映像のクラウド配信はランニングコストがかかりますが、遠隔地からインターネットを経由したビジョンの映像管理ができます。世界中のどこからでも操作できることがメリットです。
大型ビジョンをクラウド配信する方法
クラウド管理とは、通信(インターネット)を利用して映像を管理することです。ビジョン側に通信機能を持ったミニパソコンを接続し、サーバーを通して映像変更を行います。操作はインターネット環境にあるパソコンで行います。専用のソフトで流したい映像やタイムスケジュールを設定し、ビジョン側に指示を送ります。
通信を使用しないローカル管理との違いは、ビジョンの映像変更を行う作業が遠隔操作できることです。世界中のどこからでもリアルタイム管理できるので便利です。
※画像はTOTOスティック
クラウド管理のデメリット
クラウド管理をする場合のデメリットは、ランニングコストが発生することでしょう。契約するサービスにもよりますが、数千円~数万円の月額コストがかかります。内訳は専用サーバーの使用料や、CMS利用料、メンテナンスやサポート費用になります。
また、セキュリティの面での心配や、通信トラブルが発生することも無いとはいい切れません。
かなり上部に取り付けたビジョン等は、通信に光ケーブルやLANケーブルでのインターネット供給が難しい場合があります。そのため、LTE等の通信を行う場合がありますが、意外にコンテンツで容量を使い、気づいたら低速通信になっていた、通信が遮断されていた、ということも有りえます。
またCMS等のハッキングにより、意図しない映像が放映される、ということも有りえます。その場合、素早く物理的にネットワーク遮断、機器の電源OFF等の迅速な対応が求められます。
そういったリスクを踏まえてクラウド管理を検討するほうが良いでしょう。