デジタルサイネージとは?
集客、利便性向上、時間短縮、経費削減、空間演出…デジタルサイネージを使ってできることはたくさんあります。デジタルサイネージの導入目的が明確であればあるほど、その効果は計測・改善しやすいとも言えます。企業・公共の活動の新しい手段・ツールとしてデジタルサイネージが皆様のお役に立てれば幸いです。
デジタルサイネージの概念・定義
デジタルサイネージは液晶ディスプレイやLEDビジョンなどを用いた電子看板・電子ポスター、電子掲示板のことです。自発光式なので夜間でも目立ち、表示内容もインターネットやUSB等の記録端末を用いてスピーディーに変更できることが特徴です。
設置場所ごとに最適な機器を用いることで、屋外での使用や、複数台のコンテンツ一括変更等が注目されている点です。
デジタルサイネージ自体はコンテンツを映すハードウェアに過ぎません。よって「目的に応じたコンテンツ供給」が最も重要といえます。最適な場所に適切なコンテンツを配信することで、広告・インフラの一部として活用されています。
デジタルサイネージとテレビの違い
デジタルサイネージとテレビ(ここではTVモニターの意)の違いは下記の点が挙げられます。
使用目的の違い
デジタルサイネージは広告や情報提供のために使用します。
そのため想定する特定の視聴者に対し情報を提供することを想定されたコンテンツ配信、構成となります。
テレビはテレビ電波を受信し表示します。主に家庭用として利用されています。
またTVモニターを利用して、広告や情報コンテンツを配信し、デジタルサイネージとして活用することもあります。
機器の違い
デジタルサイネージ用の液晶ディスプレイは、主に長時間の放映を想定された業務用ディスプレイを使用します。
業務用ディスプレイの寿命(ここではバックライトの寿命を指します)は50,000時間以上と言われています。
24時間つけっぱなしにする場合、5~6年の耐用年数となります。
テレビは一日のうちの数時間といった任意の時間に利用されます。民生用ディスプレイのバックライトの寿命は15,000~50,000時間と言われています。そのため一日5時間視聴した場合、計算上では8年程度の耐用年数となります。
コストの違い
デジタルサイネージは業務用を使用するため一般のTVモニターに比べ割高になります。また屋外用など使用する場所によっては、強烈な太陽光下でも視認性を確保するための高輝度モニターが使用されます。またモニターコストだけの違いでなく、防水防塵筐体や冷却装置を搭載するため、より割高になります。また税務上の法定年数(償却年数)では、デジタルサイネージは備品扱いとなり、法定耐用年数は3年とされています。
一方、テレビは主に屋内で使用されることを想定された製品のため、デジタルサイネージ用のものより安価に購入することが可能です。最近では43インチ程度であれば50,000円を切ることも珍しくありません。
デジタルサイネージのハードウェアの種類
デジタルサイネージは使用用途、使用場所によって最適化される傾向にあるため、様々な形状・種類が存在します。
下記に代表的な形状、種類をまとめてみました。様々な形状がありますが、使用しているものは大きく「液晶ディスプレイ」「LEDビジョン」の2つに分類できます。
液晶ディスプレイ
液晶の性質・構造等はここで省きますが、光の三原則であるRGB(red・green・blue)の3色の発光体のドットの集合で、2K、4K、8K綺麗な映像を表示することが可能です。タッチパネルやNFC、カメラやマイクといった拡張機能を付加しインタラクティブな使用に適しているのも液晶を用いたデジタルサイネージの特徴と言えます。一般的にディスプレイの単体では、7インチ程度から98インチ程度のサイズがラインナップされています。液晶ディスプレイを用いたデジタルサイネージについて、弊社では下記のような分類をしています。
タッチパネル
液晶ディスプレイと表面ガラスの間にタッチパネル用のフィルムを装着し、タッチ操作を可能にします。
タッチパネルには赤外線や静電容量方式等がありますが、屋外、屋内、使用する頻度、目的によって最適なタッチパネルのタイプを選びます。タッチフィルムは内蔵のマザーボード(Android等)に接続するか、USB端子として外部のPCに接続します(外部PCの映像出力はデジタルサイネージに送ります)。それによりタッチ=マウスのクリックと同じ役目をもち、OSやコンテンツを操作することが可能になります。
マルチディスプレイ
46インチ〜65インチ程度の挟ベゼルのディスプレイを複数組み合わせて大画面を構築します。例えば55インチを田の字形に4面組み合わせると135インチとなります。理論上は構築可能なインチ数に制限はありません。ディスプレイ間にベゼルの継ぎ目が出てしまいますが、近年、0mmベゼルモデルも登場したため、その可能性に注目が集まっています。輝度は350~700cd/㎡が主流です。
屋外用液晶ディスプレイ
