集客目的ではなく客単価UPのためのデジタルサイネージ
デジタルサイネージを店舗で使用する場合、その目的は2つに分類されます。まずは集客目的です。店舗のエントランスに設置をし、お店の存在や扱っている商品を知らせます。そうすることで認知度のUP、店内への誘導を行います。
もうひとつの目的が「客単価のUP」です。ファーストフード店やコンビニエンスストアに目立つデジタルサイネージで、主にカウンターに取り付けられてメニューの表示を行います。今回はこのカウンターでのメニューボードサイネージについて紹介します。
カウンターへのデジタルサイネージ設置
お店のカウンターにはレジや商品POP、メニュー表など様々なものが配置されます。小型の液晶ディスプレイをカウンター上に設置する場合もありますが、画面が小さいと訴求力は低下します。
そのためなるべく大きな画面を天井から吊り下げたり、壁面設置するほうが高い効果が得られます。レジ待ちをするお客様へのアピールに適しています。期間限定商品やサイドメニュー、おすすめの品を紹介することで、お客様へ「もう一品」の提案を行います。
客単価UPは売上UPにつながる
売上を上げるには集客はもとより、客単価をUPさせることも重要です。カウンターのデジタルサイネージでシズル感のあふれる動画を流せば、お客様の購買意欲を掻き立てます。メニューだけではなくお得な情報や、営業時間などを合間に表示するのも効果的です。
ディスプレイの配列
カウンターのメニューボード用デジタルサイネージは1台だけ単体で使うのも良いですが、できるだけ大きな画面にするほうが効果があります。カウンターは横に長いことが多いので、デジタルサイネージの画面を大きくしたい場合はそれに合わせて横連結させるとスマートです。
効果的なコンテンツ表示方法
多くの飲食関係のお店はカウンターに商品一覧表を置き、それを見てお客様が注文するようになっています。デジタルサイネージで同じようなことをしても効果はあまり得られません。商品を絞って動きのあるコンテンツを流すと効果的です。新製品や限定商品、アラカルトなどのサイドメニューを表示することで訴求力が増します。
横長に連結させる場合はコンテンツにメリハリをつけると目立ちます。上の写真のように大きなコンテンツを画面いっぱいに映したり、下の写真のように分割映像を流したり切り替えることで、レジ待ちをするお客様の目を惹きます。
横連結デジタルサイネージの仕組み
横長のデジタルサイネージでひとつのコンテンツを大きく映す場合には、各液晶ディスプレイを連動させないといけません。一部の業務用ディスプレイには画面連結機能が装備されており、本体同士をケーブルで接続したり(デイジーチェーン)分配器を使用することで簡単に連動できます。
テレビなどの連結機能を持たないディスプレイでも連動させる方法はあります。マトリクススイッチャーやビデオウォールコントローラーというものを使用することで実現できます。