定例会やリモート会議の際に、会議への参加者が、10名以上の大人数になることも多いのではないでしょうか?
そのような場合に、参加者全員へ均一に情報を届け、質の高い会議を実現するために「大画面ディスプレイ」を導入する企業が増えています。
そこで今回は、マルチディスプレイが解決する「会議が抱える5つの課題」や大画面ディスプレイを選ぶ基準について、詳しく解説します。
マルチディスプレイとは?
マルチディスプレイとは、40〜50インチほどの液晶ディスプレイを組み合わせて作る「大画面ディスプレイ」です。
好きなサイズの大画面ディスプレイを導入できる上に、家庭用テレビのように近くから見てもコンテンツがきれいに見えるのが特徴です。
マルチディスプレイの詳しい特徴は、以下の関連ページをご覧ください。
マルチディスプレイで解決できる「5つの課題」
会議室にマルチディスプレイを導入することで、多くの課題解決につながります。
ここでは代表的な「5つの課題」について詳しく解説します。
課題1:プロジェクターは画質が悪くて情報が見えにく
パソコンではきれいだった資料がプロジェクターに映すと一気に見えづらくなってしまったという方もいるのではないでしょうか?
部屋を暗くしてスクリーンへ投影するプロジェクターはどうしても彩度や輝度が落ち見えづらくなってしまいます。コンテンツが見えづらいと伝えたい情報もうまく伝わりません。
マルチディスプレイなら液晶画面を使用しているので鮮明で視認性も高いため、細かい情報を正確に伝えられます。
課題2:プロジェクターは準備と片付けに時間がかかる
マルチディスプレイは、今までプロジェクターを使っていた方が抱えている「準備と片付けの手間」に関する課題を解決します。
マルチディスプレイは、家庭用テレビのように使い勝手が良く、電源を入れて、コードをつなぐだけで、すぐにパソコンから資料を共有可能です。
後片付けする必要もなく、電源を切るだけなので、作業効率の向上にもつながります。
課題3:手元に資料を配布すると視線がバラけて話しづらい
手元に資料を配布すると、どうしても参加者の目線が下に落ちてしまい、発言者の話を聞いているか不安になりませんか?
「この内容は必ず伝えたい」という場面でも、誰かが見逃してしまうかもしれません。
そこで、マルチディスプレイを導入し手元資料の配布をやめることで、参加者全員が同じ画面を見ることになり、重要なところも見逃すリスクを最小限に抑えられる上に、参加者の目線がわかるので話をする側も安心です。
課題4:会議資料を印刷・配布するのが手間
会議への参加者が多い場合、事前準備が多くて手間だと感じることはありませんか?
人数分の会議資料を印刷して、ひとつひとつ配布したり、急な人数変更で慌てたりすることもあるでしょう。
マルチディスプレイを導入することで、会議資料を印刷して配布する運用をやめて、大画面ディスプレイで見てもらう運用に変えられます。
資料配布をやめることで、ペーパーレス化を進めることにもなり、環境保護やSDGsへの取り組みとしても効果的です。
課題5:座っている席により受け取れる情報に偏りがある
ホワイトボードや通常サイズのモニターを使って会議を進行している場合は、近い席に座っている方には情報が全て届きますが、離れて座っている方には情報があまり届きません。
このように届く情報量に差が出ることで、余計な質問が出てしまったり、議題に乗り遅れてしまったりすることで、会議の質が落ちる可能性があります。
どの席に座っても全員が同じ情報量を受け取れるように、大画面ディスプレイを導入する企業が増えています。
会議室のサイズや参加人数により異なる「マルチディスプレイ」の導入方法「3選」
マルチディスプレイは、会議室のキャパシティや使用用途ごとに、最適なサイズを選ぶ必要がありますが、選ぶ基準がわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここからは会議室の収容人数ごとに、おすすめしたいマルチディスプレイをご紹介します。
方法1:10名以下の場合は「壁掛け式」
10名以下の小規模の導入では「壁掛け式」がおすすめです。
