ブラウン管テレビ

デジタルサイネージの歴史

デジタルサイネージの歴史とは?

大画面を作る方法とは?

今では珍しくなくなったデジタルサイネージ。買い物に出ればその途中やお店の中で目にすることがほどんどです。では一体、デジタルサイネージとはどのようなことが発端になり成長を遂げ、今の私達の生活に溶け込むようになったのでしょうか?

デジタルサイネージの始まりは昭和の時代に遡る

ブラウン管テレビ

日本におけるデジタルサイネージの始まりは昭和時代、1950年代のテレビ放送開始に起因します。テレビ番組の合間に流れるコマーシャルがその原型と言えるでしょう。1976年にビデオデッキが登場すると、録画した映像を繰り返し流せるようになり、VHSにコマーシャルを録画してそれを再生する方法で広告宣伝が行われるようになりました。

当時はデジタルサイネージという言葉も概念も存在せず、テレビとビデオデッキを利用した広告という考え方に過ぎませんでした。そのシステムはデバイスを変え、今ではDVDやUSBを記録媒体としたスタンドアロン型(通信を利用しない)デジタルサイネージとして販促活動に受け継がれています。

デジタルサイネージの誕生に大きく関わった平成に開発された技術とは?

青色LED

デジタルサイネージという概念が誕生するのに大きく関わった技術が、平成になって2つ生まれました。そのひとつが1993年の青色LEDの登場です。その発明はRGBの3原色で構成されるLEDビジョンの開発を可能にしました。

LEDビジョンとはスタジアムやビルの壁面などに設置される超大型のビジョンで、様々な広告や情報提供を行う画面として利用されています。LEDビジョンはデジタルサイネージの中でも、特に巨大な画面を構築する場合に用いられます。

インターネット

もうひとつの大きな技術とはインターネットです。インターネットは1995年から日本で爆発的に整備され、デジタルサイネージの誕生に大きく係る技術となりました。インターネット広告は今のデジタルサイネージ広告の起源とも言えます。現在のデジタルサイネージ運用になくてはならない技術となっています。

しかし90年代は礎となる技術が誕生したものの、やはりVHSを主流とした限定的なコンテンツ表示に限られました。その運用台数も限りなく少なく、注目をされることもありませんでした。

デジタル技術の進歩がデジタルサイネージという概念を生む

表町のデジタルサイネージ

2000年代に突入するとコンピューターの技術が進歩し、画面に映る内容を簡単に変更できる「デジタルサイネージ」が生まれました。スピーディなコンテンツ変更が可能になったということです。

様々なコンテンツ(動画やスライドショー、音声など)を表示できることはもちろん、コンテンツの入れ替えも比較的容易に行えることから、電子看板としてフレキシブルに使用できる販促媒体として注目を浴びる存在になりました。

大阪メトロのタッチパネルサイネージ

2010年台に入るとそこにインターネット(通信)を利用する概念がプラスされました。デジタルサイネージのコンテンツを遠隔操作(リモート)で制御でき、より一層デジタルサイネージの利用価値が高まりました。また、タッチパネル技術や通信デバイスの成長もあり、高度で通信異常も少ないデジタルサイネージの利用ができるようになりました。

平成後期から現在はデジタルサイネージの成長期

86インチミラーサイネージ

デジタルサイネージは時代とともに加速的に広がりを見せ、特に2015年以降は右肩上がりの市場規模となっています。ここ数年でその規模は3000億円を超える市場になると予測されています。近年ではデジタルサイネージにAIの要素を組み込んだり、センサーを利用したもの、鏡と融合したミラーサイネージなどの新技術が取り入れられています。

大都市部への普及率は高いものの、地方都市ではまだまだ普及の伸びしろが高く、以後数年間はデジタルサイネージの導入がまだまだ進んでいくと予想されます。



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