屋外の直射日光の下でも視認性を確保するために、1,000~3,000cd/㎡の高輝度と呼ばれるディスプレイを用い、防塵防水性能をもった筐体に組み入れます。完全に風雨に晒される場所や、風雨は掛からないが屋外に設置する場合に用いられます。高熱になるディスプレイを冷却するために、冷却ファンやエアコンを搭載することもあります。
屋内用液晶ディスプレイ
主に屋内で使用するために設計されたものです。 輝度も屋内で見やすい300cd/㎡〜700cd/㎡が主流です。OSと一体型になったものや、単にディスプレイとして活用するものなどがあります。主なハードウェアの追加機能に、タッチパネル、表面ミラー加工、カメラ、マイク、NFC、センサー等を組み合わせることが可能です。また屋内であっても、屋外にむけて設置する場合、700~1,000cd/㎡の高輝度ディスプレイを使用する場合があります。
LEDビジョン
LEDビジョンは、光の三原則であるRGB(red・green・blue)の3色の発光体(ドット、LEDランプ=SMD型や砲弾型)を組み合わせたもの(ランプボード・モジュール)を組み合わせて、任意のサイズを構築します。発光体の密度が高いものほど高精細な映像を映すことが可能です。
発光体の中心から隣の発光体のサイズをピクセルピッチと呼び、屋内用では0.9mm~4mm、屋外用では2.8mm~10mmといった様々な発光体の密度があります。またメッシュLEDビジョンなど、ピクセルピッチが40mmといった大規模なサイジングを構築できるタイプもあり、設置場所、用途に応じて最適なLEDビジョンを選択できます。弊社では下記のような分類をしています。
屋内用LEDビジョン
屋内に設置するLEDビジョンには、ピクセルピッチが0.9~3.9mm程度、輝度は1,000cd/㎡程度のものが用いられます。カーブ型や床用のLEDビジョン、ステージやイベントのレンタル用に最適化されたものなど、設置場所によって形状や表面保護に差があります。基本的に防水性能はありません。
屋外用LEDビジョン
屋外に設置するLEDビジョンは、ピクセルピッチが2.5~20mm程度と、視認距離によって幅があります。輝度は5,000~8,000cd/㎡と明るく、ビルの上や壁面などでもしっかりとした視認性を確保します。防水性能は常設の場合IP65以上、レンタル用の場合はIP55以上のものが用いられます。
透過型LEDビジョン
LEDビジョンの欠点として、設置場所の光を遮ってしまうことが挙げられます。それを解消するために開発されたのが透過型LEDビジョンです。たとえば窓の内枠に設置し、屋外にむけた放映を行う場合、通常のLEDビジョンを用いる場合、屋内に外光は入ってきませんが、透過型LEDビジョンを用いることで90%程度の外光を取り入れながら、屋外にはLEDビジョンと同じようにコンテンツを放映することが可能となります。透過型LEDビジョンにも屋内向け、屋外向けが存在し、IP性能は異なります。また視認距離によってピクセルピッチ3.9mmから10mm程度のものが用いられます。
メッシュタイプLEDビジョン
メッシュタイプLEDビジョンは、主に屋外の大規模なデコレーション、イルミネーションに用いられます。イルミネーションでは表現できなかった、映像を使った装飾に最適です。ピクセルピッチは35mm~100mm程度、輝度は10,000cd/㎡にも達し、ビル全体を装飾するといったダイナミックな活用方法に期待が集まっています。
プリメイドLEDビジョン
これまで説明した他の屋内用、屋外用のLEDビジョンは、任意のサイズに構築することを前提にしたモジュール式のものですが、プリペイドLEDビジョンは、設置場所や利用シーンを想定し量産することを目的に設計された製品です。屋外用、屋内用ともに発売されており、有名なものはマネキンの代わりに利用するポスタータイプ(屋内用)、店舗の前に設置する移動式看板(屋外用)等があります。
カスタマイズLEDビジョン
カスタマイズLEDビジョンとは、ある特定の利用目的のために図面起こしから製作するLEDビジョン製品を指します。サイズも筐体もピクセルピッチ等も任意で決めることができる点に優れていますが、小ロットの場合、PSE等の各種認証取得のコストやメーカーへの特注費用がかさむ点がデメリットと言えます。
液晶ディスプレイタイプのデジタルサイネージの設置場所別、筐体形状、機能別種類
形状一覧
- 壁掛・天吊型
- 自立スタンド縦型
- 自立スタンド横型
- テーブル型
- キオスク型
- ストレッチパネル
- 縦横兼用型
- マルチディスプレイ
- 自立スタンド縦両面
- 低床型
- イーゼル型
- ミラータイプ
- 屋外用自立スタンド縦型
- 屋外用自立スタンド横型
- 屋外用壁掛型(天吊)
LEDビジョン(設置場所・形状・用途)
- 屋内用LEDビジョン
- 屋外用LEDビジョン
- カーブ型LEDビジョン
- プリメイド型LEDビジョン
- 床用LEDビジョン
- メッシュタイプLEDビジョン
- 球型LEDビジョン
- 透過型LEDビジョン
デジタルサイネージの仕組み
