デジタルサイネージにこんな面白い使い方があるなんて！
新しい広告の形として、幅広いシーンで活用されるデジタルサイネージは、アナログの広告と比較して多くの情報伝達が可能です。
静止画以外に動画や音声での表現や、遠隔から表示内容を操作できる特性から、従来のポスターや看板の代替としての用途だけでなく、交通機関の時刻表や施設の案内表示など様々なシーンで活用されています。
近年、ますます注目を集めるデジタルサイネージは、アイデア次第で面白い活用が可能です。
この記事ではデジタルサイネージの面白い活用事例を紹介します。
デジタルサイネージとは？主に3種類に分かれる
デジタルサイネージとは、ディスプレイを利用したデジタル広告です。
動画や音楽で魅力をPRでき、アナログの広告よりもリアルなイメージ伝達や訴求が可能です。
表示内容を簡単に変更できる柔軟性やリアルタイム性が特徴で、今後もさらなる成長が期待されています。
デジタルサイネージは主に「LEDビジョン」「液晶ディスプレイ」「マルチディスプレイ」の3種類に分かれます。
種類1：LEDビジョン
LEDビジョンは、ドット状のLEDランプをパネルの表面に並べた「LEDモジュール」を複数枚組み合わせて映像を表示するデジタルサイネージです。
ドットの間隔が目視できるほど開いているので、ある程度離れた位置から映像を見る場合に適しています。
日中の屋外でも太陽光に負けない視認性の高さが特徴で、屋外の広告やビルの壁面広告などに最適です。
最近では、周囲の光を85％通す透明なLEDビジョンが登場しました。
窓ガラスやショーウィンドウなど透明な場所への設置で、浮遊感のある新しい映像表現が可能です。
アイデア次第で迫力のある映像コンテンツを作成できるので、表現の幅が広がります。
種類2：液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイは、液晶パネルを使用したデジタルサイネージです。
高精細な映像表現が可能で、LEDビジョンと異なり近距離でも綺麗な映像を表示できます。
TVのような画面の液晶ディスプレイは、太陽光や強い照明の光を反射する場合があります。
使用環境によっては視認性が低下する可能性があるので、テナントや施設など屋内の広告に最適です。
種類3：マルチディスプレイ
マルチディスプレイは、複数の液晶ディスプレイを連結させた大型ディスプレイです。
縦や横、田の字型など自由に連結でき、タッチパネルを使用すれば巨大なタッチスクリーンも作れます。
大型のディスプレイは遠くからでも見えやすいので、空港や駅、オフィスのエントランスなど様々な場所で活用されています。
ベゼル厚を極限まで薄くしたディスプレイを採用すると、連結部分が映像の邪魔になりません。
マトリクススイッチャーでそれぞれの画面に表示するコンテンツを操作でき、全体で一つの映像を流すことも可能です。
デジタルサイネージの主な使い方「3選」
幅広い分野で活用されるデジタルサイネージですが、ここでは主な使い方「3選」を紹介します。
使い方1：広告
デジタルサイネージは従来のアナログ看板やポスターのように、商品や企業、サービスを広告する目的で使われます。
静止画だけでなく動画や音楽で魅力を伝達できるので、世界観やイメージをよりリアルに表現可能です。
動きや音で通行人の目を引き、アナログ広告以上の認知度向上が期待できます。
使い方2：集客
デジタルサイネージは情報を視覚的に伝え、人々の興味を引くのに優れるので、集客にも効果的です。
レストランのメニューボードとして使用すれば、値段や材料などの必要情報だけでなく、商品の魅力やおいしさをリアルに表現できます。
また、イベント会場や展示会などで目立つ位置に設置すれば大勢の注目を集められます。
会場の様子や空気感を写真よりもリアルに伝達できるので、想定するターゲット層への的確な訴求も可能です。
使い方3：情報発信
駅や空港、高速道路でリアルタイムな交通情報や天気予報を表示できます。
それだけでなく、災害や緊急時には避難経路や必要な情報を迅速に目立たせて表示可能です。
人目を引く特性や、迅速な表示内容の更新で、人々に的確な情報を伝達できます。
変化する状況に柔軟に対応し、安全や便益の向上に効果的です。
面白いデジタルサイネージの活用事例「7選」
デジタルサイネージは柔軟性が特徴で、自由な表現が可能です。
広告・集客・情報発信以外にも発想次第で様々な活用ができます。
ここでは面白いデジタルサイネージの活用事例「7選」を紹介します。
面白い事例1：ラグビーチームのミーティングルーム
ミーティングルームにマルチモニターを設置して、ラグビーチームミーティングに活用しています。
以前はプロジェクターを使用していましたが、代わりに65インチのモニター4台を連結し大型液晶画面を設置しました。
