ショーウインドウを利用した液晶マルチディスプレイ

店舗に「販促目的」でデジタルサイネージを導入する際の注意点と効果を最大化するコツ

ショーウインドウを利用した液晶マルチディスプレイ

ヤマトサイネージでは毎年日本各地にデジタルサイネージを納品させていただいていますが、その設置目的の多くは「販売促進」を目的としています。デジタルサイネージを設置することで、自社サービスの魅力を最大限に伝えられるようになり、顧客の購買意欲が向上し、店舗の売上アップにつながります。

しかし、単に店舗にデジタルサイネージを設置するだけでは、その効果を最大化できません。

そこで今回の記事では、店舗にデジタルサイネージを設置する際に、販売促進効果を最大化するためのコツや避けるべき注意点についてわかりやすく解説します。

デジタルサイネージとは

屋外49インチ

デジタルサイネージは、デジタル技術を用いて情報や広告を表示するための看板やディスプレイのことです。従来の静止画やポスターとは異なり、デジタルサイネージは動画、画像、テキスト、ウェブコンテンツなどをリアルタイムで表示することが可能です。

主に公共の場所や商業施設、交通機関などで利用され、情報の効果的な伝達や目立ちやすさを目的として導入されます。

デジタルサイネージとは

店舗にデジタルサイネージを設置する目的

テナント店舗のマルチディスプレイ

店舗がデジタルサイネージを導入する目的は多岐に渡ります。ここでは代表的な導入目的の3つを解説します。

目的1:販売促進

デジタルサイネージの導入目的として最もメジャーなのが「販売促進」です。セールやキャンペーンの情報、割引情報を目立つ形で表示し、顧客の購買意欲を高めます。

目的2:情報提供

デジタルサイネージは最新のニュース、イベント情報、営業時間、店内案内など、顧客に役立つ情報を提供するために使用されます。リアルタイムで更新される情報を効果的に表示し、顧客の利便性を向上させています。

目的3:空間演出

特に飲食店やジュエリーショップ、ホテルなど、顧客に「体験」を提供している店舗では、デジタルサイネージを店内の雰囲気や空間を演出するために使用されます。美しい映像やデザインを活用して、店舗のブランドイメージや雰囲気を強調し、顧客の滞在時間や満足度を向上させます。

店頭デジタルサイネージの販促効果を最大化するコツ

道頓堀のLEDビジョン

店舗にデジタルサイネージを導入する際に、販売促進効果を最大限に生み出すためにはコツが必要です。ここでは5つのコツを解説します。デジタルサイネージを店頭に導入する際には、1つずつ実践して販促効果を高めましょう。

コツ1:静止画だけでなく、音声や動画を活用する

静止画よりも動画や音声の方が視覚的・聴覚的なインパクトが大きいため、商品やサービスの魅力を効果的に伝えられます。特に商品の使用イメージやデモンストレーション動画を流すことで、顧客の興味を引き付けられ、顧客の購買意欲が高まります。

ただし、出店している場所や地域により、音声や明るさについての制限がある場合があるため、事前に関係各所に確認する必要があります。

コツ2:来客の導線を意識して設置場所を選ぶ

デジタルサイネージを来客が通りやすい場所や目立つ場所に設置することで、広告の視認性が向上します。また、店内の動線に沿って配置することで、顧客が自然に目にする機会を増やせます。

店外にいる顧客、店内にいる顧客のどちらに向けた広告かということも考慮して設置場所や角度を選ぶことで、より販促効果を高められます。

コツ3:時間や曜日ごとに表示コンテンツを変える

曜日や時間帯によって顧客の属性やニーズが異なるため、それに合わせてコンテンツをカスタマイズすることが重要です。例えば、平日と週末ではターゲット層が異なるため、それに応じた情報やキャンペーンを表示しましょう。

単に情報を表示するだけでなく、過去の購買データから顧客分析を行い、いつ、誰に、何を販売するのかという計画を立て、その計画に添ったコンテンツを作成すると効果につながりやすくなります。

コツ4:通行客の目をひく目立つコンテンツを表示する

視覚的に魅力的なデザインや動きのあるコンテンツを使用することで、通行客の注意を引き付けやすくなります。特に季節やイベントに合わせたコンテンツは目を引きやすいのでおすすめです。

しかし、通行人が店舗のデジタルサイネージに表示されているコンテンツを最初から最後まで全部見てくれることは稀です。通行人がどこを切り取ってコンテンツを見ても、最低限必要な情報が伝わるようにする工夫も必要です。

コツ5:大型デジタルサイネージを設置する

店舗に設置するデジタルサイネージのサイズは、家庭用のテレビサイズから大型サイズまで多種多様ですが、やはり大型のデジタルサイネージの方が圧倒的に目を引きます。

設置場所や予算などの条件をクリアできるのであれば、できる限り大型のサイズを選ぶことで、それだけでも大きな差別化戦略の1つになります。

店舗にデジタルサイネージを設置する際の注意点

洋菓子店の看板をデジタルサイネージに変更

先ほどの項目では、デジタルサイネージの効果を最大化するコツを解説しましたが、その反対に、注意すべき点についても解説します。

注意点1:サイネージに最適化したコンテンツを作る

デジタルサイネージ以外にもチラシやポスターなど様々な媒体で販促活動を行っている店舗がほとんどですが、チラシやポスターのために作ったクリエイティブをそのままデジタルサイネージに使うことはおすすめできません。