本来ヤマトサイネージでは、デジタルサイネージとは「インターネットやネットワークに接続された電子看板・電子ポスター」と定義しています。まだデジタルサイネージという概念が生まれていなかったころは、ディスプレイを用いた情報提供はほとんどスタンドアロン型でした。
下記に3つの形式を紹介しますが、どれも一長一短あります。一番大切なのは、デジタルサイネージの利用目的に沿って最適なものを選ぶ、という基準です。
スタンドアロン形式で運用
デジタルサイネージ分野でスタンドアロンといえば、インターネット やネットワークに繋がっていないシステム形式を指します。直訳は「孤立」という意味があります。
例えば、流したい映像をDVDに保存し、DVDプレイヤーで再生したものをディスプレイに流す、といった馴染みのある使い方です。メディアプレイヤー内蔵のデジタルサイネージもあります。
<スタンドアロン形式を採用する理由>
- ハッキング等によるセキュリティの心配が少ない
- 近隣少数台でのデジタルサイネージ運用なら、サーバーや配信管理システム等のランニングコストが不要
インターネットに接続して運用
インターネットに接続したプレイヤーとディスプレイに接続して使用します。ブラウザから配信管理システム(CMSと呼びます)ログインして、「指定した端末だけ」や、「全台一斉」に、「何時から何時までこのコンテンツを放映する」といった設定が可能です。プレイヤー一体型のデジタルサイネージもあります。
<スタンドアロン形式を採用する理由>
- どこにいても管理システムで複数拠点のデジタルサイネージのコントロールが可能
- 高所などの人的にコンテンツ差し替え作業が難しい場所などで重宝
プライベートネットワークで運用
プライベートネットワーク(イントラネット)とは、一定の組織やグループ内で利用される、限定された範囲で構成されたネットワークのことを指します。一般的には、組織内のコンピューターやサーバー、ルーターなどが相互に接続され、組織内での情報共有や通信を行うために利用されます。プレイヤー一体型のデジタルサイネージもあります。
<スタンドアロン形式を採用する理由>
- セキュリティー対策や通信品質の管理などを組織内で独自に行うことができ、よりセキュアで高速な通信が可能
- ランニングコストが不要(一部有料の管理ソフトもあります)
デジタルサイネージのメリット・デメリット
デジタルサイネージのメリット、デメリットについて解説します。デジタルサイネージは、利用場所・シーンに最適化された活用が前提となります。そのため、機種や使用方法においては、メリットがデメリットになる、といったことも考えられます。
メリット
効率的な情報伝達が可能
これまでの紙のポスター等は一つの貼付スペースに同一の内容を掲示し続ける必要がありましたが、デジタルサイネージであれば、複数のコンテンツをローテーション表示したり、時間帯や曜日によって表示コンテンツを変更することができる等、広告効果、訴求効果=情報伝達力に優れいています。
視覚的訴求力が高い
静止画または映像と音を組み合わせたコンテンツは紙の何倍もの情報訴求力を持ちます。「見られる」から「見てもらう」ためのPR戦略が計れるのもデジタルサイネージのメリットです。静止画でもコンテンツの一部にテロップやニュース、天気予報を入れることで、より見られる可能性が高いといえます。
情報の変更が容易
特にインターネットに接続して運用するデジタルサイネージであれば、数百拠点のコンテンツを一瞬で更新することが可能です。また高所や狭所など、USB等記録媒体の差し替えが困難な場所でも容易に更新することが可能です。
広告の最適化
顔認識デジタルサイネージやセンサー搭載のデジタルサイネージ等を用いて、年齢、性別、店内回遊、滞在といったセグメント・指標をもとにパーソナライズされた広告を提示することが可能です。それによりコンバージョンやインプレッション率を改善することが狙えます。
コスト削減
紙媒体はキャンペーンに合わせて印刷し、現地で貼り替える手間がありましたが、デジタルサイネージでは元画像があればそれ以上の費用はかかりません。 複数拠点に設置されたデジタルサイネージをインターネットで運用すれば、全拠点のコンテンツも一瞬で更新することが可能です。
デメリット
初期費用が必要
デジタルサイネージの導入には相応のコストがかかります。例えば55インチのデジタルサイネージの場合、屋内用150,000円~、屋外用800,000円程度の機器費用が見込まれます。またインターネットに接続して運用する場合は、配信管理システムのランニングコストが必要です。デジタルサイネージでは特殊サイズ(縦型や偏倍サイズ)で運用されることも多く、一般的な16:9のコンテンツをデジタルサイネージ用に最適化するコストも必要となります。
電気代が必要
紙のポスターでは不要だった電気代が必要となります。特に注意したいのは大画面のLEDディスプレイやマルチディスプレイなどです。稼働時間に応じて電気代が必要となります。電気代金のシミュレーションは各電力会社の管轄によって異なりますが、シミュレーションツールを使えば事前におおよその電気代は予測できます。
盗難、故障リスク