プロジェクターよりも明るくハッキリした映像を表示できるので、試合の様子や選手の動きをよりクリアに確認でき、関係者から高評価をいただいています。
また、面積の限られた室内に設置するため、アルミブランケットで壁からの厚みを170mm程度に調整しています。
大きなモニターでも圧迫感を感じません。
▼参考ページ：ラグビーチームのミーティング用130インチマルチデイスプレイ
面白い事例2：お焚き上げサービス
宗教施設とデジタルサイネージは一見意外な組み合わせのように感じますが、最近ではお寺や神社、法要施設などでもデジタルサイネージが導入されています。
徳島県上板町の安楽寺では、境内の新施設に液晶マルチモニターを設置しました。
ベゼルの薄い55インチのモニターを4台連結し、横幅は240センチ、縦幅は130センチです。
カメラ中継でご本尊様の映像を表示し、映像の前でご住職がお経を唱え「お焚き上げ」の供養をしてくれます。
供養のスタイルも時代に合わせて変化しています。
▼参考ページ：「いのりのお焚き上げサービス」に使用するマルチディスプレイ
面白い事例3：大型ミラー式デジタルサイネージ
ミラータイプのデジタルサイネージは、鏡の中に映像を表示できます。
札幌市のダンススタジオでは、ミラーウォールの一部に縦1900mm、横幅1000mm程のミラーサイネージを設置しました。
タッチパネル機能を追加しているので直感的な画面操作も可能です。
鏡とディスプレイの特徴を持つミラーサイネージの特性を活かしてダンスのリモートレッスンを行っています。
電源をOFFにすると通常の鏡として利用できるので便利です。
▼参考ページ：超大型86インチのミラーサイネージ
面白い事例4：大型タッチパネル式デジタルサイネージ
大型のタッチパネルマルチディスプレイを活用すれば、迫力のあるバーチャルカスタマイズが可能です。
横浜市のカーディーラーにディスプレイを4台組み合わせた、110インチの大型ディスプレイを設置しました。
タッチパネル機能付きなので、誰でも直感的な操作が可能です。
店舗では車の展示台数が限られており、展示がないモデルやカラー、オプションなどは直接確認できません。
タッチパネルマルチディスプレイを活用すればバーチャルでカスタマイズしたイメージ映像を迫力のある大画面で確認できます。
バーチャルカスタマイズを使用していない時は広告映像を表示すれば、店舗の空間演出としても役立ちます。
▼参考ページ：カーディーラーに大型タッチパネルを設置
面白い事例5：応急救護普及車
車両にモニターを設置すると、様々な場所での情報公開や公演が可能です。
消防庁は応急救護の普及のため、車両に65インチのモニターを設置し救護レクチャーを行っています。
日中の屋外でも見やすい明るさの大型サイネージを使用することで、視認性を確保しています。
車両へのモニター設置は利便性が高く、様々な用途に活用できるので、需要は増加傾向です。
▼参考ページ：応急救護普及車のデジタルサイネージ
面白い事例6：カフェの床面をLEDビジョンへ
店舗の床面にLEDビジョンを設置すると、魅力的な空間演出が可能です。
都内のカフェに床面LEDを設置し、人や物が乗っても大丈夫なように強化しました。
タイルカーペットと同様に床にLEDモジュールを並べ、周りをスチールで保護しているので水をこぼしても問題ありません。
広告や商品PRではなく空間演出に特化した事例です。
▼参考ページ：床面LEDビジョンをカフェ施設に設置
面白い事例7：ドローンと透過型LEDビジョンの組み合わせ
重量の軽い透過型のLEDビジョンとドローンを組み合わせれば空中演出が可能です。
千葉県袖ケ浦市の東京ドイツ村で行われたイベントでは、吊り上げた映像モニターサイズ日本一の認定を受けました。
ドローンの操作によってLEDビジョンを自在に操り、空中に映像を表示します。
幻想的な映像だけでなく、文字を表示してウェルカムボードのような使い方も期待できます。
▼参考ページ：超軽量のスケルトンLEDビジョン
デジタルサイネージなら「ヤマトサイネージ」にお任せ
デジタルサイネージの導入は「ヤマトサイネージ」にお任せください。
予算に応じた提案や効果的な設置場所など、長年の経験と豊富な導入実績でデジタルサイネージの導入をしっかりサポート致します。
デジタルサイネージはアイディア次第で面白い活用が可能
デジタルサイネージは、幅広い分野で注目されるツールです。
既に導入された場所では、従来のポスターや看板ではできなかった表現や訴求が行われています。
用途別にサイズや特性をうまく利用すれば、人々の注目を集める近代的で面白い活用が可能です。
「新しい広告を取り入れたい」や「実現したいアイデアがある」など、少しでもデジタルサイネージが気になる方は、ぜひお気軽にヤマトサイネージにお問い合わせください。
