飲食店、美容室、治療院、スポーツジム、サロン、学習塾、不動産屋などなど、お店というものを運営していく上で、多くの店主さんが悩んでしまうのが、集客です。



精一杯に努力しているのにも関わらず、思うように集客数が伸びていかない… 様々な工夫をしているつもりではあるが、大して現状は変わらない… こう頭を抱えている店主さんは少なくありません。



集客で悩んでいるとき、ぜひとも見直してほしいのが看板です。あまり意識されていない店主さんも多いのですが、看板は極めて重要な集客ツールです。記載する情報やデザイン、設置の仕方などによって、集客数というものは大きく変わってきます。



ここでは、集客効果を高める看板のポイントをご紹介していきます。



看板は費用対効果の高い集客ツール



看板に対して「単なる表札」「ただの目印」などといったような捉え方をしている店主さんが少なくありません。集客に悩んでいるときに看板以外のところにばかり目を向けている店主さんも少なくありません。



しかし実際のところ、看板は極めて重要な集客ツールです。



「こう設置すれば発見してもらいやすいだろう」
「こういう表現をすればターゲットのニーズに訴求できるだろう」
「こういう工夫をすればスムーズに入店してもらえるだろう」



このように、看板を見直してみるだけで、集客数が10%も20%も伸びていくということは十分に起こり得ることです。



また、看板は費用対効果の高い集客ツールでもあります。



看板は、一度セットすれば、その後に大きな費用は発生しません(電気代や修繕費などが発生するケースはあります)。災害などで壊れてしまったり、自ら撤去したりしない限り、集客効果を発揮し続けてくれます。



一方で、多くのお店が行っている、「メディアに広告を掲載する」「チラシをポスティングする」などはどうでしょうか。その都度費用が発生してしまいますよね。また、仮に大きな集客効果があったとしても、それは一時的なものでしかありません。



気付いていない店主さんはとても多くいらっしゃいますが、看板は費用対効果が高いのです。集客で悩んだとき、看板を見直してみることは、とても有効な手段となりえます。



集客ツールとしての看板の役割



看板を集客ツールとして考える際、看板には大きく分けて次のような3つの役割があります。



・お客様にお店を認識してもらう
・お客様にお店の魅力を感じてもらう
・お客様をお店の中に誘導する



◆「お店を認識してもらう」とは?



まず第一に、通行人(お客様となりうる方)に、お店の存在を認識してもらう必要があります。



いかに立地がよくても、いかに理想のターゲットが通りかかっていたとしても、認識してもらえなければ存在していないのと同じです。



どのような看板にしたら認識してもらえるようになるのか、この具体的なポイントについては、第3セクションでご紹介します。



◆「お店の魅力を感じてもらう」とは?



お店の存在を認識してもらったら、次は、お店の魅力を感じてもらう必要があります。



お店を認識してもらえたとしても、その方のニーズを満たせる商品・サービスがあったとしても、お店に入るメリットが伝わらなければ、そのまま素通りされるだけです。



どのような看板にしたら魅力を感じてもらえるようになるのか、この具体的なポイントについては、第4セクションでご紹介します。



◆「お店の中に誘導する」とは?



お店の魅力を感じてもらえたら、次はお店の中に誘導する必要があります。



残念なことに、お店の魅力を感じてもらえたとしても、お店の中に入ってもらえないというケースもあります。



たとえば、価格帯が分からなければ、「予算をオーバーしたらどうしよう」などと躊躇してしまうこともあるでしょう。車で来た方からすれば、駐車場の位置が分からなければ、戸惑ってしまうこともあるでしょう。



それらが原因で立ち去ってしまうことも十分にあります。再度お店まで来てくれるのであればよいですが、来てくれないケースの方が圧倒的に多いです。



どのような看板にしたらお店の中に誘導できるのか、この具体的なポイントについては、第5セクションでご紹介します。



・お店を認識してもらう
・お店の魅力を感じてもらう
・お店の中に誘導する



看板を集客ツールとして考える際、以上の3つが看板の役割になります。



「お店を認識してもらう」→「お店の魅力を感じてもらう」→「お店の中に誘導する」 この流れを意識するようにしてください。



それぞれの具体的なポイントについては、前述の通り、第3セクションから第5セクションでご紹介していきます。



なお、一つの看板が全ての役割を果たさなければならないなどということはありません。複数の看板で役割を分担させても何ら問題はありません。



お店を認識してもらうためのポイント



お店を認識してもらうためのポイントを4つご紹介していきます。



【お店を認識してもらうためのポイント1:看板面は進行方向に対して垂直に】



看板面は、通行人の視界に入りやすいよう、進行方向に対して垂直になるように設置するのがおすすめです。



通行人の進行方向に対して平行に設置しているケースも多いのですが、それでは看板面を見てもらえないまま素通りされてしまう可能性が高いです。通行人は、通常、進行方向を真っ直ぐ見ています。いちいち横を向いて看板を確認するなどといったことはしません。