主に屋外にスタンド等で設置されたデジタルサイネージは盗難のリスクがあります。また据付出ない場合、振動や人の往来によっては転倒して故障するということも想定されます。
保守・メンテナンスコスト
機械製品ですので故障や不具合発生のリスクがあります。そのため定期保守点検を行う必要があります。屋内用でも機種によっては、端子部にホコリが溜まるといったことが見られますので、端子部にカバーをするなどの設置時の工夫も必要です。
過剰な広告
激しい動きを持つ動画広告等を電車内やエレベーターなどの狭い空間で繰り返すことで、視聴者に意図せず過剰なストレスを与えてしまうことがあります。
プライバシー問題
顔認識デジタルサイネージなどの一部の機能は、利用目的、撮影データを保持しないことを宣言していても、ユーザーから不安視される場合があります。
デジタルサイネージ導入時の注意点
デジタルサイネージを導入する上で、どんな点に注意をすべきか、ハード、ソフト両面からまとめてみました。ここでは一般論となりますので、機種によっては該当しない場合もあります。
ハードウェア
視認性・輝度
デジタルサイネージは目的を持って運用されるメディアですので、視認性は十分に確保される必要があります。そこで注意したいのは液晶の輝度です。デジタルサイネージでは、カンデラ(cd/㎡)やnitsと表現されます。明るい場所で輝度の低いディスプレイを設置した場合、表示内容が読み取れず著しく視認性が下がります。屋内では350cd/㎡~700cd/㎡、半屋外では1,000cd/㎡以上、完全屋外では1,500cd/㎡以上の輝度性能を持つディスプレイをおすすめしています。
盗難、転倒対策
車輪(キャスター)のついたデジタルサイネージの場合、常設ではないことが前提となっているため、夜間など盗難にあう場合があります。その場合、盗難防止ワイヤー等で簡易的な対策は可能ですが、完全に防げるわけではありません。また人の往来のある場所に設置されたデジタルサイネージの場合、人や物のヒットによる転倒、人為的な画面破損故障のケースも考えられます。
メンテナンススペースの確保
ビルの上などに設置されたLEDビジョンはメンテナンスが容易ではありません。また大型のマルチディスプレイなども、故障した際や定期メンテナンスの際は、必ず作業スペースが必要となります。特に壁面埋め込みなどで設置する際は、必ずメンテナスを考慮して設置します。またディスプレイの周りにはクリアランスを設ける必要があります。
ソフトウェア
ランニングコスト
使う配信システムにもよりますが、サーバー経由するもののデジタルサイネージコンテンツ管理システム(CMS)はランニングコストが必要なものがほとんどです。 そこまで高頻度でコンテンツ更新する必要がなければ、スタンドアロン式のメディアプレイヤー等を選ぶことをおすすめします。
配信機能
デジタルサイネージの成否を決めるのはコンテンツですが、それをどのように流すのかを管理するのが配信管理システムです。ランニングコストと重複しますが、目的にあったCMSを選ぶことが大切で、多機能だから良い、という基準で選ぶと、属人的になったり、結局使わずに費用を払い続ける、といったことも起こります。
死活監視
特にクラウドで配信する場合、インターネット通信ができない状態が何日か続くと配信されていない、ということがあります。そのためコンテンツ管理システム上でディスプレイごとの稼働状況の死活監視ができたり、または専用の機器を接続して稼働状況を監視する必要があります。
デジタルサイネージの価格(計算、算出方法)
ここではデジタルサイネージの価格やその算出方法についてご説明いたします。特にLEDビジョンなどは提供会社によって提案が異なり、複数の会社からの見積もり、提案を受けることをおすすめします。
設置環境
屋内
- 完全な屋内での使用なら300cd/㎡程度の標準輝度を選択
- 窓際等、直射日光が当たる場合700cd/㎡等の高輝度モデルを推奨
半屋外
- 多少の雨風があたる半屋外はIP55等の防水防塵性能を推奨
- 常時明るい場所では1,200cd/㎡以上の高輝度モデルを推奨
屋外
- 常時風雨に晒される場所に設置する場合、IP65等の防水防塵性能を推奨
- 直射日光があたる完全屋外は2,500cd/㎡以上の高輝度モデルを推奨
サイズ
液晶ディスプレイ
- 基本的にインチでサイズ表現。超小型は3.4インチ等
- 32、43、49、55、65、75、86、98インチ等、液晶メーカーのサイズに沿った固定インチ
- 通常の半分のサイズ(ハーフカットディスプレイ)、正方形、円型も存在
マルチディスプレイ
- 46、49、55、65インチ等の複数のディスプレイを組み合わせて大画面化
- 55インチを田の字に4面で110インチ、9面で165インチ
- 田の字以外に横一直線等の画面構成も可能
LEDビジョン
- 500mm角などのパネルの組み合わせで希望サイズを実現
- 横2000×縦1500mmの場合、2×1.5m=3㎡(平米計算をよく用いる)500mm角のパネルであれば、横4枚、縦3枚の12枚を使用
