デジタルサイネージは多人数での情報共有ツールとして適している
デジタルサイネージは人が集まる場合に情報共有のツールとして役立ちます。情報共有が主目的でデジタルサイネージを設置するケースは、想定される参加人数と集合スペースの広さを元に、適切な大きさの画面を用意することが大切です。
情報共有目的でデジタルサイネージを使用する場合に得られる効果は、スムーズな議事進行や全体的な理解度のアップです。明るく大きな画面で資料や情報を共有することで、プロジェクターや黒板、ホワイトボードよりも高い効果が得られます。
会議室やミーティング、朝礼などでの使用、学校や建設現場など様々な場所やシチュエーションでの活用が行われています。
会議室やミーティングにデジタルサイネージを活用
会議やミーティングではプロジェクターを使用して、大きな画面で資料を共有することが多いと思います。しかし部屋を薄暗くしないと見えづらかったり、全体的にぼんやりとした見え方であったりと多少の不満があるのも事実です。
上の写真は液晶ディスプレイを4台連結したマルチディスプレイです。カーテンを開けて自然光を取り込んで、更に照明を落とさなくてもパソコンの画面がくっきり見えやすくなりました。以前は吊り下げ式のプロジェクターを使用していました。しかし大画面の液晶マルチディスプレイを導入したことで、会議中も明るい雰囲気が保てたり、参加者からも画面が見えやすくなったと評価されています。
講義や授業でデジタルサイネージを活用
学校の大講義室にもデジタルサイネージを設置するケースが増えています。こちらの講義室は以前巨大なホワイトボードを利用していて、そこに講師がマーカーで手書きをしていました。今回ホワイトボードを撤去して、液晶マルチディスプレイを導入しました。
パソコンをつないでテキスト文字を表示させたり、参考の動画を流して授業を進めています。生徒にとっては大きな画面で動画やグラフなども見えやすく、講師にとっても以前よりスムーズな進行ができるため喜ばれています。
また、授業だけでなくオープンスクールや入学式・卒業式などのイベントでも活用をしています。
建設現場でデジタルサイネージを活用
建設現場では朝礼時に全員で作業工程を確認したり、ラジオ体操を行ったりします。その際にもデジタルサイネージが活用されています。屋外の朝礼会場では直射日光や雨の影響を受けないLEDビジョンが重宝されています。iPadを接続して大画面に図面を映したり、注意事項を表示して現場の安全に努めます。
朝礼時以外にも天気予報を流したり、夏場は水分補給を促すコンテンツを表示したりと様々な活用をしています。
情報共有目的のデジタルサイネージは見えやすく伝えやすくが基本
情報共有目的でデジタルサイネージを設置する場合、適度な大きさで見えやすくすることが大切です。そして表示用デバイスを簡単に接続、切り替えできることも重視したい点です。そうすることで見る側も使う側もメリットが生まれます。