プロジェクターを使用した会議への不満
※大画面はプロジェクターという概念が崩れつつある
会議で使用するプロジェクター。大画面で会議用パソコンの画面を映す場合に常識となっています。当たり前の風景ですが、開発された当初は「すごい技術だ!」と感心したものです。しかし慣れというものは怖いもので、最近では画面が薄くて見えづらいという意見も多くなっています。
今回はプロジェクターの弱点を払拭した新しい大画面モニター「大型液晶マルチモニター」の特徴についてご案内したいと思います。
これからの会議室の大画面は迷わず液晶マルチモニター
※映像も文字もくっきり見える液晶の大画面
大画面の液晶マルチモニターはプロジェクターと比較して「鮮明な画面」になることが最大のメリットです。また画面の明るさがあるため部屋の明かりを落とすことなく使用できる点も特徴です。プロジェクターを液晶マルチモニターにすることで会議の効率や参加者の理解度の向上が見込めます。
プロジェクターの弱点
プロジェクターを否定するつもりはありませんが、世の中は常に進化していくもの。即ち現状維持は世間に取り残される(=退化)を意味します。すぐに液晶マルチモニターを導入する必要性はないかもしれませんが、今のプロジェクターが壊れた場合など将来的には液晶マルチモニターの導入を検討する価値はあるのではないでしょうか?
では致命的なプロジェクターの弱点とは一体何でしょうか?
明るい場所に適さない、鮮明さに欠ける映像
※蛍光灯の下では画面が極端に薄くなる
プロジェクターに対する不満として最も多いのが「画面の不鮮明さ」です。言い方を変えると「映像が薄い」ということになります。そのため室内の照明を落としたり、場合によってはブラインドやカーテンで自然光を遮断するなどの対策が必要となります。しかし、それはそれで問題が発生するようで…
部屋を薄暗くしないと見えづらい
※プロジェクター周辺の明かりを落としてみると若干映像は濃くなる
プロジェクター映像を見えやすくするために必要なことは「周りを暗くしてやること」です。極端な話、部屋の電気をすべて消してやることが一番プロジェクター映像が見えやすい状況です。しかし映画を鑑賞するわけでもなく、その場の雰囲気というものも会議では必要となってきます。真っ暗な部屋で活発な会議が行えるとは思いません。
また余談かもしれませんが、薄暗い雰囲気は参加者の眠気を誘発する原因になる恐れもあります。そういう懸念もプロジェクターにはあると思われます。
大画面の液晶マルチモニターはプロジェクターの弱点をカバー
そのようなプロジェクターの不満を解決する、会議用大画面として注目されているのが「液晶マルチモニター」です。モニターを連結するため細い枠のラインが画面内に入ってしまいますが、家庭でドラマやスポーツを見るわけでもなく、会議資料の映像を映すにはさほど気にならない程度です。
部屋を暗くすること無く鮮明な会議資料を映し出すことができる液晶マルチモニターは、これからのスタンダードになることが大いに予想されます。現状のプロジェクターに若干の不満を持たれているようであれば、将来的に導入することを検討しても良いかもしれません。