看板面は、進行方向に対して垂直に設置することで、通行人に見てもらいやすくなります。



なお、全ての看板に対してそのようにすべきということではありません。店名や業種業態など、一番最初に見てもらいたい看板はそのようにするのがベターですが、メニューの詳細や地図など、立ち止まってじっくり見るような看板は必ずしもそのようにする必要はありません。



【お店を認識してもらうためのポイント2:店名よりも業種業態をアピール】



店名ばかりが大々的にアピールされていて、業種業態が全く分からないーー これはとても多いパターンです。



たとえば、
・オシャレな名前だけれど、美容室なのか、ネイルサロンなのか、見分けがつかない
・なんとなく飲食店なのは分かるけれど、何料理をメインで扱っているのか分からない
など。



お客様は店名には興味がありません。お客様が興味を持つのは、「どういうお店なのか」「今の自分に関係するお店なのかどうか」です。お客様が看板を見るのはほんの一瞬です。それがパッと見で分からなければ、素通りされるだけです。



看板を一目見たとき、業種業態がハッキリと分かれば、お客様は入店するかどうかの判断がしやすくなります。店名をアピールするのもよいですが、それよりも業種業態をアピールするようにしてください。



【お店を認識してもらうためのポイント3:周りと同化させない】



看板を設置する際、色や視認性などは意識されていますか? 看板を設置するとしても、他のお店の看板や風景などと同化してしまっては、なかなか通行人の目には留まりません。



たとえば、青色の看板が多くある通りに同じ青色の看板を設置してしまうと、他の看板と同化して目立ちにくくなってしまいます。また、木がたくさんあるようなところに、緑色の看板を設置してしまうと、木と同化して目立ちにくくなってしまいます。



なるべく、他のお店の看板や風景などと被らない色を使うようにしましょう。なお、あまりにこの点にこだわりすぎて、商品やサービスのイメージとかけ離れた色になってしまうようなことは避けてください。



また、夜間の営業を行っている場合は、看板を照明で照らすようにするようにしましょう。



【お店を認識してもらうためのポイント4:離れたところに野立て看板を設置する】



お店の看板を設置できるのは、何もお店の周辺だけではありません。お店から遠く離れた場所に設置することもできます。



街中を歩いているときや車で走っているときなどに、「500m直進」「次の交差点を右折」などといったような看板を見かけることはありませんか? あのような看板は「ロードサイン」と呼ばれます。



ロードサインは、お店の前を通らない方にも、お店をアピールすることができます。駅から離れたエリアにあるお店や人通りの少ないエリアにあるお店などは、ロードサインの活用を検討してみてもよいでしょう。



お店の魅力を感じてもらうためのポイント



続いて、お店の魅力を感じてもらうためのポイントを3つご紹介していきます。



【お店の魅力を感じてもらうためのポイント1:お店の特徴をアピール】



お客様には、それぞれニーズというものがあります。



たとえば、飲食店に行こうとする方の中には、和食を食べたい方もいれば、洋食を食べたい方もいるでしょう。短時間で済ませたい方もいれば、ゆったりと過ごしたい方もいるでしょう。



スポーツジムに行こうとする方の中には、一般的なマシーンを使いたい方もいれば、プロが使うような高機能・高性能なマシーンを使いたい方もいるでしょう。自分のペースで進めたい方もいればトレーナーをつけたい方もいるでしょう。



お客様は、自分のニーズに合っていなければ魅力を感じませんが、自分のニーズに合っていれば魅力を感じます。看板では、ターゲットとする方に魅力を感じてもらえるよう、サービスや設備、運営スタイルなどの特徴をアピールするようにしましょう。



【お店の魅力を感じてもらうためのポイント2:未来をイメージさせる】



お客様は、「自分が必要としているものが手に入りそう」「自分の抱えている問題が解決しそう」と思うから興味を持ちます。



お客様には、「そのお店に入った後にどんな未来が待っているのか」、これをイメージしてもらうようにしましょう。



具体的には、利用シーン、ビフォーアフター、お客様の声などを掲載するのが効果的です。



例)
・居酒屋であれば、美味しそうな料理の写真や大勢の人がワイワイ楽しんでいる写真など
・学習塾であれば、合格実績や合格者の声など
・ダイエットサロンであれば、ダイエットに成功したお客様のダイエット前の写真とダイエット後の写真など



【お店の魅力を感じてもらうためのポイント3:特典をアピール】



クーポンがある場合やキャンペーンを行っている場合は、それを看板でアピールしましょう。



例)
・居酒屋であれば、「2名様以上のご入店でビール一杯無料」
・マッサージサロンであれば、「はじめてご利用の方、フェイシャルマッサージ無料」
・不動産屋であれば、「今なら仲介手数料半額」



お店の中に誘導するためのポイント



続いて、お客様をお店の中に誘導するためのポイントを2つご紹介していきます。



【お店の中に誘導するためのポイント1:時間と場所に関する情報を明確に伝える】



何らかのお店に入ろうとするとき、「営業しているのかどうか分からない」という状況になってしまうことはありませんか? それで他のお店に行ってしまうようなことはありませんか?



