一般的な家庭用のテレビやパソコンモニターは調べればすぐ価格が出てくるものです。しかし巨大な画面を構築したいとなると、いちいち業者に問い合わせして見積もりを出すしかありません。
今回は面倒な問い合わせをしなくても、スピーディに概算価格がわかるように記事にしてみました。
※当価格は2024年8月現在のものです。国際情勢等により金額が変動することがあります。ご了承ください。
大型液晶マルチモニターのサイズ別概算価格
※気になる大画面マルチモニターの価格は?
大画面液晶マルチモニターの価格を構成する要素は「機材費」「設置工事費」「その他諸費用」の3つに分類されます。希望するサイズによって大きく費用が異なります。
110インチ(55インチ×4台)液晶マルチモニターの費用
【概算総額】2,224,000円(税別)
〈内訳〉
・55インチモニター4台 1,432,000円
・ブラケット 192,000円
・工事費 300,000円
・諸費用 300,000円
165インチ(55インチ×9台)液晶マルチモニターの費用
【概算総額】4,504,000円(税別)
〈内訳〉
・55インチモニター9台 3,222,000円
・ブラケット 432,000円
・工事費 450,000円
・その他諸費用 400,000円
330インチ(55インチ×36台)液晶マルチモニターの費用
【概算総額】18,116,000円(税別)
〈内訳〉
・55インチモニター36台 12,888,000円
・ブラケット 1,728,000円
・工事費 2,500,000円
・その他諸費用 1,000,000円
内訳費用の説明
次に内訳についてです。モニターの他にブラケットや工事費、その他諸費用という項目がありますが、それぞれについて簡潔に説明します。
55インチモニターとは?
連結してマルチモニター専用に開発された液晶保護枠が極端に細いモニターです。枠を細くすることで連結した際のラインを目立たなくしています。
ブラケットとは?
壁面設置の場合に使用する壁掛け金具のことです。メンテナンスを考えて伸縮する専用ブラケットを使用します。
工事費について
工事費用は現場の状況により価格が変わってきます。壁面の状態によっては下地の補強を行ったり、電気工事が必要になるケースもあります。まずは概算価格にて検討の上、予算的な問題がなければ現場調査を依頼して詳しい見積もりを取りましょう。
その他諸費用
主に機材の配送費や交通費、工事に使用する細かい部品や配線のことを指します。また、工事に2日以上要する場合には宿泊費をいただくようになります。
希望する使い方によって追加部材が必要になる
分割画面を映したい、カメラ映像を流したい、音声を出したいなど追加オプションが必要な場合は別途料金となります。また、映像配信用のプレイヤー(パソコンやテレビチューナーなど)は基本的にお客様ご自身でご用意いただくようになります(※指定くださればこちらでのご用意も可能)。どのようなことをしたいかを明確にして、要望を伝えましょう。
デジタルサイネージの価格決定要素
デジタルサイネージの価格決定要素を知っていただくと、より予算感をイメージしやすくなります。
弊社にお問い合わせいただく際にも、以下のポイントについてお伝えいただければ、よりスピーディにお見積もり金額の算出が可能となります。
価格決定要素1:設置環境
デジタルサイネージを設置する場所が「屋外」「半屋外」「屋内」のどこかにより、選定する機種が変わり、価格も異なります。
特に屋外用と屋内用では、防塵防止機能や輝度が大きく異なり、それに合わせて価格も大きく異なります。
価格決定要素2:サイズ
液晶ディスプレイであれば32〜98インチが一般的で、マルチディスプレイであれば55インチを田の字に4面で110インチ、9面で165インチという大画面も可能です。
LEDビジョンもご希望に合わせてサイズ変更が可能で、他のデジタルサイネージよりも拡張性が高く横10メートル等のディスプレイも構築可能です。
価格決定要素3:設置方法
デジタルサイネージの設置方法としては、以下のように多くの選択肢があり、価格も変わります。
・専用ブラケットにて設置
・自立型キャビネットなどをアンカー固定
・移動式ホイール付属スタンドを使用
設置場所によっては、壁にかけられない、床に穴を開けられないという条件もあるので、設置条件に合わせて確認が必要です。
価格決定要素4:拡張機能
デジタルサイネージに拡張機能を追加することで、タッチパネル機能やWebカメラ、集音マイクの設置も可能です。
デジタルサイネージの使用用途により必要な拡張機能が異なり、価格も変動します。
デジタルサイネージの価格決定要素については、以下の関連記事をご覧ください。
まとめ・最終的には明確な使用方法と現場調査が必要
今回の概算価格は検討初期段階の参考としてご提供しています。なので詳細な見積もりが必要な場合は「何がしたいか」を明確にしていただき、その上で現場の調査を行う方法が最も効率的です。弊社の場合は基本的に即日お見積りを作成し、ご提出しております。