ちょっとハイテク気分? 準スタンドアロン配信とは!?

デジタルサイネージのコンテンツ管理方法は大きく分けて2種類です。ひとつ目は「スタンドアロン」と言いまして、要するに独立配信をする手段です。USBに保存した映像データを流したり、HDMIでパソコンやDVDプレーヤーなどをつないで配信する方法です。サイネージ本体まで行ってUSBの抜き差しやプレーヤーの映像を変更する必要があります。

ふたつ目は「クラウド配信」です。インターネットを経由しコンテンツをクラウドで管理します。手持ちのパソコンや携帯端末などで編集したデータをサーバーに飛ばし、サーバーからサイネージ本体側にデータを配信するシステムです。例えば外国の出張先からでもサイネージ映像を変更することが可能です。ただし、月額のランニングコストが発生するケースがほとんどです。

※クラウド配信のイメージ

さて実は、その二つの配信方法以外に何ともビミョ〜なやり方があるんです。それはサイネージ本体と操作端末をローカル接続する方法です。インターネットにつなぐわけではないのでクラウド配信とは言えませんし…。だからと言ってスタンドアロンでもないような…。ということでこの接続方法を「準スタンドアロン」と称し、その運用方法についてご紹介します。

準スタンドアロンサイネージに必要なもの

1.サイネージ本体

今回は屋外用の32インチ自立型サイネージを使用します。サイネージ本体は屋内用サイネージやテレビ、パソコン用ディスプレイなどでも構いません。ご予算や設置場所、目的により適切なものをご用意ください。

2.ドングルPCなどのWi-Fi内蔵小型プレーヤー

例えばこちらはグルーバ社開発のスマートスティック「TOTO」です。手のひらサイズの小型STBでOSはAndroid、サイネージに特化したアプリが内蔵されています。基本的にはクラウド配信がメインのプレーヤーですが、ローカル接続も可能です。

3.遠隔操作用端末

本体側に接続するプレーヤーによりますが、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの操作用端末が必要です。今日は7インチのAndroidタブレットを使用します。

操作端末にアプリをインストール

前もって操作用端末にコンテンツ再生アプリをインストールしておきます。今回使用するTOTOには専用のアプリが用意されています。このアプリでコンテンツを編集管理し、本体側プレーヤーに無線で通信します。

アプリで再生コンテンツを編集

アプリを開き、流すコンテンツを登録します。コンテンツを流す順番を決めて並べていきます。

プレイリストが出来上がったら、スライドショーの切り替え時間などを設定しておきます。

機材を接続しよう

1・本体とプレーヤーの接続

サイネージディスプレイやテレビモニターのHDMI入力ポートに、用意した小型プレーヤーをつなぎます。

2.プレーヤーと操作端末を接続

プレーヤー側のSSIDやパスワードを控えておき、操作端末とプレーヤーをWi-Fi接続します。接続はこれだけ!超カンタンです。

コンテンツ配信

機器の設定や接続が終わったら、いよいよ映像を流す番です。ここで注意したいのは、操作端末と本体の距離です。あくまでローカル接続のため、余り本体との距離があると接続が途切れます。一般的に約20メートルくらいまでは接続可能と言われていますが、ご利用の環境によって変わりますのでご注意ください。

今回はガラスを隔てて5メートル程度の位置から遠隔操作してみます。タブレットからプレイリストを送信します。

端末側からコンテンツを送信すると…その時間わずか0.2秒!3枚ほどのJPG画像ならすぐに本体へ反映し、ループ再生が始まります。

準スタンドアロンのまとめ

煩わしさの解消

お手持ちのタブレットやスマホでコンテンツの操作ができるので、お手軽感があります。またUSB配信などの「本家スタンドアロン」と違い、本体まで移動することなく映像を変更できます。

時間差中継で店内の様子をアピール

慣れてくればほぼリアルタイムな時間差中継なども可能です。タブレットやスマホで店内の様子をムービー撮影し、そのままアプリに放り込み送信。

屋外に置いたサイネージで歩行者に店内の雰囲気をアピール!なんてことも可能です。

ご挨拶

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。少々ニッチな「準スタンドアロン」いかがでしたでしょうか?USB配信はUSBを抜き差しする手間が嫌。だからと言ってクラウド配信は月額のランニングコストが嫌…そんな場合に考えてみてはいかがでしょう?

しばらくお休みしていましたこちらのコラムですが、再開のめどが立ちました。これからもビッシビシ記事をUPしていきますので、どうぞよろしくお願いします!