- 拡張性が高く横10メートル等のディスプレイも構築可能
筐体形状・設置方法
液晶ディスプレイ
- 壁掛、壁埋込、天吊、専用ブラケット、専用スタンド・什器等
- スタンド一体自立型にホイール付属またはアンカー設置
マルチディスプレイ
- 専用ブラケットにて設置
- 自立型キャビネットなどをアンカー固定
- 移動式ホイール付属スタンドを使用
LEDビジョン
- 専用の取付鉄枠を製作して設置
- トラス等で組んだ枠に吊り下げ設置
- 床面、壁面等、特殊ブラケットを使用
拡張機能
通信手段
- インターネットで配信する場合、LANポートまたはLTE通信機能
- オフラインで使用する場合USBやSDカードでの更新機能
- 同一ネットワーク環境での更新(イントラネット)機能
機能
- センサーでのコンテンツ切り替え等の活用
- タッチパネルによるインタラクティブ活用
- カメラやプリンター、NFC等の機能の活用
ハードウェア
- 筐体の形状、色、本体へのプリント等の拡張性
- 2K、4K等の解像度、それに対応するプレイヤーの選定
- LEDビジョンなら視認距離に最適なピクセルピッチの選定
価格一例
屋内用/55インチ壁掛屋内用液晶ディスプレイ
¥248,000
屋内用/55インチ壁掛屋内用タッチパネル液晶ディスプレイ
¥398,000
屋内用/55イン自立スタンド縦型液晶ディスプレイ
¥398,000
屋外用/55インチ壁掛液晶ディスプレイ
¥868,000
屋外用/55インチ自立スタンド縦型液晶ディスプレイ
¥928,000
屋内用/55インチ4面 110インチマルチディスプレイ プッシュブラケット式
¥1,560,000
屋内用/55インチ9面 165インチマルチディスプレイ キャビネットスタンド
¥3,400,000
125インチ屋内用LEDビジョン ピクセルピッチ2.85mm
¥3,700,000
125インチ屋外用LEDビジョン ピクセルピッチ4mm
¥3,300,000
上記価格は2023/04/25時点の税抜参考価格(実績値)です。取付費用や運搬費、その他諸経費は含んでおりません。
デジタルサイネージの活用方法
ここではデジタルサイネージの活用方法についてご説明いたします。デジタルサイネージはハードウェア+ソフトウェア+コンテンツで構成されており、その目的に応じた成果を決めるのはコンテンツです。最近の事例やこれまでの歴史を振り返り、どのように活用がされているかをご紹介します。
広告・プロモーションでの活用
駅や商業施設の入り口などに設置された複数のディスプレイに、広告、プロモーションを放映します。最近の駅のデジタルサイネージの事例では、複数設置されたディスプレイに同じプロモーションコンテンツを同期させ一斉に同一コンテンツで視覚ジャックする、という使い方が散見されます。またビル屋上・壁面のLEDビジョンなどでは、これまでの広告・プロモーションコンテンツに加え、立体に見える3Dコンテンツを放映し、新しさを兼ねたプロモーションが注目されています。つまり「目立つことで記憶への定着を狙う活用方法」と言えます。
情報提供用として活用
空港や駅、バス停など頻繁に更新される情報にはデジタルサイネージが適しています。自動化システムで通常ダイヤを掲示しておき、緊急時には急遽一斉に変更をかけられることもデジタルサイネージの強みです。また最近では画面分割したサイネージの画面に、天気やニュース、企業広告等を流すケースも増えてきました。
インタラクティブな活用
広告や情報提供などの一方的な情報配信ではなく、ディスプレイをタッチする、音声で操作する、カメラで顔認識する、NFCで双方向通信を行う、などインタラクティブ(対話、双方向通信)を行えることは、デジタルサイネージのメリットの一つと言えます。この場合、コンテンツは外部入力に呼応して動くものを制作する必要があります。キオスクサイネージと言われるタッチ式の情報提供サイネージでは、HTMLでコンテンツを制作し、CMSやOSのブラウザで表示させます。タッチ=マウス操作と捉えていただければ活用のイメージが広がるでしょう。飲食店のタブレットオーダーなども広義では、サイネージの新しい活用法といえます。
情報共有用としての活用
建設現場内やオフィス内でのデジタルサイネージの活用が始まっています。建設現場の朝礼では、これまでの紙での掲示から、現場の朝礼看板に組み込んだデジタルサイネージ(LEDビジョン)に、手元のタブレットを投影してその日の工程確認をするといった使われ方もスタンダードになってきました。またオフィス内ではエントランススペースに掲示板として設置したり、会議室ではプロジェクターの代わりに大型のマルチディスプレイが活用されるケースも増えてきました。
誘導目的での活用
工場内の誘導ツールとしてのデジタルサイネージが注目されています。その日の工程によってトラックの行き先が変わる場合など、リアルタイムに変更できる点、LEDビジョンなど視認性の高いものを使用することによる安全確保といった様々なメリットがあります。
エンターテイメントでの活用
