エンターテイメントの世界でも使用されるデジタルサイネージ
デジタルサイネージはエンターテイメントの世界でも導入されています。例えばイベントやスポーツ、コンサート会場では大きなビジョンを設置して、ライブカメラ映像やイメージ映像を流してその場の雰囲気を盛り上げます。
カフェやレストランではBGMに合わせて空間の演出を行ったり、Eスポーツやデジタルアートの展示にも使用されます。このようにデジタルサイネージは、エンターテイメントにおいても重要なツールのひとつとして注目されるようになっています。
大型イベントでの空間演出
非日常的な空間を演出することはイベントを成功へ誘う戦略のひとつであり、その重みは相当なものがあります。イベント全体のイメージアップで人々の印象に強く残るため、リピーターの獲得にもつながります。
特に大観衆を集めるようなイベントでは、巨大なビジョンを設置することが目立ちます。舞台から離れた位置にいる観客は、演者の姿がはっきりと見えません。ライブカメラの映像を大きく映し出すことで、何が行われているかをしっかりと確認することができます。
大型施設の集客ツールとして
床面や壁面、天井などに大きなビジョンを設置して、施設の目玉ポイントを作る事もできます。春には桜、夏には花火というように、季節に合わせたコンテンツを大画面に投影することで、インパクトの高い空間を演出することができます。
デジタルサイネージはコンテンツをリアルタイムに変更することが可能です。例えば一日のうちでも、朝昼晩と異なる映像を流すことができます。また、クリスマスや年末年始などスケジュールに合わせて内容を変更することも可能です。
いつ訪れても違う顔を見せてくれる空間の演出は話題を呼び、集客につながる可能性を多大に秘めています。
Eスポーツでも活用の場が広がるデジタルサイネージ
近年注目度が増しているEスポーツの世界でもデジタルサイネージの利用が進んでいます。写真のような体験型のゲームをプレイしたり、プレイヤーの操作するゲーム画面を観衆に見せるために使用します。
巨大な画面でゲームをプレイするという願望を持つプレイヤーは多く、専用施設には大画面のデジタルサイネージを設置することは注目を浴びるでしょう。
街の一角をメッシュLEDビジョンで演出
日本国内では条例に反したり、他社との連携が困難なこともあり実現が難しいですが、海外ではこのようにメッシュLEDを使用して街全体を演出することもあります。しかし、同一施設内であれば国内でもトライすることができます。
メッシュLEDとは網目状になった軽量のLEDビジョンのことで、上部から吊るしたり、壁面に貼り付けて設置することができます。日本では導入事例がほとんどなく、早期にチャレンジすることで話題性を獲得することができるでしょう。
デジタルアートの展示会でも活躍するデジタルサイネージ
NFTアートに代表されるデジタルアートの展示会には、コンテンツを表示するディスプレイは必須アイテムです。特に大きなデジタルアートの展示会では必要なディスプレイの数も増え、自前のテレビやモニターではサイズやデザインが統一できないこともあり、デジタルサイネージで統一性を持たせることがあります。
このような場合はデジタルサイネージのレンタルサービスを行う業者を探してみると良いでしょう。数十台単位で同じインチサイズ、同じデザインのデジタルサイネージディスプレイを用意してくれる場合があります。
テレビや映画でもデジタルサイネージが活躍
テレビや映画などもエンターテイメントの一種です。その業界でもセットにデジタルサイネージを取り入れるなど、注目度が上がっています。このような場合は一時的にレンタルを利用するか、スポンサー(タイアップ)契約するなどの方法があります。
弊社ではスポンサー契約することが多いですが、各社条件が異なりますのでご希望の場合は色々と問い合わせてみると良いでしょう。
エンターテイメントにデジタルサイネージを使用するポイント
エンターテイメントの世界にデジタルサイネージを取り入れるポイントは、なるべく大きな画面を使用したり、小さな画面でも多数取り入れることです。
一般的なデジタルサイネージは、広告や情報提供で使用されることが多いため見やすさを重視します。しかしエンターテイメントの場合は、見えやすさよりもその場を華やかにしたり、異次元の体験をするために利用されるもので、インパクトを重視するためです。
ただしこのようなケースは、デジタルサイネージ導入に関するコストが総じて高額になります。そのため、導入前には十分なリサーチや費用対効果を検討する必要があるでしょう。