絵画を飾るほどのスペースがあればどこにでも設置できます。
110インチ相当のマルチディスプレイが使いやすく、会議室だけでなく企業オフィスのエントランスでも活用しやすいです。
方法2:10〜20名の場合は「可動式スタンド」
10〜20名の中規模の会議室へ導入する場合は「可動式スタンド」がおすすめです。
マルチディスプレイをキャスター付きスタンドに設置することで、参加人数に合わせて設置場所を移動でき、会議室のレイアウトを変更しやすくなります。
導入サイズは165インチ相当の大画面ディスプレイが適しており、使わない時には部屋の片隅に片付けられるので便利です。
方法3:20名以上の場合は「壁掛け式+可動式スタンド」
20名以上の大規模な会議室への導入の場合は「壁掛け式+可動式スタンド」がおすすめです。
会議室の中央前側に「壁掛け式」マルチディスプレイを設置し、その左右や後方側面に「可動式スタンド」を設置します。大人数での会議でも全ての人へしっかりと情報が行き届くので、会議の質の向上につながります。
大画面ディスプレイで会議を効率化した事例「3選」
ここまでの内容で、大画面ディスプレイを導入することで「会議の質」が向上すると解説しましたが、実際にどのような企業で、どんな使われ方をしているか、という事例を知りたいという方も多いのではないでしょうか?
そこでここからは、大画面ディスプレイを導入して「会議の質」を改善した事例を3つご紹介させていただきます。
導入事例1:製造業の会議室
日本全国に数カ所の拠点を出しているこの企業では、参加人数が多い会議や、拠点間を繋いだWeb会議において、参加者全員が同じ情報量を受け取れるように、会議室に大画面ディスプレイが導入されました。
通常は、パソコンに繋げるコードは見えない位置に隠すことが一般的ですが、今回の事例では、すぐにパソコンに繋げるように、あえて見える場所に出しています。
▼今回の事例の詳細はこちらです。
導入事例2:金融機関の会議室
こちらの金融機関では、コロナ禍をきっかけにWeb会議が増え、会議室にいる全員に情報が行き渡らないことが課題でした。
そこで、大画面ディスプレイを会議室に導入することで、どの席に座っても、画面が見えやすくなりました。
▼今回の事例の詳細はこちらです。
導入事例3:不動産会社のオフィス
不動産会社のオフィスに大画面ディスプレイを導入したこちらの事例では、全スタッフが自分のデスクについた状態でも、共通の画面が見えるようになりました。
会議室だけでなく、オフィスにも大画面ディスプレイを導入することで、瞬時に情報共有ができるようになり、よりスピーディーな対応が可能となります。
▼今回の事例の詳細はこちらです。
今回ご紹介した導入事例の他にも、マルチディスプレイをオフィスや会議室に導入した事例を知りたいという方は、以下の関連記事をご覧ください。
▼【まとめ】会議室への大型モニター「マルチディスプレイ」の導入事例「10選」
大画面ディスプレイで「会議の質」を上げたいなら「ヤマトサイネージ」にお任せください!
マルチディスプレイを導入する際には、サイズや種類を選ぶだけでなく、設置方法も用途によって異なります。
大画面ディスプレイは、当然サイズが大きく場所を取るので、壁掛けにするのか、キャスター付きにするのかと設置方法を慎重に選ぶ必要があります。
今回の記事を読んでも、自社の要望に当てはまる導入方法がわからないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
>>【無料相談】マルチディスプレイに関するお問い合わせはこちらです
大画面の会議室モニターを導入して効率化を図りましょう!
大画面ディスプレイを会議室に導入することで、会議の質が格段に向上したという事例が多くあります。
大人数が参加する会議だけでなく、リモート会議においても大画面ディスプレイを活用することで、より対面に近い感覚でコミュニケーションが取れると好評です。
ヤマトサイネージでは会議室のキャパシティに合ったサイズや導入方法、ご予算に沿ったご提案をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。