LED CHINA 2017へ行ってきました

2017年9月20~22日に中国・上海で開催された「LED CHINA 2017」を視察してきました。今回からそのレポートを数回に分けお届けしたいと思います。

まず、スケールの違いに度肝を抜かれました。日本の展示会場とは広さが何倍も違います。

巨大な展示会場が何棟も並んでいます。東京ビッグサイトや幕張メッセなどが可愛く見えてしまうくらい広大です。

屋外展示の超巨大LEDビジョン

最初に目に入ってきたのは屋外に設置されている巨大LEDビジョンです。イベント用に設置されたこのビジョン。横が約30m、縦は10m弱もあります。よく見ると向こう側が透けて見えています。どのような作りになっているのでしょう?

近くで見てみるとこのように格子状にLED球が埋め込まれています。ちなみにLEDパネルは画像のように青、緑、赤の3色を使い分け色を表現しています。

裏から見るとこのような感じです。LEDは光が強いため、このぐらいの隙間があっても遠くから見るには問題ありません。ただし近くから見ると映像が粗く見えてしまいます。なのでピッチ幅(球と球の隙間)が大きいものはビルの屋上など、遠い位置から人に見てもらう場合に適しています。

ピッチ幅を大きくすることで映像は粗くなりますが、使用するLEDが少なくて済むため価格を抑えることができます。

屋内向けの高密度LEDパネル

見てください!この大きなLEDビジョン。こちらは屋内用のLEDビジョンです。先ほどの屋外設置のものと比べて画像がより鮮明なことがわかります。屋内の場合はビジョンと人との距離が近くなります。ピッチ幅を狭めることで高精細な映像を流し、訴求力を高めます。

この一粒一粒の点がLED球になっています。かなり密度が濃いことがわかります。このようにピッチ幅を極限まで小さくすることで、液晶モニターにも劣らない制度の高い映像を映し出すことが可能です。

LEDパネルは液晶モニターのように「〇〇インチ」という概念がありません。要するに好きな大きさにできるという点もメリットのひとつです。LEDビジョンは一辺数十センチ程度のユニットを何枚も連結していきます。例えば下の写真は4枚のユニットを横に4枚つなげたものです。

このような形で好みの大きさに仕上げていくわけです。巨大なものになるとその枚数も莫大になります。裏に回ってどのように連結しているのか確認します。

まるでパズルのように何枚ものユニットが連なっています。気が遠くなるような枚数です。巨大なビジョンを仕上げるにはそれなりに時間がかかりそうです。もし故障した場合にはとんでもないことになりそうです。ユニットが不良になった場合はどうするのでしょう?

実はこのように1ユニットごとに取り外しが可能です。万一パネルに不具合が生じた場合は比較的簡単に対処することができます。

LEDパネルではこんなことも可能です

ここからは展示会で発見した変わり種のLEDをご案内します。液晶パネルでは表現できないこともLEDなら可能です。

床面LED

液晶に比べ強度の高いLEDパネルは床面に設置することも可能です。ご覧のように自動車が乗っても平気です。これはLEDパネルの上に特殊な保護パネルを被せることで衝撃にも耐えれる仕様になっています。床面のLEDはとてもインパクトがあります。

箱型LEDビジョン

LEDボックス仕様も可能です。自在に形が作れるLEDパネルならではの仕様です。店舗のショーウインドウなどに設置すれば目を引くことは間違いなさそうです。

ツリー型LED

クリスマスシーズンに重宝しそうです。このようにオリジナリティあふれるデザインができることも、LEDパネルを使ったサイネージの魅力です。

球体LED

円形にするなど曲面に加工出来るのもLEDパネルの魅力です。他にはない広告塔として注目されること間違いなしです。

オブジェ風LED

こんなことも可能です。情報伝達には不向きですが、装飾系ツールとしての活用ができます。大きな商業施設などでは待ち合わせ場所の目印になりそうです。

デジタルサイネージは液晶からLEDの時代へ

ご覧いただいたようにLEDビジョンは様ざまな形で進化しています。日本では液晶デジタルサイネージが主流の屋内サイネージですが、近い将来はLEDビジョンがスタンダードになると予想されます。以下、より実用的なLEDビジョンのご紹介です。

量産型自立LEDビジョン

液晶モニターのデジタルサイネージでよく目にする「自立型」です。専用の筐体をまとい、移動がしやすいことも特徴です。輝度の高いLEDパネルは液晶パネルに比べ視認性が高いため、インパクトが高く注目されやすいというメリットがあります。

また、液晶モニターの場合は直射日光に”光り負け”して画面が暗く見えてしまったり、画面に光が反射して見えづらかったりすることが多々あります。光り負けしないLEDはそういう意味でもより効果が高いデジタルサイネージと言えます。

ただ、日本で普及が遅れている理由のひとつに、導入コストの問題があります。今までのLEDビジョンは全て特注扱いで、既製品というものが存在しなかったため導入コストが大きなネックでした。そこで弊社が注目したのが量産型のLEDビジョンです。

製造メーカーとのOEM契約により、既成のLEDビジョンはオーダー品と比べ安価にご案内することができます。

X poster

まず注目したのが「X poster」という商品です。縦長の等身大LEDビジョンです。屋内専用に作られた高精細ビジョンです。近くから見ても画像の粗さなどはほとんど気になりません。当然映像コンテンツはスライドさせたり、動画を流すことも可能です。等身大ということもあり、アパレル系店舗ではマネキンの代わりにも使えそうです。

レイアウト次第でとても魅力的なショールームを作ることができます。写真は縦設置ですがもちろん横置き設置することも可能です。夢が膨らみます。

マルチモニター風に並べてひとつのコンテンツを映すこともできます。複数台導入することで設置バリエーションが増えます。

X board

壁掛用の屋内LEDビジョンです。X poster2枚分の大きさになります。かなりのインパクトがあります。こちらも既成モデルで量産体制が整っているため、通常のオーダーメイド作成に比べ安価にご提供することが可能です。

LEDビジョンを安心してご使用いただくために

LEDビジョンを導入する際に注意したいのが、PSEやTELECといった認証をきちんと受けている製品かどうかということです。LED製品は海外からの輸入製品が多く、LEDビジョンに関してもその大部分が海外からの輸入製品になります。

日本国内ではすべての電化製品の販売に対して、PSEの認証が必要になります。またWi-Fiなど電波を使用する機器にはTELECという認証が必要です。ただしこの認証に関してはあくまで日本国内で販売するものに適応されます。即ち、他国で作られたものはその認証を得ていないケースが多々あります。

弊社の製品は全てPSE認証、TELEC認証が必要な製品もすべての製品にて認証を受けています。

PSEとは電化製品による漏電や発火、感電等の事故を未然に防ぐために国の定める検査を受け、認証を受ける必要があります。またTELEC認証を受けていない製品で通信する場合は、違法電波を使用することになり処罰の対象になります。

ちなみにこの承認を受けるために数十万円の検査費用がかかってしまうため、そこをスルーして販売されているケースもあるようです。導入の際は十分にご注意ください。

またLED CHINA2017の様子は以下のブログにも記入しております。

デジタルサイネージ・電子看板に明るい未来を映し出す(代表馬庭のブログ)

デジタルサイネージワールド(営業光本のブログ)

LEDビジョンで世界を明るくするヤマトサイネージLEDVision事業部