ショッピングモール内のブースに液晶マルチディスプレイを設置
愛知県名古屋市のイオンモール名古屋ドーム前店にオープンした、「ドラゴンズベース」様にデジタルサイネージを設置しました。100インチを超える大画面はお客様へ向けたアイキャッチとして有効です。また、セールスプロモーション的にも大きな役割を果たします。
55インチディスプレイを4台連結、その大きさは合計110インチ
今回は55インチのディスプレイを縦横2列の合計4台使用しました。合計サイズは110インチ。横幅が2400mm、縦は1370mmになります。ディスプレイを連結して大画面を作る場合、ベゼルという画面の枠が十字にできてしまいます。
そのラインがなるべく細く、目立たなくするためにベゼルの細い連結専用ディスプレイを採用しました。結合部のライン幅は3.5mmほどで、結合ラインもほとんど気になりません。
コンテンツはクラウド管理
映像配信のシステムはクラウド型としました。クラウド型とはインターネットを通じて、ディスプレイの映像を遠隔操作することです。通信機能を持った映像プレイヤーとルーターを設置して、コンテンツの入れ替えは店舗と離れた事務所のパソコンで行っています。
店舗のアピール(アイキャッチ)が目的のひとつ
こちらの店舗は、中日ドラゴンズの試合チケットを販売するために新設されました。大きな画面に魅力的な動画コンテンツを流すことで、行き交う人々の目を惹きます。このような効果をアイキャッチと呼びます。
アイキャッチは存在感をアピールするためのものです。アイキャッチには色々な方法がありますが、手軽にコンテンツの入れ替えができるデジタルサイネージは、利便性や効果の部分でトップクラスと言えるでしょう。
試合のスケジュールを大画面で見えやすく表示
アイキャッチ以外にも目的はあります。それはユーザーの購買意欲にアピールすることです。日に日に更新されていく試合のスケジュールを、大画面で見えやすく表示します。直近のゲームスケジュールを表示することで、ユーザーに興味を持ってもらいます。また、ファンクラブの案内やスタジアムグルメの紹介などを流すことで、客単価UPにも貢献する可能性があります。
デジタルサイネージが当たり前になった今、求められるのは個性
その便利さから今やスタンダードとなりつつあるショッピングセンターのデジタルサイネージ。施設内には沢山のデジタルサイネージが設置されています。しかし単なるデジタルサイネージでは、お客様の注目を集めることが少なくなってきました。要するに小型のディスプレイに普通のコンテンツを流しても、誰も見てくれない可能性が高いということです。
では一体、どうすればお客様の興味を得ることができるのでしょう?もちろん魅力的なコンテンツを作成することは必須条件ですが、ディスプレイにも工夫が必要です。今回のように巨大画面で映像を流すことはひとつの個性といえます。また、小さな画面でも周りに装飾をするなど工夫をもたらすことで、注目度を上げる方法もあります。