソーパズルをするように、縦横へモニターを並べていくことで好みの大きさに組み上げることが可能です。設置箇所に最も適したサイズを選択できることもメリットのひとつです。
③高精細で表現力が高い
液晶ディスプレイは解像度が高く、特に動画や写真をきれいに映したい場合に適しています。また、細かいテキスト文字も字が潰れることなく表示できるので、伝えたいことが正確に表現できます。プロジェクターやLEDビジョンには無い表現力が魅力です。
以上のようなポイントがメリットとして挙げられます。次に前述した目的別での導入パターンでどのような考察ができるか説明していきます。
広告・広報での利用
※導入事例・尼崎競艇場様/147インチ液晶マルチ
広告や広報活動で利用したい場合にまず知っておきたいのは、「来場者(見せたい人間)はわざわざ立ち止まって画面を凝視することはほとんど無い」ということです。例えば駅や空港で流れている広告動画を立ち止って見たりするでしょうか?
この場合にポイントとなるのが「インパクト」です。歩行中の人たちが一瞬目を向けたその瞬間にどれだけの情報を伝えることができるか。それにはやはり大きな画面でインパクトのある表現をすることが重要になってくるため、大型液晶マルチモニターは有効と言えます。大画面で来場者の一瞬の注目を狙い撃ちするイメージです。
ビジネスシーン等での利用
※導入事例・味覚糖様/330インチ液晶マルチ
デジタルサイネージといえば広告のイメージが強いですが、最近ではリモートの意識が世間一般に広まったこともあり、企業の会議室や学校施設への導入も増えてきました。この場合に広告や広報活動で導入する場合と圧倒的に違うことは、「ターゲット(見せたい人間)は確実に画面を凝視する」ということです。
会議や授業でのテキスト資料や図面などは細かい説明がなされていることが多く、席が後方の出席者にも正確に理解してもらうために大画面液晶マルチは有効な手段です。一方で大画面表示ならプロジェクターという考え方もありますが、部屋を暗くしないと見えづらかったり映像や文字がぼやけて見えにくいという懸念が生じます。見たい人にしっかりと意図を伝えることができる、という点で大型液晶マルチは適していると言えます。
導入の大きな理由として「広告・広報活動」「ビジネスシーン」をご紹介しましたが、その他の事例も紹介しておきます。
その他の導入事例
①エントランスのイメージUP
殺伐としたイメージのエントランスをイメージ一新したいという希望で、マルチモニターを導入というケースもあります。エントランススペースは来場者を待たせる場所でもあるため、イメージ動画を流すことで印象もかなり変わりますし、待ち時間に施設の案内や説明を見てもらえる可能性も上がるためメリットがあります。
②休憩スペースへの設置で従業員のリフレッシュ
※導入事例・広島市金融機関様液晶マルチモニター
従業員のリフレッシュ目的のため社員食堂や休憩室に液晶マルチモニターを設置してほしいという依頼もしばしばあります。お客様へのアピールも大切ですが自社スタッフのために導入という考え方は素晴らしく、弊社もそうなればいいなぁ~なんて思う今日このごろ
③eスポーツでの使用
人気のeスポーツではプレイヤー同士の熱い戦いを大画面に映し出し、ギャラリーに楽しんでもらうことができます。
まとめ
ということで今回のポイントをまとめてみます。
✅商業利用の場合は一瞬のインパクトが大切!大きな画面はその手助けとなる。
✅資料閲覧等の情報共有目的の場合は大画面表示のほうが正確に意図を伝えることができる。
今日はここまで。また次回お会いしましょう❣