床一面に敷き詰められたLEDビジョンと感圧センサーを用い、まるで水面を歩いているかのような体験を提供することが可能です。また、たとえばライブハウス等では、音声に反応して映像が変化するものなどを利用することにより、より一体感の創出が可能です。非日常的な体験を提供できるのも、デジタルサイネージならではと言えるでしょう。
ブランディング・空間演出目的での活用
ブランド品を販売している店舗では、ショーウィンドウに大型のディスプレイを用い、遠くからでも目につくプロモーションを行うケースが増えてきました。背景に映像、手前に商品をおくディスプレイにも活用されていて、その商品に関連付けて持ってもらいたいイメージ・世界観などの訴求に大変有効な手段といえます。また空間の大部分をデジタルサイネージにすることで、一瞬で季節を冬から夏にしたり、といった活用もされています。
デジタルサイネージの市場規模
デジタルサイネージ市場は、①映像表示機器やシステムの構築、②配信コンテンツの制作やサービス、③デジタルサイネージによる広告、の3要素から成り立っています。デジタルサイネージは2015年頃から急速に導入されるようになり現在に至ります。富士キメラ総研が発表しているデータによると、2014年時点で2020年の市場規模予測は2717億円とされていましたが、実際には1823億円に落ち着きました。2022年頃から立体的に見えるLEDビジョンなどが登場していますので、今後はコンテンツ(デジタルサイネージによる広告)が成長すると予測されます。
2008年のデジタルサイネージの市場規模
シード・プランニングによる2009年1月発表の統計データによると2008年のデジタルサイネージ市場規模は560億円だったと発表されています。
2014年のデジタルサイネージの市場規模
富士キメラ総研発表のデジタルサイネージ市場総調査 2015によると、2014年のデジタルサイネージの市場内訳は、①544億円、②190億円、③320億円となり、合計1054億円の市場規模でした。
2021年のデジタルサイネージの市場規模
2021年のデジタルサイネージ市場は約1823億円となりました。①については2015年に比較して約150%UPの898億円となり、②が355億円、③については570億円に成長しました。
2023年のデジタルサイネージの市場規模
過去のデータを元に予測をすると、2023年のデジタルサイネージ市場は2200億円になると予想されています。①については1000億円を超え、②と③についても合計で1000億円強となっています。
2027年のデジタルサイネージ市場規模予測
右肩上がりで成長し続けるデジタルサイネージ市場ですが、2027年には3000億円以上の市場規模になると予測されています。機器の新規増設や経年劣化による交換が増えること、デジタルサイネージ広告の需要が一層増していく傾向にあります。
デジタルサイネージの歴史
ここではデジタルサイネージの日本での歴史についてお伝えします。日本におけるデジタルサイネージの始まりは、1950年代のテレビ放送開始に起因します。
昭和
テレビ放送が始まった1950年代、テレビ局の主な収入源であったテレビコマーシャルがデジタルサイネージの起源といっても良いでしょう。その後ビデオテープ、ビデオデッキの発売とともに、店頭のPOPの代わりにこれらの機器を活用した商品紹介が始まりました。
昭和後期、1980年に新宿アルタと共にモノクロのドットディスプレイ(LEDビジョン)アルタビジョンが登場したことで、屋外でもデジタルサイネージが活用されはじめました。
平成
1989年から始まった平成時代には、昭和に登場した屋外用LEDビジョンのカラー版(RGB砲弾LEDビジョン)のLEDビジョンが多く普及し始めました。これを皮切りにパチンコ店等で多くLEDビジョンが採用されるようになり、街のあらゆるところで動く看板が登場することになります。また平成後期2015年~2019年頃は、液晶ディスプレイを用いた店内・屋外のデジタルサイネージも導入され始めます。このころから市場規模は一気に拡大路線に突入しました。
令和
2019年から始まった令和から現在まで、デジタルサイネージも大きな変革を遂げています。屋内、屋外問わず、タッチパネルやセンサーを利用したインタラクティブ(双方向)なデジタルサイネージが登場しはじめました。また3Dコンテンツを放映するLEDビジョンや、透過型LEDビジョンなど多くの製品が登場しています。最近ではファンの高速回転によるホログラムや、有機ELの活用による透明液晶ディスプレイや湾曲型の液晶ディスプレイなどもデジタルサイネージに活用されています。またコロナ禍により「非接触・遠隔」のライフスタイルに合わせた、デジタルサイネージ型検温器や消毒機、遠隔会議を行うための大型ディスプレイとICTの導入が進みました。
デジタルサイネージの展望
デジタルサイネージは今後どのように発展・進化していくでしょうか?ハードやソフトの面からデジタルサイネージの展望について考察します。一部、筆者の想像を含んでおります。
高機能・高性能化