看板では、営業日や営業時間を明確に伝えるようにしてください。「営業中」「準備中」「OPEN」「CLOSED」などといったメッセージを記した看板を使用するのも効果的です。



また、同じく何らかのお店に入ろうとするとき、「入口が分からない」「駐車場が分からない」という状況になってしまうことはありませんか? それで迷って時間を無駄にしてしまうようなことはありませんか?



看板では、入口や駐車場の場所を、矢印や地図などで明確に伝えるようにしてください。



ちなみに、2階以上にあるお店や地下にあるお店は、「入口が分からない」という状況になってしまうケースが多いです。都市部やお店が密集しているエリアでは「駐車場が分からない」という状況になってしまうケースが多いです。



【お店の中に誘導するためのポイント2:余計な不安を抱かせないようにする】



多くのお客様は、はじめて入るお店に対して、抵抗があります。



「怖い人がいたらどうしよう」
「場違いだったらどうしうよう」
「高級すぎたらどうしよう」
「予算をオーバーしてしまったらどうしよう」



なんてことを考えてしまいます。



お客様という立場でこういう経験をよくしていても、自分が店主という立場になるとこの視点を見失いがちです。



余計な不安をいただかせてしまうのはお互いにとって機会損失につながります。余計な不安を抱かせないよう工夫をしてください。



例)
・お店の内部の写真を掲載する
・スタッフの顔写真を掲載する
・価格帯を伝える
・支払方法を伝える



看板の製作・設置に関する注意点



・お客様にお店を認識してもらう
・お客様にお店の魅力を感じてもらう
・お客様をお店の中に誘導する



これまで、看板を集客ツールとして考える際、看板には上記3つの役割があるとし、その上でそれぞれポイントをご紹介してきました。



さらに、下記のような点にも注意してください。



【看板の製作・設置に関する注意点1:情報を盛り込み過ぎない】



お店のことをもれなく伝えたいと思うあまり、何でもかんでも情報を盛り込んしまい、結局、お店の特徴や良さが伝わらなくてなってしまうーー これはとても多いパターンです。



あまりに情報が多いと、相手を混乱させてしまったり疲れさせてしまったりします。何より、ほとんどのお客様は、ほんの一瞬しか看板を見ません。ただ情報が多いだけで、「別にいいや」とスルーされてしまうこともあります。



看板に盛り込む情報はなるべく絞るようにしてください。その方がお店の特徴や良さが伝わりやすいですし、印象にも残りやすいです。



【看板の製作・設置に関する注意点2:英文・欧文表記を避ける】



看板に英文表記・欧文表記はありませんか?



英文・欧文は、かっこよさやオシャレさがあるのですが、単純に読めなくてスルーされてしまうことがあります。仮に読めるものであっても、やはり理解するまで時間がかかる傾向があり、看板には向きません。



日本で一般的に使用されていない英文・欧文は避けるか、あるいはカナを振るようにしてください。



【看板の製作・設置に関する注意点3:障害物がないようにする】



せっかく看板を設置しても、障害物で見えなくなってしまっては意味がありません。



看板と歩道の間あるいは看板と車道の間に障害物となるものがないか、ある看板が他の看板の障害物となっていないか、チェックしてください。



【看板の製作・設置に関する注意点4:読みやすい高さにする】



メニューの詳細や地図など、立ち止まってじっくり見るような看板については、読み手が読みやすい高さに設置するようにしましょう。



目線の位置、もしくはそれより少し低い位置が理想です。具体的な数字でいうと、ターゲットが成人女性であれば130~150cm程度、ターゲットが成人男性であれば140cm~160cm程度です。



【看板の製作・設置に関する注意点5:汚い看板はNG】



単純に汚い看板はNGです。



入口や店内などは定期的に掃除をしているが、看板については全く掃除をしてないーー このようなお店もありますが、お客様からの印象はよくありません。文字が見えにくくなる原因にもなります。



古くからあるお店ほどこの点に注意が必要です。



まとめ



集客効果を高める看板のポイントをご紹介してきました。



繰り返しになりますが、看板は単なる表札でもただの目印でもありません。極めて重要な集客ツールです。



看板を集客ツールとして考える際、看板には、下記の3つが役割があります。



・お客様にお店を認識してもらう
・お客様にお店の魅力を感じてもらう
・お客様をお店の中に誘導する



この3つの役割を意識することで、集客につながる効果的な看板にすることができます。お店の集客力を高めるため、今回ご紹介した内容をぜひ役立ててください。



どうするべきかで悩んだ際は、ご家族やお友達といった身近な方に、「こんな看板あったら入りたいと思う?」などと聞いてみるのもよいと思います。



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やはり通常の看板より、動きがあったり、時間帯によって内容を簡単に帰られたりということで、興味を持たれる方が増えているようです。



店頭、店内にデジタルサイネージ看板を導入して、効果を感じていただき、複数店舗に導入していただくこともあります。



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