LEDビジョンの仕組み
LEDビジョンとはLEDモジュールで映像が表現される表示機のことです。LEDビジョンのモジュールは例えば500mm×500mm等のサイズで1枚が作られています。 これをタイルを敷き詰めるのと同じ要領で好きな大きさに組みあげます。
LEDと液晶の違い
①発光構造の違い
液晶の発光構造
ご家庭用のTVや液晶サイネージディスプレイは以下のような構造で見えるようになっています。
液晶の構造は背面にバックライトという光源を配置し、そこから放たれた光が多くのフィルターを通して見える仕組みとなっています。
LED
LEDは電圧をかけるとそれ自体が発光し、直接色が表現され、ダイレクトで我々の目に飛び込んできます。赤・青・緑に発光されるダイオードを組み合わせることにより、フルカラーを表現しています。
発光構造による違いで言えることは、バックライトで照らされたものを見る液晶と、それ自体が発行源となるLEDでは感じる明るさが全く変わってくるということです。もちろんLEDの方が明るいということです。
②解像度の違い
液晶の解像度
皆さんよく聞かれたことがあると思いますが、フルハイビジョンや4K、8Kというピクセルピッチの概念が液晶にはあります。 これは液晶画面内にあるピクセルの数を示しておりフルハイビジョンは1920×1080ピクセルであり、画素数は2,073,600画素になります。4Kはその4倍、8Kはその8倍の画素で表現されます。
LEDの解像度
LEDは写真を見ればわかるように1ピクセルがはっきりと分かるほど独立しています。液晶と同じサイズでLEDを組んだ場合、同じ表示面積でLEDの方が極端に解像度が悪いことが理解できます。
解像度の違いから判断できることは、近い位置から見る時は液晶の方が綺麗で、LEDは粗く感じてしまうということです。
③反射のレベル
液晶
液晶はその表面が直線的であることに加え、屋外では保護ガラスを使用するので時間帯や設置場所によっては反射がひどく、視認性が落ちる場合があります。
LED
LEDは表示面に凹凸があり、ベースとなる板は黒色の樹脂製であることが多く、また自発光式であることから光の反射をほとんど感じない仕組みになっています。
屋外などの光が強い場所では液晶の反射が強く、視認性が落ちるということが分かります。
LEDのピッチと最低適正視認距離
例えば2.5mmの間隔があるモジュールを遠くと近くから見比べてみます。
遠くから見た場合は画面の粗さは気にならず、違和感がありません。近くの場合は見た目に粗くあまり気持ちが良い感じがしません。 最低何メートル程度離れれば違和感なく見ることができるか?その距離を表すのが最低適正視認距離です。
この計算はとても簡単で、ピクセルピッチ×1160mmとされています。例えば2.5mm間隔の場合は×1160mmで2900mm、即ち2.9m以上離れれば違和感なく見れるということです。 なので10mm間隔の場合その距離は11.6m以上となります。
ピクセルピッチはモジュールの価格にも関係してくる重要な部分です。ピクセルが多いほど価格は上がるということになるので、 例えばビルの屋上に設置する場合はピクセルピッチの広い安価なもので対応します。逆に屋内設置や建物の壁面でも、地上からそれほど離れていない場所ではなるべく狭いピクセルピッチで考えた方が良いでしょう。
LEDビジョン設置までの概算価格を知るには?
- 屋外設置か屋内設置か?
- 設置する場所や高さ(ビル屋外壁面・地上高約5mなど)
- 縦横のサイズ感
また、設置検討にあたり自治体の広告条例を先に確認されることをおすすめします。教育機関や医療機関など、 公共施設周辺では屋外広告物の申請が通らないケースもあります。場合によっては消防法や建築基準法に適応しているかなどのチェックが入る場合もあります。