大型ビジョンの電気代は、画面の大きさと平均消費電力で1時間あたりの電気代を計算します。それを1日何時間使用するか掛け算をして、1日あたりの電気代を算出します。
大型ビジョン運用で絶対にかかるランニングコストは電気代
大型ビジョンは初期導入コストに目が行きがちですが、ランニングコストも重要です。中でも絶対にかかる電気代については、導入前に調べておく必要があるでしょう。電力会社との契約内容にもよりますが、1KWあたりの電気使用料は概ね30円程度です。これを元に、ビジョンの大きさや使用時間を掛け合わせて大体の電気代を計算することができます。(2022年9月現在)
大型ビジョンの電気代計算方法
ビジョンの電気代は簡単に計算することができます。
「画面の大きさ(平米)×1時間あたりの平均消費電力×1日のビジョン点灯時間」で1日あたりの消費電力を計算します。
電気代はKW毎の価格になるので、「1日の消費電力÷1000」で消費電力をKWに変換します。「1日の消費電力(KW)×30円」が1日の概算電気代ということになります。
電気代シミュレーターで計算してみてください。
https://testpage.jp/tool/denkidai.php
ビジョンの平均消費電力を調べよう
メーカーや仕様によって大型ビジョンの消費電力は違います。消費電力は製品のカタログや仕様書に記載がありますので、簡単に知ることができます。
注意したいのは「最大消費電力」と「平均消費電力」を間違えないことです。
電気代の計算は平均消費電力を用いて計算します。1平米あたりの平均消費電力を調べて、ビジョンの平米と掛け算します。ビジョンの平米計算は横幅と縦幅の掛け算で求めることができます。10メートル×5メートルのビジョンであれば50平米になります。
例えば弊社で使用している屋外用4mmピッチLEDモジュールは、1平米あたりの平均消費電力が200W/Hです。
50平米のビジョンであれば、200W/H×50平米=10000W/Hを消費することになります。
電気代は1KW=30円で計算すれば概ね問題ありません。
10000W/H=10KW/Hとなるので、30円×10KW/Hで300円が1時間あたりの電気代となります。
仮に1日12時間使用するのであれば300円×12時間=3600円が1日の電気代となるわけです。
意外と安い大型ビジョンの電気代
巨大で明るい大型ビジョンですが、省電力のLEDランプを使用していることもあり、見た目の派手さに比べると案外電気代はローコストと言えます。
とは言え、電気代は毎日かかってくるものです。なので電気代のこともしっかり頭に入れておきましょう。