大型ビジョンを運用するためにはランニングコストがかかります。絶対に必要なものは電気代です。場合によって映像制作費やクラウド管理費、保守費用がかかります。
絶対にかかるランニングコストは電気代
大型のLEDビジョン運用で気になるのは電気代です。これは毎日絶対に発生してしまう費用なので、予め計算しておいた方が良いでしょう。LEDビジョンは平米によって、最大消費電力と平均消費電力の数値がわかるようになっています。ざっくりの電気代を調べたいときは平均消費電力を元に計算します。
例えば横幅が5メートル、縦幅が3メートルのビジョンの場合、画面の面積は15平米です。平米あたりの平均消費電力が200W/HのLEDパネルを使用する場合、200W/H×15平米で、1時間あたり3000W消費する計算です。電気代は1KW(1KW=1000W)あたりいくらという値段になります。仮に1KWが30円の電気代だった場合、3KW×30円=90円が1時間あたりの電気代になるわけです。
流す映像の制作を外部業者に依頼する場合
映像を自分で制作できる場合は良いのですが、なかなかそこまで手が回らないことも多いでしょう。
また、大きくて目立つビジョンに流す映像には、地域の条例等の規制がある場合も。
制作は制作会社等に制作を依頼するのがポピュラーです。最近ではランサーズやクラウドワークス、ココナラといったクラウドソーシングを利用し、個人に依頼するケースも増えてきました。
制作費はまちまちですが、概ね静止画で1データ10,000~50,000円、動画だと10~30秒で30,000円~150,000円程度が一般的です。
しかし3D映像など特殊効果が必要な場合や、演者を雇って撮影したりするようなケースは費用が高くなります。
またインフォグラフィックス等、映像の種類によっては予算は異なりますので事前に流したい内容の絵コンテ等を用意するのがベターといえます。
ビジョンを遠隔管理するにはクラウド管理費がかかる
ビジョンの映像を遠隔管理する場合は、システムの利用料がかかります。
サーバー使用料やソフトの利用料金です。クラウド管理サービスは各社様々な形態があり、月額数千円~数万円程度のものが多いです。