デジタルサイネージはリースで購入できる?
デジタルサイネージはリースでの購入が可能な商品です。写真のような大型の液晶マルチディスプレイや、ビルの壁面に設置するLEDビジョンはもちろんですが、一般店舗に置くような小さなデジタルサイネージも条件によってはリース契約が可能です。
デジタルサイネージをリースで購入するメリットは?
デジタルサイネージをリースで購入する場合は、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?主なメリットをまとめてみましたので、ご参考ください。
手元に現金を残しておくことができる
リース契約のメリットは一括支払いではなく、月払いで支払いができることです。一般的には36ヶ月~96ヶ月払いで設定されていることが多く、月々負担の少ない形で支払いを行うことができます。支払回数により料率が変わり、分割回数が多いほど料率が下がっていきます。
資産として扱われない
リース購入の場合は所有権はリース会社が持ちます。資産として計上の必要がなく、減価償却や税金の対象外になります。そのためあえて一括支払いではなく、会計上の戦略でリースを組む場合もあります。
動産保険が付随する
意外と知られていないリースのメリットは、動産保険が付いてくるということです。通常の使用法をしていて故障等が起こった場合は、動産保険を適応してデジタルサイネージを修理や交換することができます。
本リース契約満了後にも再リース契約ができる
リースは契約時にリース期間を決めますが、リース期間が満了しても再リース契約をすることができます。その場合は本リース契約時の1/10程度の金額で契約することができます。長期に渡りデジタルサイネージを使用したいときに活用できます。
デジタルサイネージをリースできる条件
デジタルサイネージは誰でも、いかなる場合でもリース契約できるわけではありません。リース契約をするには以下の条件をクリアする必要があります。
リースの取り扱い金額の範囲
リース会社により設定は異なりますが、リースには取り扱い金額の範囲が設定されています。下限は購入総額が数十万円~上限が数千万円のケースがほとんどです。例えば弊社が取り扱いをしているアプラスリースでは、下限が30万円、上限が1,000万円までになっています。
対象となるお客様
デジタルサイネージをリース契約する場合、お客様は法人または個人事業主に限定されます。個人ではリース契約ができません。個人の場合はローンで購入するか、レンタルで設置を検討すると良いでしょう。
審査が入る
リースを申し込みすると必ずリース会社の審査が入ります。法人の場合は必ず代表者が連帯保証人として契約する必要があります。審査の基準は各社異なり、審査の結果によってはリース契約ができないケースもあります。
基本は「モノ」が対象になる
デジタルサイネージを見積もりするとディスプレイや周辺機器の代金と、設置工事や諸経費というような項目が出てきます。リースはあくまでモノに対して適用するもので、基本的には設置工事や諸経費は別途現金支払いになります。
ただし工事・諸経費が総額の10~20%程度で収まる場合は、場合によりリース金額に組み込むこともできます。例えば機器代金が80万円、送料5万円、設置費用10万円、諸経費5万円で総額が100万円となる場合は、機器代金以外の部分が20%で収まるために全額リースを組める可能性があります。
デジタルサイネージをリース契約する流れ
デジタルサイネージをリースで購入するときの流れをご説明します。まずは導入したいデジタルサイネージの機種やシステムを、販売会社と相談して決めます。見積を取って、リース契約の申込書を記載して、見積と同時にFAXまたはWEBから申し込みをします。
申込後はリース会社が審査を行い、最短で数時間程度、通常は半日~1日程度を要します。審査が問題なければデジタルサイネージ機器を販売会社がオーダー、製作します。機器により異なりますが数週間~数ヶ月お待ちいただくようになります。
機材が準備できれば設置工事を行い、設置後にリース会社から設置確認と契約確認の電話があります。その後に月額の支払いがスタートします。
デジタルサイネージをリース契約する料率は?
デジタルサイネージをリース契約する場合には、契約期間によって料率が定められています。リース会社によって料率は変わりますが、アプラスリースを利用するケースでは下記のように設定されています。
■36回リース 料率 3.05% 100万円をリース契約した場合の月額=30,500円 総額1,098,000円=98,000円の上乗せ
■48回リース 料率 2.33% 100万円をリース契約した場合の月額=23,300円 総額1,118,400円=118,400円の上乗せ
■60回リース 料率 1.90% 100万円をリース契約した場合の月額=19,000円 総額1,140,000円=140,000円の上乗せ
■72回リース 料率 1.61% 100万円をリース契約した場合の月額=16,100円 総額1,152,900円=152,900円の上乗せ
■84回リース 料率 1.40% 100万円をリース契約した場合の月額=14,000円 総額1,176,000円=176,000円の上乗せ
■96回リース 料率 1.32% 100万円をリース契約した場合の月額=13,200円 総額1,267,200円=267,200円の上乗せ
※金額は消費税別になります。
リース月額の算出方法は「見積金額×料率」で計算できます。「リースの月額×支払回数」で総支払額が算出できるので、「総支払額-見積金額」が利率によるいわゆる金利の部分になります。ただし動産保険が付いてきますので、保険に別途加入することを考えるとそれほどの負担では無いかもしれません。
デジタルサイネージはリースでの購入がお得!?
自動車や一般家電と同じで、デジタルサイネージにも耐用年数があります。使用環境にもよりますが概ね5~10年程度がその寿命と言えるでしょう。リース期間は数年単位で選択でき、その間は保険が効くのでリース契約するメリットはあるでしょう。
デジタルサイネージを最も安く購入する方法は、もちろん現金一括払いです。しかし、手元に余裕を持たせておきたい場合や会計上の都合を考えるケースは、リースで契約することを検討しても良いのではないでしょうか?
デジタルサイネージのリース契約をご検討の場合は、ヤマトサイネージにもご相談いただけますと幸いです。