屋外にデジタルサイネージを設置するなら「LEDビジョン」が人気
街中のあらゆる場所にデジタルサイネージが設置されるようになりましたが、暗い夜間や雨の日にはコンテンツが見えづらくなることがあります。しかし、夜間でも悪天候でも視認性を害しにくいことで、屋外用のデジタルサイネージとして人気が高い機種が「LEDビジョン」です。
LEDビジョンは輝度が高いため外部環境に左右されず、コンテンツが明るくきれいに見えるという特徴があります。
そこで今回の記事では、LEDビジョンの特徴や屋外での設置事例を10種類解説します。
LEDビジョンとは?
LEDビジョンは、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を利用した大型ディスプレイです。屋外を中心に幅広いシーンで活用されており、広告や情報の表示、イベント告知、交通案内などに利用されます。LEDビジョンは高輝度で、夜間や日中の明るい場所でも情報を鮮明に表示できます。
LEDビジョンの3つの特徴
特徴1:輝度が高く屋外でも明るく目立つ
LEDビジョンは輝度が高い機種が多く、暗い夜間や日中の直射日光下など、光が不足する状況でも高い視認性を実現できます。そのため、広告配信やイベント告知など、屋外かつ一度に大勢から見られるシーンでの情報発信に最適です。
特徴2:形や大きさが自由自在
LEDビジョンは320〜550mm角のLEDパネルを組み合わせて1つの大きなデジタルサイネージを構成しています。そのため、組み合わせ次第で形や大きさを自由自在に変更できます。また、90インチ以上の大型デジタルサイネージを構築する際には、LEDビジョンの方がコストメリットが出しやすい傾向にあります。
特徴3:メンテナンス性が高い
液晶ディスプレイの表面には1枚の大きな保護ガラスが貼り付けられているため、万が一、表面のガラスにヒビが入ったり、割れてしまったりすると修理に手間がかかります。しかし、LEDビジョンが物理的に故障した際には、故障箇所のLEDパネルを交換するだけなので、メンテナンスの手間が少ないです。
LEDビジョンと液晶ディスプレイ・マルチディスプレイの違い
LEDビジョンと対比されるデジタルサイネージに「液晶ディスプレイ」があります。この液晶ディスプレイを複数枚組み合わせて大型のデジタルサイネージを構築する機種が「マルチディスプレイ」です。
LEDビジョンと液晶ディスプレイ・マルチディスプレイを比較した主な違いは「輝度」と「視認性」です。
輝度で比較した際にはLEDビジョンの方が優れており、近くで見た場合の視認性は液晶ディスプレイ・マルチディスプレイの方が優れています。ただし、LEDビジョンは近くから見ることを想定していないビルの屋上や壁面に設置されることが多く、ある程度離れた場所から見る場合は視認性に大きな違いはありません。
暗くても目立つ「屋外用LEDビジョン」の活用方法10選
ここからはヤマトサイネージが実際に屋外にLEDビジョンを設置した事例10選をご紹介します。LEDビジョンは設置する目的や場所によりサイズや設置方法が大きく異なるため1つずつ詳しく読み進めてください。
活用方法1:繁華街の集客用LEDビジョン
大分県大分市内の繁華街の中心部にLEDビジョンを設置した事例です。車や歩行者が行き交う交差点に設置したことで、高い訴求効果を実現しています。
全体の高さが4m以上になると建築物扱いとなり、調査や申請にかかるコストが発生してしまうため、今回は4m未満になるように設置しました。
繁華街に設置したこともあり、暗い夜間でも居酒屋やバーを紹介するコンテンツをきれいに表示しています。
活用方法2:道路沿いの中古車販売店の屋外看板
福井県の自動車ディーラーMINI専門店「FIVE STAR」様の敷地内に、両面LEDビジョンを設置した事例です。この店舗は幹線道路沿いに立地しており、両方向からの車の往来が多いため、両面LEDビジョンにすることで、より高い訴求力を実現しています。
夜間でもLEDビジョンもつけたままにすることで、店舗が閉店している時間帯でも周囲に訴求し続けられます。
活用方法3:ビルの屋上に大型LEDビジョン
