マルチディスプレイ設置方法

100インチを超える大画面液晶マルチモニターの設置方法とは?

大学のマルチディスプレイ

”その場に適した設置器具を用いることでいかなる場所へも取り付けができる、それが大型液晶マルチモニターである”
(2021年/ヤマトサイネージマルチディスプレイ事業部談)

 

液晶マルチはどんな場所へでも設置が可能?

 

大型液晶マルチモニターの基本的な設置方法は壁面をベースにした「壁掛け」がポピュラーですが、床面アンカー固定ができる専用スタンドを用いることで壁面がない場所への設置も可能です。ただし天井や床面への取り付けは製品の特性上あまり適しているとは言えません。そのような場合はLEDビジョンを検討されると良いでしょう。今回は液晶マルチの設置場所に応じた設置方法を紹介していきます。

 

①壁面を利用した壁掛け設置

マルチディスプレイ壁面設置

※導入事例・都内オフィス様液晶マルチモニター設置工事風景

 

壁面を利用する場合に用いるのが「専用壁掛けブラケット」です。このブラケットを壁面に必要分固定をしていくわけですが、ここで注意したいのが壁面の強度です。マルチ専用モニターはある程度の重量があるため、その重さに耐えうる壁の強度が必要になるということです。

 

使用するモニターの台数が少ない場合(9台程度まで)は壁面裏の鉄骨を狙い打ちしてブラケットを固定する場合もありますが、基本的にはコンパネ板で下地を作り補強を行います。新築やリフォームで新たに壁面設計を行う場合は予め壁面裏を補強しておくのがベターです。

 

壁面設置の場合はフラットな壁面にモニターが出っ張るような形の「ノーマル設置」と、

マルチディスプレイ

※ノーマル設置の場合画面の”出っ張り”は約250mmとなる。

 

モニター面を壁面とフラットにする「ツライチ設置」👇の2パターンがメインとなります。

マルチディスプレイのフラット施工
※壁面”ツライチ”にすることでスマートなイメージになる。

 

②取り付け壁がない場合は「専用スタンド」で対応

マルチディスプレイ専用スタンド

 

壁面がない場所へ設置したい場合には「専用スタンド」の使用が安くて便利です。床の表面を貫きコンクリートの基礎へアンカー固定するので転倒リスクがなく、安全に運用することができます。

 

アンカー設置

※基礎まで届き十分な強度を保つアンカーボルトを選定

 

パッケージングモデルの「ラック式スタンド」と

エントランスマルチディスプレイ

※無難なデザインはどんな場所へもマッチする

 

周りを化粧枠で覆いたい場合は「ノーマルスタンド」で施工後、全体のデザインを仕上げていきます。

マルチディスプレイ施工

※モニターの周りをデザインパネルで囲うことができる

 

③移動が必要な場合はキャスター付きスタンド※4面限定

可動式マルチディスプレイスタンド

※導入事例・四日市青年会議所様液晶マルチスタンド

安定性の問題で4面マルチ限定にはなりますが、室内で必要に応じて移動させたい場合はキャスター付きのスタンドが便利です。ただし、組み上げた状態では出入り口の間口が広くないと別室への移動は困難です。

大型電子黒板の設置方法

電子黒板と学生

近年、会議室や教室、イベント会場などで、100インチを超える大型の電子黒板(インタラクティブホワイトボード)の導入が増えています。ヤマトサイネージでも、110インチや98インチといった大画面の電子黒板を取り扱っており、液晶マルチモニターと同様に様々な設置方法が可能です。

電子黒板は、液晶マルチモニターと異なり、基本的に一枚の大きなパネルで構成されるため、画面間の継ぎ目を気にすることなく、一体感のある表示が可能です。また、タッチ操作が前提となるため、安定した設置が非常に重要になります。

壁面を利用した壁掛け設置

液晶マルチモニターと同様に、壁面への設置が最も一般的な方法です。大画面電子黒板はそれなりの重量があるため、壁面の強度確認と補強は必須となります。特にタッチ操作時の安定性を確保するためには、壁面への強固な固定が重要です。ノーマル設置とツライチ設置のどちらも選択可能ですが、特にツライチ設置は見た目のスマートさも相まって人気があります。

専用スタンドによる自立設置

壁面への取り付けが難しい場合や、フレキシブルなレイアウト変更を想定する場合は、専用の自立スタンドが便利です。電子黒板専用に設計されたスタンドは、タッチ操作時の揺れを最小限に抑える構造となっており、安定した運用を可能にします。キャスター付きのスタンドも選択肢の一つとなりますが、大画面になるほど安定性の確保が重要になるため、設置場所の床面との相性や、移動頻度などを考慮して選定しましょう。

注意点

電子黒板はタッチ操作を前提としているため、画面の高さも重要な検討事項です。参加者全員が無理なく操作できるよう、利用シーンに応じた適切な高さを確保することが求められます。また、配線についても、すっきりと見せるための工夫(壁内配線や配線カバーなど)を検討することで、より快適な使用環境が実現できます。

まとめ

今回のポイントは以下となります。

✅液晶マルチモニターは天井、床面以外ならどこでも設置が可能。
✅壁面設置は補強材を使用して強度を増してやる。
✅壁面が無い場合は新たに造作するより専用スタンドが便利。
大画面の電子黒板も壁掛けや専用スタンドで設置可能。タッチ操作の安定性を重視。

今日はここまで。また次回お会いしましょう❣

設置事例: マルチディスプレイ




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