カーディーラーでの大型モニター活用事例
自動車は大きな買い物。これから長い間、パートナーになる愛車は値段だけでなく総合的に判断して購入したいものです。「総合的」とは何かというと筆者の個人的感覚ですが…
✅価格 ✅スタイル ✅燃費 ✅装備 ✅維持費 ✅安全性
ざっと考えただけでもこのくらいのことが思い浮かびます。しかし、これはあくまで「クルマ」に対する評価であって、もちろん大きな検討材料に変わりはないのですが、ユーザーが購入を決定するまでのプロセスには他にも様々な要因が関係してきます。
例えば担当のセールスさんとの相性や信頼関係、お店が近いとか遠いとか、お店の雰囲気だったり…
今回はその中でも「お店の雰囲気」づくりに貢献する大型モニターを弊社が設置した事例、お店での活用事例をご紹介いたします。
導入決定までのプロセス
カーディーラー様の狙いはもちろん「集客」です。商業施設内の目立つ位置にテナントがあるため、通行人にアピールするために大型モニターを検討したいとのことでした。複数社に見積もりを依頼された中で、最終的に弊社に決定いただきました。「とてもスムーズな対応をしてくれた」ということを一番の理由に挙げていただきました。
設置作業の流れ
ご決定から設置作業までは約2週間、その流れをご紹介します。
①画面埋め込み用の壁面を製作
壁面と画面をフラットにしたいというご要望から、壁に予め凹みを作っておきました。埋め込むモニターの厚みは設置用のブラケットを含めて約200mm。必要な電源も伸ばしておきました。
大型モニター専用のブレーカーを用意して、単独でオンオフできる仕組みにしました。
②モニター設置用のブラケットを取り付け
今回は55インチモニターを縦横3列ずつ並べるスタイルでしたので、9つのブラケットを壁面に固定しました。
③モニターをブラケットに取り付ける
モニターの背面に専用の金具を取り付けてブラケットに設置していきます。モニター背面はかなりシンプルな設計になっていて、一般のモニターと違い強度を保つため樹脂ではなくスチールのボディを採用しています。1台ずつ丁寧に設置をしていき、ズレがないように位置を調整します。
④再生用プレイヤーや中継機の接続
9台のモニターに映像を分配するマトリクスという中継機を使用し、9つの独立したモニターを1つの大画面に設定します。手始めにノートパソコンを接続してみました。
他にもゲーム機などをノートパソコンと同時につなぎました。マトリクス側のチャンネルを変えることで、様々なプレイヤーの映像を瞬時に切り替えることができます。これで設置の完了です。壁面と画面がフラットになり、スマートな大型画面が出来上がりました。
お店での活用事例
では、実際に店舗でどのような活用をされているのでしょうか?後日様子をうががってみました。
①集客用のイメージ動画再生
メインの導入目的である、集客に対する商品のイメージ動画再生です。遠くからもはっきり見ることができ、通行人の目に留まります。直接販売に結びつくことはありませんが「集客なくして販売なし」ということを考えると、店舗でも重要なツールとなるのではないでしょうか?
②ファミリーや未来客に対するお店のイメージアップ
商品やサービスのアピールだけでなく、お店のイメージを向上させることにも貢献できるのが大型モニターです。こちらの店舗ではプレイステーションをつないで、ドライブシュミレーターをお客さんに楽しんでいただいたり、お子様向けに簡単なゲームが楽しめる企画を実施いただいています。
店舗の雰囲気作りに貢献する大型モニターの存在
※大型モニターを使って色々な集客方法を探ろう!
自動車販売だけでなく住宅、着物や時計、宝石などといった高価な買い物は、ユーザーからするとなかなか即決が難しいものです。もちろん店舗側のマンパワーが一番の戦力ではあるのですが、まずは店舗の存在を知ってもらうこと、お店に来ていただいて雰囲気を感じてもらうことが大切です。
成約率は努力してもなかなか上がるものではありません。であればどのようにして売上を伸ばすのか?集客力を上げて裾野を広げるしかありません。そのツールとして大型モニターを導入し、色々な施策を打ってみてはいかがでしょうか?