液晶ディスプレイはすでに8Kや有機LEDが販売されています。またLEDビジョンはピクセルピッチ0.9ミリ等、極小のものが発売されており、解像度の進化は留まるところを知りません。その先12Kや16Kといったものも登場するかもしれませんが、体感的に解像度の違いを感じることができるには、ある程度の画面の大きさも必要となってきます。よって今後は広い場所、たとえば教室の黒板や会議室でのプロジェクターの代わりに超高解像度のディスプレイが用いられることは想像できます。大画面化とは反対に、メタバース等で使われるVRヘッドセットのような小型のディスプレイの解像度が上がれば、現実と仮想空間の区別がつかないようになる、といったことも考えられます。
パーソナライゼーションによる広告→狭告
映画マイノリティ・レポートの中で主演のトム・クルーズがアパレルショップGAPの店内に入った瞬間、サイネージに映った定員に、名前を呼ばれ話しかけられるという場面がありました。また次々と個人の志向や履歴に基づいた商品がレコメンドされていましたが、現在でもWebでは過去の訪問履歴や購入履歴に基づいた商品広告が当たり前になりました。これまでの、広く告げる広告から、パーソナライゼーションされた狭く告げる狭告へ、どんどんシフトしていくものと考えます。これにより店頭での販売促進の形もデジタルサイネージやスマートフォンを通じて進化していくと考えます。
AIとの連携
最近ではオープンAIのChatGPT、GoogleのBard等、人工知能の話題で持ちきりです。またLINE等がここまで主要なコミュニケーションツールとなったのは、会話形式のやりとりが人間のコミュニケーションに適していたからだと考えられます。現在ではこのチャット形式+人工知能を、デジタルサイネージに表示し、受付や案内情報の目的で利用される動きが活発です。現在は選択肢のタッチ操作が主ですが、今後Alexaのような音声入力なども利用可能になると考えられます。
ARと仮想現実
高機能・高性能化のパートでも述べましたが、今後はAR(拡張現実)やVR(仮想現実)と組み合わせた活用もどんどん進化していくものと考えられます。アパレルショップではすでにバーチャルフィッティング(試着サービス)として利用されている店舗もあり、今後は美容院でのバーチャルスタイリングなども増えていくと考えられます。また「非接触、非対面」でデジタルサイネージが活用されるケースも増えてきました。
省エネルギー化
LEDビジョンやマルチディスプレイなど、画面の大きさに比例して消費電力も増します。デジタルサイネージの省電力化は、今後注目すべき点だと考えます。LG、BORなどパネルメーカー、基盤メーカー、電源メーカー、それぞれの企業努力なしには成し遂げられませんので、業界全体として取り組む課題です。
2022年度のデジタルサイネージの利用傾向
コロナ禍の2022年、デジタルサイネージはどのような使われ方をしたのか。弊社へのお問合せ傾向をもとに振り返ってみました。※当データは、業界平均ではなく、弊社へのお問合せをもとに考察しています。
屋外での活用が増加
屋外への設置件数がトップで全体の半分を占めています。交通機関での情報提供型のサイネージの導入がふえました。
大画面化
会議室のプロジェクターをマルチディスプレイにリプレイスするご依頼が増加しました。 リモート会議や授業が頻繁に行われるようになり、オフィスや教育機関への設置が大幅に増加しました。
入れ替え
大都市部ではほぼ当たり前になったデジタルサイネージですが、老朽化に伴う入れ替えや、徐々に地方都市部への導入も増えてきており、今後数年間は需要の上昇傾向にあると考えます。コロナ騒動で客足が途絶えたり、閉鎖期間を利用した大規模な施設のリニューアルに合わせた大画面の設置など、未来を見据えた設置案件も目立ちました。
イベント利用の減少
小売店や飲食店などの設置件数が半減、イベントも自粛傾向にあったためレンタル設置件数は大幅に減少しました。
デジタルサイネージの事例
この章では実査にデジタルサイネージがどのように使われているかを、事例をご紹介し説明いたします。
屋外用デジタルサイネージ
兵庫県尼崎市のカフェ店舗Ohana様に導入いただいた、スタンドタイプの屋外用デジタルサイネージです。キャスター付きで出し入れが簡単に行なえます。常設のスタンドタイプや壁面設置モデルなど、設置環境に応じたデジタルサイネージがあります。屋外用デジタルサイネージの特徴は高輝度画面、防塵防水、冷却装置を装備していることです。屋外の過酷な環境でも安心して設置、使用することができます。
屋内用デジタルサイネージ
神奈川県の横浜市役所様でご利用いただいている、屋内用のデジタルサイネージです。インフォメーション用のディスプレイとして設置しています。屋内用のデジタルサイネージもスタンドタイプや壁面設置モデルがあります。画面の表面を強化ガラスで保護していて、耐衝撃性を高めた設計となっています。商業施設や公共施設など、様々な場所で活躍しています。
屋外用LEDビジョン