チラシ・ポスターとデジタルサイネージでは、コンテンツを見せる相手との距離や見え方が全く異なるため、デジタルサイネージに表示するコンテンツはデジタルサイネージに最適化したコンテンツにしましょう。

注意点2:設置場所の周囲にいる人の属性を分析する

デジタルサイネージを設置する場所の周囲にいる来客の属性や行動パターンを分析しましょう。顧客の年齢層や性別、興味関心を把握し、それに合ったコンテンツを表示しなければ、販促効果を最大化できません。

分析した属性により表示するコンテンツや時間帯を変更しつつ、定期的に効果測定を行いましょう。

注意点3:最適なサイズや機種を選ぶ

デジタルサイネージの中にも、液晶ディスプレイやLEDビジョン、マルチディスプレイなど種類も多種多様です。一般的に店舗にデジタルサイネージを設置する場合は、視認距離が近い液晶ディスプレイやマルチディスプレイが選ばれることが多いですが、店舗の壁や床の全面をデジタルサイネージ化して空間演出を行う際にはLEDビジョンが選ばれることもあります。

デジタルサイネージの設置目的や設置環境を考慮して、最適なサイズや機種を選びましょう。

デジタルサイネージの販促効果を上げた事例7選

店舗看板をデジタルサイネージに変更

それでは実際に、ヤマトサイネージの納品実績の中から、店舗にデジタルサイネージを設置した事例を7つご紹介します。各事例での設置目的は「販売促進」で共通していますが、設置場所や設置方法は異なります。各バリエーションごとの設置方法を参考にしてみてください。

設置事例1:ショッピングモールに縦型サイネージ

静岡県にあるショッピングセンター「サントムーン柿田川」様の店内の柱や壁に縦型サイネージ10台以上を設置した事例です。こちらの事例では、クラウドシステムにより本部で一括管理して、映像配信スケジュールを設定しています。

店内の複数箇所にデジタルサイネージを設置する場合は、クラウドシステムによる管理がおすすめです。

ショッピングモールにデジタルサイネージを設置

設置事例2:アウトドアショップにクラウド管理型サイネージ

アウトドアグッズのショップ「好日山荘」様に、イーゼルタイプのデジタルサイネージを設置した事例です。こちらの事例でも全国60店舗にデジタルサイネージを設置し、本部で一括管理しています。

クラウドシステムを使えば、1ヶ所の店舗内だけでなく、全国の遠隔地にある複数のデジタルサイネージを遠隔操作することもできます。

本部手動で効率的に配信内容を変えられるので、現場スタッフは接客サービスに集中できる環境を整えられます。

全国チェーン店舗のクラウド管理サイネージ

設置事例3:カーディーラーに大型デジタルサイネージ

神奈川県横浜市のカーディーラー様に、55インチの液晶ディスプレイを設置した事例です。店内の什器に埋め込む形で設置し、店内と調和の取れたデザインを実現しました。

こちらの事例では販促目的に加えて、店内の雰囲気を華やかにする目的でも使われています。

カーディーラーの商談コーナーにデジタルサイネージを埋め込み設置

設置事例4:フードコートでデジタルサイネージを4台連結

千葉県内にあるショッピングモール内のフードコートに43インチのデジタルサイネージを4台連結で設置した事例です。近年は飲食店のレジカウンター上に複数台のデジタルサイネージを連結して設置する事例が増えています。

デジタルサイネージで動画により商品の魅力やセット内容を配信することで、遠くからでもわかりやすく情報を伝えられるようになります。

ショッピングモールのフードコートにデジタルサイネージを連結設置

設置事例5:たこ焼き屋さんに低コストサイネージ

岡山県岡山市の中心部、表町商店街のたこ焼き屋さんにデジタルサイネージを設置した事例です。

アーケード内にある店舗ですので、必要以上に高い輝度の機種は選びませんでした。必要最低限の機能を実装した機種により、低価格な導入を実現しました。

商店街のたこ焼き屋さん用デジタルサイネージ

設置事例6:商店街に販促用デジタルサイネージ

岡山県内で古着・中古ブランド品を扱う「ベクトル」様に縦型サイネージを納品した事例です。こちらもアーケード内にある店舗ですので、屋内用サイネージを導入し、コスト削減を実現しました。

アーケード内には多くの通行人が行き交うため、瞬時に内容を理解できるコンテンツを表示して、販促効果を高めています。

商店街の販促用デジタルサイネージ

設置事例7:アパレルショップに縦型デジタルサイネージ

横浜みなとみらいのアパレルショップに縦型サイネージを設置した事例です。店舗の入り口に設置し、スライドショー機能を使い、静止画を順番に表示しています。

静止画を表示する場合でも、スライドショー機能で動きをつけることで、通行人の目に止まりやすく、販促効果が高まります。

セール期間に販促用のサイネージを設置

デジタルサイネージなら「ヤマトサイネージ」へ

化粧品店にマルチディスプレイを設置

デジタルサイネージは設置場所や設置目的により、導入すべき機種や設置方法が異なります。今は街中に広告が溢れているため、単にデジタルサイネージを設置しただけでは見てもらえません。販促効果を最大化するためにも、最適な方法で設置しましょう。

東京と大阪を拠点に日本全国エリアでデジタルサイネージの製造、販売、設置、メンテナンスをワンストップで対応しているヤマトサイネージでは、お客様のご予算やニーズに合わせて最適なデジタルサイネージをご提案させていただいています。

デジタルサイネージの設置をご希望の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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