西東京市にあるビルの屋上にLEDビジョンを設置した事例です。ビルの屋上に設置するLEDビジョンは、大画面でなければ遠くから視認できないため、画面サイズは横幅3840mm×縦幅1920mmの大型となっています。
LEDビジョンの画面サイズが大きくなるとその分コストも上がりますが、今回の事例ではピクセルピッチが10mmの機種を選んだため、コスト削減に成功しています。
通常、10mmピッチのLEDビジョンは画質が粗く見えがちですが、ビルの屋上に設置したLEDビジョンを近くから見ることはないので、実際の視認性に大きな問題はありません。
活用方法4:ビル壁面に施設PR用LEDビジョン
鹿児島県内の新名所「かごっまふるさと屋台村」様のPRのため、ターミナルビルの壁面にLEDビジョンを設置した事例です。
ターミナルビルの入り口上部にLEDビジョンを設置したことで、表示するコンテンツがビルに入る通行人の目に止まりやすくなります。
活用方法5:ホテル壁面に屋外用LEDビジョン
山口県柳井市にある「柳井クルースホテル」様へ大型の屋外用LEDビジョンを設置した事例です。
ホテルへの入り口上部に設置したので、多くの通行客の注目を集めています。近くにあるフードコートの情報やメニューを表示することで、ホテルとの相乗効果を生み出しています。
活用方法6:フィットネスクラブの集客用LEDビジョン
栃木県宇都宮市の大通り沿いにあるフィットネスクラブ様の店舗壁面にLEDビジョンを設置した事例です。
時間帯によっては直射日光が当たる場所ですが、輝度の高いLEDビジョンを設置したことで、いつでもコンテンツが見やすい環境を整えました。
活用方法7:ガソリンスタンドの屋外看板
神奈川県のガソリンスタンドチェーン店様に屋外用のLEDビジョンを設置した事例です。
従来はアナログ看板を設置していた場所の一部をLEDビジョンに変更しました。道路に一番近い場所にある看板だけをLEDビジョンに変更しましたが、それだけでも訴求力が大幅に強まったと好評です。
活用方法8:ショッピングモールの屋外ステージ
埼玉にある大型ショッピングモールの屋外催事スペースに、画面のサイズは横幅6400mm×縦幅2400mmとかなり大型のLEDビジョンを設置した事例です。
ファミリー向けの各種イベントの際に映像を流したり、通常時は企業のCMや自治体からのお知らせを配信しています。LEDビジョンの輝度は最大で5000カンデラで、昼間の直射日光を受けても視認性を確保する防塵防水機能を備えた機種を設置しました。
活用方法9:建設現場の朝礼看板
愛知県にある大型建設現場の朝礼看板に、全体サイズがW2880×H1920mmの屋外用LEDビジョンを設置した事例です。
建設現場では大勢の作業員に均等に情報を伝える必要があるため、朝礼看板としてLEDビジョンを導入するケースが増えています。建設現場は直射日光が当たる場所が多いため、輝度の高いLEDビジョンが選ばれています。
活用方法10:野球関連の屋外イベントでのコンテンツ表示
JWBL(日本女子プロ野球リーグ)の野外イベントにLEDビジョンを設置した事例です。JWBLの認知度を高めるために、試合会場でファンサービスのイベントが開催されています。
この事例では屋外でもコンテンツが見やすいLEDビジョンにより、野球のeスポーツを体験できる仕組みを構築しました。
屋外用LEDビジョンなら「ヤマトサイネージ」へ
屋外にデジタルサイネージを設置する場合は、輝度が低い機種を選んでしまうと、暗い夜間や直射日光が当たる昼間には表示内容が見えづらくなることがあります。そのため、屋外にデジタルサイネージを設置する際には、輝度が高いLEDビジョンが選ばれることが多いです。
ヤマトサイネージでは、LEDビジョンをはじめに、液晶ディスプレイやマルチディスプレイなど、多種多様なデジタルサイネージを幅広いエリア、業界に納品した実績があります。
お客様のご予算や設置目的をお聞きして、最適な導入プランをご提案させていただきます。デジタルサイネージをご検討の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。