大分県大分市の商業ビル様に設置した屋外用LEDビジョンです。広告主を募り、広告ビジネスを行っています。屋外用のLEDビジョンは人通りの多い繁華街や駅前などで、広範囲に渡って情報配信したい場合に適しています。太陽光に負けない明るさで、日中でも視認性が高いことがメリットです。スタジアムの巨大な電光掲示板もこのLEDビジョンでできています。
屋内用LEDビジョン
東京都内のショールーム様で導入いただいた屋内用LEDビジョンです。展示会やイベント時に関連する動画コンテンツを流し、会場の雰囲気を華やかにします。LEDビジョンは液晶ディスプレイよりも解像度が低いため、ピッチを細かくしてなるべく画面を大きくしてやることがポイントです。大きな画面を作っても、液晶マルチディスプレイのようなベゼルラインができないことが特徴です。
メッシュLEDビジョン
メッシュLEDビジョンはエンターテイメント性に長けたデジタルサイネージです。シースルーのデザインで軽量設計されています。垂れ幕のように吊り下げ設置するのがポピュラーです。一般的なデジタルサイネージとは異なり広告や情報提供には向いていませんが、その場の雰囲気作りや非日常的な空間を仕上げる場合に適しています。設置や撤去は比較的簡単に行えます。
マルチディスプレイ
広島県広島市の地下街、紙屋町シャレオ様に導入いただいた55インチ9面の液晶マルチディスプレイです。大きく目立つディスプレイで広告映像を流します。液晶マルチディスプレイはこのような人通りの多い場所での情報配信に適しています。また、オフィスや会議室などでプロジェクターのかわりに設置されることも増えています。LEDビジョンよりも高解像度な大画面が構築できます。
タッチパネル
福井県の部品メーカー様ショールームに設置したタッチパネルデジタルサイネージです。製品やサービスの説明を行います。タッチパネルは利用者の知りたいことが検索できる、インタラクティブ性を持つことが特徴です。多言語化してインバウンド対策をしたり、商品のカスタマイズ完成イメージを表現できます。不特定多数の人への情報提供ではなく、パーソナルな訴求に適しています。
活用シーン(業種別、場所別)
歯医者・病院
兵庫県川西市のよしの歯科クリニック様では、待合室でのデジタルサイネージをご利用いただいています。病院などの医療関係の施設では利用者が待ち時間を持て余すことが多く、デジタルサイネージで情報を提供することが効果的です。病気の予防方法や治療方法を説明したり、担当医の紹介をすることで利用者の理解度を高めます。また、会計待ちの順番案内をすることもあります。
住宅展示場
埼玉県さいたま市の住宅展示場内で屋外用のデジタルサイネージを導入いただきました。モデルハウスの中に入ってもらうことを目的としたデジタルサイネージです。多数のメーカー、モデルハウスが並ぶ展示場では、他社との差別化を図ることで競争力が上がります。自社広告以外にもファミリー向けイベントでお子様向けのコンテンツを流したり、多様な使い方ができます。
不動産・賃貸
不動産店舗での売買情報や賃貸情報の提供は多くのスペースを割き、たくさんの張り紙で行われていることが多く、その中から希望の情報を見つけることは困難です。ガラス面を利用する店舗もあり、閉塞感を感じることも少なくありません。デジタルサイネージを利用することで情報提供の省スペース化や店舗内を明るく保つことができ、全体的なイメージアップにもつながります。
ホテル・式場
長崎県島原市のホテル南風楼様では式場内に液晶マルチディスプレイを導入いただきました。プロジェクターと異なり、部屋の照明を落とさず使用できると高評価です。結婚式場や葬儀ホールでは控室の案内板として、小型のデジタルサイネージを利用することもあります。毎回手書きや印刷をする必要がなく、業務の効率化につながります。エントランスのウェルカムボードにも適しています。
フィットネスジム
北海道札幌市のダンススクール様に設置したミラー型デジタルサイネージです。フィットネス系の施設では、鏡で自分の姿を見ながらレッスンを受けることが少なくありません。鏡として、デジタルサイネージとしても利用できるミラータイプのデジタルサイネージは、試着室や美容室、化粧室への設置が適しています。目新しさからのサプライズ感も得られて注目度の高い利用ができます。
待合スペース
東京都内のオフィスエントランスでは来客に向けたデジタルサイネージの利用を行っています。エントランスや待合スペースは人が一定時間滞在する場所で、デジタルサイネージの設置に適しています。ウェルカムボードや情報提供として、またその場を明るく華やかに保つ雰囲気作りにも役立ちます。目的を持った来客にピンポイントなコンテンツ配信ができることがメリットです。
オフィス・会議室
大阪府大阪市の味覚糖株式会社様では330インチの液晶マルチディスプレイを採用いただきました。会議やイベントで活躍しています。液晶マルチディスプレイで大画面を作るメリットは、プロジェクターよりも高い効果が得られることです。鮮明な映像や文字を照明を落とすことなく表示できるため、会議での理解度が向上します。また、スポーツ観戦やゲームで使用することもでき、社員のレクリエーションにも活用されます。