大型のLEDビジョンは明るすぎると周りの迷惑になりかねません。とは言え、暗すぎると視認性が落ちてしまいます。なので時間帯によって適度な明るさを保つ必要があります。ビジョンを適正な明るさに保つことは、大型ビジョンを設置する上で最低限守るべきルールとなります。
大型ビジョンは「輝度」にも配慮を
屋外にLEDビジョンを取り付ける場合、近隣への配慮は最低限のマナーです。例えば映像と同時に音声を流すときは、その音が大きすぎると周りに迷惑をかけてしまいます。それと同じで画面の明るさもあまり明るすぎるとクレーム対象になります。
昼間は自然光に負けないように画面の明るさを強くしないと、画面の明るさが太陽光に負けて視認性が落ちてしまいます。なので日中はかなりの明るさを持たせて映像を配信します。しかし、その状態で夜を迎えてしまうと、今度は画面がまぶしすぎるという症状に陥ります。なので昼間と夜間では、画面の明るさを変更してやることが必要です。
大型LEDビジョンの輝度コントロールを楽に行う方法
しかしながら、毎日画面の明るさ調整をするのは大変です。そこで利用したいのが「輝度センサー」です。このセンサーは周りの明るさを感知して、ビジョンの明るさを自動で調整してくれるものです。
自動車のオートライトを想像するとわかりやすいのですが、自動車の場合は薄暗くなるとスモールライトが自動点灯し、夜やトンネルに入るとヘッドライトが点灯します。大型ビジョンの場合はその逆になりますが、周りが明るければ画面をより明るく、暗くなれば画面もじんわり暗くなるように調整してくれます。
このセンサーは高額なものではありませんので、近隣への配慮、運用のしやすさを考慮すると必ず装備しておきたいオプションです。